親父の親戚が豪雪地帯に集まってるので、自然と雪道でのタブーとか耳にする事が多かったかも。
三菱ジープの頃は、スキーや温泉のため豪雪地帯を何度も走ってました。
直結四駆はタイトコーナリングブレーキング現象が起こるため、FFやFRの車以上に滑るコーナーは慎重さと高い技術を要求されるため、基本FRで走行しました。
今の車のAWDはセンターデフで相殺できるのでニュートラルになりましたね。
燃料への注意は、ディーゼルの場合の軽油は極低温では凍結(実際はゲル状らしい)するので、凍結防止剤を入れるか、現地の軽油(配合されてるアルコール度が高い)を使う事。
深い雪に埋まった車を始動する際は、ガソリンの方がより注意です。
マフラーが雪の外に出ていないと、一酸化炭素が車体の下を回って運転席に入り致命傷事故が起こり易くなります。
ガレージ内で一酸化炭素中毒事故が圧倒的に多いのもディーゼルではなくガソリンですし、ね。
駐車させる際、ワイヤー引きのサイドブレーキの場合は「引かない」のが基本です。
途中に付いた水分が凍結すると、レバーを戻してもブレーキが解除できなくなる事がありますから。
MT車なら1速(又はバック)に入れて、ATならシフトレバーをPに入れる(これがダメな車種もあるようですが)事で回避できるようです。
走行中の灯火類は昼間でも点けるのが鉄則です。
他車へのアピールという意味もありますが、ヘッドライトに雪がへばり付くと急なトンネル他で危険な思いをしますもんね。
降りて雪を掃えない高速道路でビックリした人も多いのでは?
ハロゲンやディスチャージの場合はかなりの熱を持つので自然に雪の付着を防げます…、がLED式の場合は熱を持たないのでフォグランプ等が無い時は「気をつけましょう」(汗。
「急」の付く動作はタブーってのは良く言われるので説明不要ですね~。
意外と大きな事故に繋がるのが、コーナーで滑った時に「ブレーキを踏んでしまう」ケースですね。
怖いので自然にブレーキに足が行きますが、ロックさせると操舵が利かなくなるので余計に大きく滑り大事故になる事が多いとか。
これは現地の親戚にスパルタで叩き込まれたのですが、「滑ったら左足を軽くブレーキに載せ、アクセルを軽く開けてトラクションを掛ける」のだそうです。
実際に練習すると加減が難しいのですが、アンチロックブレーキがあっても外側に持っていかれるのをある程度コントロールできる事が確かにありました。
何が難しいかといえば、滑ってる時に「ブレーキ」に頼らないという「恐怖感」に向かう事。
そして、滑る時は心構えが無い時ですから、どうしても焦ります(汗。
失敗すれば更に滑ってしまいますから練習し、実感できなければ「禁じ手」ですね。
雪道は「オフロード」、どんな車も慎重に慎重を重ねるのが何より「最強」だと私は思うのです...。