マツダの新フラッグシップ、「CX-8」 の情報が解禁になった。
画像を見ると、思ったより 「間延び」 した印象が少ない。
顔つきや内装を見る限り、ホイールベースを伸ばした 「CX-5」 なのだが。
先日の 「CX-3」 試乗時に営業さんから聞いた話だが、「CX-8 は最初は売れるかもしれないが、元々台数が期待できる車種じゃないから」 と大量生産を否定されてました。
その辺り、「存在する事に意義がある」 と理解しての販売なのかもしれない。
3列シートが注目される 「CX-8」 ですが、情報を見る限り注目するのはエンジンでしょうか。
マツダの 「アテンザ」「CX-5」「アクセラ」 に搭載される SKYACTIVE-D2.2 (2.2L クリーンディーゼル)が 「CX-8」 唯一のエンジンになります。
現状でもこのエンジン、ちょっとオーバースペックに感じる(アクセラ22XDで試乗)底力が印象的です。
ある意味、完成された安心感も魅力。
そのエンジンに手が入ったというから驚いた。
2ステージターボを持つこのエンジン、中高回転を受け持つ側のターボを 「可変ジオメトリー・ターボ」 に変更したとの事。
1.5Lのディーゼルで使われた技術を転用したというか、更に性能を底上げしてきたって事でしょうか。
ますます強力になったと考えると、高くて手が出し難いけど魅力的なエンジン度が高まった?
そして燃焼を高速・最適化するために 燃料噴射装置 の改良も加えてきたとの事。
仕組みは良く判りませんが、燃焼時の効率を上げ、騒音を抑えるのだという。
コツコツと改良を加える辺り、さすがは日本を代表する技術者集団と感心するばかり。
世界はEV方向に急速に移行すると言われてますが、現実的な面を見れば課題山積で容易じゃない。
まだまだ内燃機関に頼る期間は伸びると見てる私。
マツダのように、内燃機関の限界に挑戦し続けるようなメーカーを見ると、心から応援したくなってしまうのです。