闇夜の烏の変な世界

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管球アンプのメンテナンス

2020-04-22 19:18:33 | 日記

自宅のオーディオが調子悪い。

時折、右のスピーカーから ボッ!!!   ボッ!!! って大きな音がする。

スピーカーのボイスコイルが飛び出さん勢いの音。

まぁある程度の予測はできてます。

 

我が家はアンプ、プリメインにオール真空管のモノを使っています。

「levy9」という、お世話になってるショップの移転前(相当昔)に販売していたモデルです。

デジタルの類は何も装備してませんが、フォノイコライザー(管球式)が付いてます。
レコードはかなり前に一掃したので、今は使ってませんが。

 

そう、真空管には寿命があります。

突然飛ぶ事もありますが、一般的には気付かないほど緩やかに弱っていきますね。

今回は、沢山積まれてる真空管の何れかが「発振」を起こしたと考えられます。

 

まぁ、かなり前から症状が出始めてたのですが、対処が面倒で最近は電源を入れていなかったのです。

対処方法は 「問題を引き起こしてる真空管を炙り出す」です。

 

理屈は実に単純で、回路は右チャネル用と左チャネル用が必ずあります(モノラルアンプでもね)。

なので、左右の同じ真空管を入れ替え(差し替え)て、症状(発振音)が左スピーカーに移動する球を探します。

出力管から始めて、増幅段、初段、問題無い。

という事は、プリアンプ部の真空管だとう事。

 

一つ一つ、左右を入れ替えると、最後のペアで症状が移動(ビンゴ)しました!

今回の犯人はコレ、NATIONAL(USA) の 「12AU7A」でした。

確か若い頃に、秋葉のラジ会館でバルブチェック済みのを購入したもの。

作りは標準的ですが、最近氾濫してる中国製の球よりはずっと安心感がある(気がする)。

 

うろ覚えですが、確かペアで1,200円程度で買ったものだと思う。

考えてみれば、昔はどの球も今とは比べ物にならないほど安価に手に入ったんですね。

「12AU7A」は大概のステレオアンプに使われるポピュラーな球で、ブランドも酒類も物凄く豊富。

なので、一時期は 数種類のメーカーの球をストックしてた事も。
その中で、一番気に入った(情報量と全体の厚み)ので使ってた球でした。

 

20年近く酷使したのですから、お疲れサマでも仕方ないですね。

 

幸い、今回は互換球を含め2ペアのストックがあったので、ロシア製の「12AU7A」に左右とも差し替えて直りました♪

出力管もロシア製の5881ですが、近年のロシア球、なかなかあなどれない印象です。

相変わらず、装飾(模様とかロゴとか)が派手で安価だけど中国球は品質にバラつきが多いと聞く。

なので、安いキットに入ってるのは大概が中国球みたい。

 

やっと機嫌よく直ったアンプで音出し、やっぱりこの耳障りよく情報量豊かな也が私は好みです。

一時期はソリッドステートの「クレル KMA100MkⅡ」×2台 なんて化け物(しょっちゅうブレーカー飛んだ)も使ってみたけど、やっぱりトランジスタの音色は綺麗だけど肌に合わない。

とりあえず、自分が生きてるうちは調子悪くなっても交換球が手に入ることを願うのみです。



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