WECの LMP1L クラスに参戦中の チーム・バイコレス が今季の仕様を大きく変更するらしい。
既存はCLMのシャーシにAERのエンジンを組み合わせていた。
このエンジンを、日産のVRX30A_EVO として今季を戦うとの事。
VRX30A といえば、2015年に 日産、NISMO、GT-R という 日産系のプレミアムワードを全て付けた FFのハイブリッドマシン3台を送り込んだ際のエンジン部。
結果、1台も完走どころかまともに走れず、下位カテゴリーのマシンに次々とパスされる恥ずかしいシーンが世界中に放送された最低最悪の結果を ル・マン の歴史に刻んだ。
コース脇に寄せられたマシンのボンネット脇から炎を吹き出し消火されるシーンなんざ、アメリカのドラッグマシン(排ガス浄化装置義務化せいや)見てるみたいで情けなくなった。
恐らく、ル・マンの歴史上、日本車でこれだけ恥ずかしい記録は日産のこのマシンだけだろう。
その後、ル・マン(WEC)でのリベンジを宣言した直後、撤退(ケツまくって逃げたわけね)を表明。
結果的に、NISSAN、NISMO、GT-R というワードはドロを被ったままだ。
今回、その時のエンジンをバイコレスが供給を受け、プライベーターで LMP1L クラスに挑む。
確か今季から、LMP2クラスで日産のエンジンが使用禁止になったハズだから、WECに残った最後の日産エンジンって事になる。
今の日産系には 「GT-R」 しか無いと言っても過言じゃない。
日本国内ダケを見れば、それなりの結果を残しているが海外では既に古さが否めない。
ゴーン式でレース活動が縮小傾向となり、そもそもベースになる車両が 「GT-R」 以外無い日産に何を期待するかと問いたい。
それこそ、今は基礎技術の昇華中と言われる スバル や マツダ の将来の方が期待できるような気すらする。
「やっちゃえ日産」 のJARO CM で迷走する日産。
あくまで個人的にではあるが、元日産車オーナーとしても 今の日差に何かを期待するのは難しい。
という事で、エンジンだけでも結果が残せたらいいね、ル・マンという「世界3大レース」の一角で。
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