近隣にある特別支援学校での
夏祭りイベントにて。
盲導犬体験をしました。
滅多にない機会です。
ムスメが、アイマスクを付けて盲導犬に
連れられて、校庭を一周しました。
トレーナーのお兄さんが、盲導犬に英語で指示を出しています。
途中、わずかですが段差があり、
草履履きのムスメは思いっきり突っかかっていました。
見えないのが怖いのか、腰が引けてます(笑)
わたしも、体験してみました。
様子が把握できているはずの校庭を、目隠しして回るのは
怖かったです!
盲導犬という、状況を判断してくれるガイドがいて、
できるだけ寄り添って歩くため
盲導犬の身体の動きをたよりにする感覚。
それでも、瞬間瞬間の周囲の状況はまったく分かりません。
訓練のお兄さんのかけ声。
「Right, quick.」
で右に小回りで方向転換。
なすがままに、連れて行かれます。
結局、体験が終わって、訓練士のお兄さんから
校庭をどのように回ったか説明を伺っても、
さっぱりイメージできませんでした。
***
これで、盲導犬もなく、白杖をたよりに歩く
視覚障害を持つ方々の外出を想像すると…ぞーっとしました。
多分、恐怖の連続ではないかと思います。
白杖で、点字ブロックを拾って歩いたり
道路や歩道の境界を拾ったり
交差点ではどうするのでしょう?
駅のホームや階段はもっと怖いでしょう。
という本を読んだのですが、
視覚障害を持つ方のうち、ホームの転落経験を持たれる方は、
かなりの割合に上るのだそうです。
***
盲導犬の話に戻ります。
今日来た盲導犬は、2頭いました。
3歳のコと、もう少し上のコ。
この2頭は、「デモンストレーター」と印刷された服を
着ていました。
日本盲導犬協会から派遣されてきた模様です。
いただいたパンフレットから抜粋すると
盲導犬を待つ人: 7800人
日本で活躍する盲導犬の数: およそ1000頭
だそうです。
ちなみに、町で盲導犬を見かけても、彼らはお仕事中なので
決して、話しかけたり、触ったりしないでください
とのことです。