草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

PTA小説『七人の敵がいる』加納朋子:著

2010年08月27日 | PTA本
PTA(問題をネットで話し合っている)仲間から
こんな本があるよー!と聞いたので
図書館から借りてみました♪

予約したら大人気で、45人待ちでした。


  『七人の敵がいる
  著:加納朋子
  集英社、2010年6月

  ※ 書名のリンク先から、第一章がお試しで読めます♪


いやぁ~!おもしろかったぁ~!!
エピローグが秀逸です。
希望が湧いてきます。

読後が、実にさわやかで、パワーが湧いてきます。


エンタテイメント小説の形をとりながらも、
しっかりとPTAの仕組みや
日本の妻が取り込まれてゆく社会の仕組みが
実にリアルに描写されていて、味わい深いと思います。

もちろん、女性社会(団体)特有のしがらみも
ばっちり描写されています。

竹を割ったような性格の主人公、
そこいら辺を斬った張ったとしてくれて痛快です。
もちろん敵も作ります(笑)。


  わたし、女の世界というのに疎いので
  勉強になりましたし
  PTAで怪我する前に、この本読んでいれば・・・なんて
  思いました。


そして主人公の人柄が、切れ者なんだけど、どこか抜けていて
人間くささと強さを併せ持つところに、
わたしは惹かれました。


兼業主婦、専業主婦、小学校入学前のお子さんをお持ちの方、
男性にも読んでいただきたい小説です。
作風は人間愛に貫かれています。


      



これは、川端裕人さんの『PTA進化論』『PTA再活用論』

加納さんバージョンかな、と、わたしには思えます。


そう、しっかりと、

今日のPTA問題を提起なさっていらっしゃる。

そして問題を提起するだけでなく・・・!ということで。
お楽しみは、本を手にとって下さいませ。


      



・・・蛇足ですが・・・


この記事に直接飛んでいらした方、もしよろしかったら

ネット署名『PTAの入退会自由に関する要望書』

行っておりますので、どうぞ覗いて行ってくださいませ。