最近の車はシートにエアバックや様々な機能が付いてるので、アフターマーケットのシートに交換する人は昔ほど居ないのかもしれません。
過去、3台目のジープJ59に知人から譲り受けたスパイダルコのシートを付けたのですが、元のシートがプアだった事もあり、とても機能的なので大満足した思い出が♪
当時はCCV(クロスカントリービークル)の中でシートを交換する人が結構いました。
中でも別格だったのがトヨタの最上級車達のシートを作っていた荒川車体工業(アラコ)がアフター用にリリースしてたAARシリーズ。
バケットタイプやストリートタイプもあったのですが、秀逸だったのがベーシックタイプでした。
独特の「中折れ構造」は、特に腰痛持ちの人に好評で性能も素晴らしかった。
ブランド志向だとどうしてもレカロやブリッドにはしりがちですが、実物を見ると値段は安く無かったけどジャパニーズデザインの良さも相まって結構威張れたものです(笑。
残念ながら現在は全製品販売終了してますが、乗り味がガサツなCCV系には乗り心地と操安性を劇的に向上させるアイテムでしたねぇ。
そりゃ500万とかする車のシートを作る技術を一般乗用車のシートにフィードバックしろってのはコスト的に無理でしょうが、後からこうしたアイテムでドレスアップできた古き良き時代ってところかな。
今回のXVハイブリッドの後席(何故、叔父がクッションひいてたか判った...硬いのね)で思ったのは、無理すれば上記のような製品で品質改善が望める前席と違い、後部座席はほとんど交換が利かない大切なポイントだって事でした。
買った後からどうこうできない分、納得するまで確かめる重要箇所なんですね(汗。
どうしてもハンドルを握る身だと運転席にしか意識が行かず、後席は広さや乗り降り程度にしか気が回りません。
TVや雑誌のインプレも、基本は運転席だけで後席の乗り心地まで言及してるものは殆ど無い事からも盲点になりやすいですね。
「後ろは荷物しか載せない!」っとか言い切れる人でなければ、やはりチェックしておきたい…。
大変勉強になりました。