ジワジワと気温が上がり、先送りにしていたスタッドレスの交換に腰を上げた。
いつもお願いする車屋さんがどうにも連絡が取れず、致し方なく昔馴染みのお店にお願いする事に。
自分が免許取り、社会人になって最初に車を買ったお店です♪
当時の店名は「TAX町田 ランクル40専門店」でした。
その名の通り、ランクルの40系を中心に四駆ブームにのって小さなお店ですが活気に溢れてました。
そんなお店で、3年近く軍資金を貯めながらチャリンコで足繁く通ってるうちに、「ジープが欲しい」となった当方。
グループ店で三菱ジープJ54型を入手し、自動車歴をスタートさせました。
このお店、当時のメカニックは皆独立または転職して現在は電装を得意としていた方が細々と継いでます。
あと、このお店は石原慎太郎が東京都知事時代、「ディーゼルは悪だ!」と黒鉛の入ったペットボトルを振った事件。
「NOx総量削減法」が成立し、ディーゼル車撲滅運動が事実上スタートした時に民間としては珍しく反旗を掲げた拠点でもありました。
「4×4MAGAZINE」や様々な知識者、教授、政治家の後押しを受け、例外を認めなかった法律に「例外措置」の穴を開ける事に成功しました。
その時(まだインターネットも携帯電話も無い時代)、パソコン通信のメールやフォーラムを使って情報を拡散、収集した役の一人が私でした。
神奈川新聞にカラーで半面ドーンと特集されたことも(恥ずかしい…)。
法律に異議がある場合、とても大変な労力を費やして真正面から戦う重要性を学んだ店でもあります。
当時、正攻法でコツコツと戦う中、京都を中心とするランクル愛好家グループが無法行動を繰り返し、「ほらお前らの仲間はこんなに悪い事をしてる」と後ろ指刺され、そのグループの代表T氏を心底呪ったのも、今となっては懐かしい。
納得できない法律は「守らない」のは卑怯者。
ならばしぶしぶでも守るか、全力で真正面から戦うのが「法律」だといつスタンスが刻み込まれた事件でした。
そんな国のディーゼル車の行く末を絶たれそうな大事件の舞台(戦場)となったお店も、今ではコツコツと丁寧にランクル40系を中心にレストアをするだけの、ちょっと見綺麗ではないお店にww
でも、自分の若い頃の思い出がギッシリつまったココは、下手に小奇麗なディーラーより落ち着くのです。
夏タイヤを持ち込み、コンプレッサーで動かす油圧ジャッキで各輪を上げてもらいます。
今回は事前に3千円程度で売ってたトルクスレンチと、リジカラを入れた時にサービスで貰った銅グリスを使いたかったので、タイヤ外しはプロに任せて夏タイヤは自分で装着、締めました。
銅グリスは熱伝導性が高く、締め過ぎてボルトをなめるのを防ぐ効果があると聞いてたので使ってみたかった。
写真を撮る事が出来なかったが、ホイールを外したハブの中心部は錆でボロボロになっていて驚いた。
以前、ハブリングを入れてた時に、今回連絡が取れなかった店で交換しようとして大変な事になってるとは聞いていた。
何れ、ハブの盛大な錆は何とかしないとです。
トルクスレンチは初めての購入。
プロに使い方、リセット方法、使わないときの設定等の基本方法を生で教わることができた♪
締めて最後に「カチっ」と音がして、手のひらに感触が伝わる感じ、なんかイイw
5月だというのに日なたで作業してたら汗だくになってしまった。
今年も夏は猛暑でゼエゼエなのかと考えると、どっと疲れが。
巷はコロナ騒ぎで大変な事に。
懐かしい店員と話をしたいが、飛沫感染その他が怖いから落ち着いたらまたおいでと送り出された。
早く気楽に皆が楽しめる日々、戻ってほしいものです。
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