昨年度、自校PTAは学校の周年行事に協力しました。
その時のエピソードです。
わたしはおととし本部役員をした関係で、
最初から周年行事の手伝い要員にカウントされていました。
立場としては、実行委員とほんとうのお手伝いとの
中間管理職的なものです。
実行委員の手で、係決めや手伝い等のシフトが組まれ、
私は駅周辺での案内係をおおせつけられました。
そのチームリーダー役です。
PTA室で、机上のシミュレーションにより
最寄駅の改札口3か所に立ってね、と指示が下りました。
けれど、改札口の一つは地下にあり、これは駅構内です。
…当然、電鉄会社から使用許可を取らねばなりません。
というわけで、電鉄会社の本社の電話番号を調べ、
自校PTAと自分の名を名乗って、電話しました。
本社の人曰く
「現場で判断させます、話は通しておきますから」
と、最寄駅の電話番号を教えてくれました。
わたしは素直にお礼を言い、最寄駅に電話しました。
最寄駅の人曰く
「そこは駅構内ですね。
本社に許可を取らなければなりません」
はあ??
わたし、本社に電話して案内されて、いま電話してるんですけど???
「ですから、 本社に許可を取らなければなりません」
ですから、、本社から連絡行ってませんか?
「本社から連絡は来てます。
駅としては判断できません。本社の許可が必要です」
よくわからない押し問答の末、
最寄駅担当者から引き出せた回答は
「〇〇法 により、現場では判断できません。
(あなた方PTAでしょ?)
赤い羽根の募金とか、そういう公共性の高いものでない限り、本社の許可を取るのは…」
あ~~、そうですか。そういうことですか。
やっと意味がわかりました。
所詮、PTAは任意団体ですものね。
法にのっとり手続するのは、きっとお手間なのね。
PTAの社会的な立ち位置は、そんなものね。
納得。
「では、構内でない、こことここでご案内に立つのは
よろしいでしょうか?」
と確認して、許可を得て事なきを得ました。
…でも、よく考えると、最初の本社の人が、
「PTAには構内使用許可はできません」
と、言ってくれればよかったのに。それですっきりなのに。
陰険なたらい回しに遭っちゃったわ。
ちょっぴり悔しいけれど、
PTAを名乗る人物の質が、電鉄会社の人から見れば
どんなふうに思われているかもわかっちゃったわ。
PTAはPTA自身が思っているほど評価されていないっつーか、自己過大評価でしかないんですよ。
との書き込みがあるのですが、これって、それの裏付けに当たりそう。
それはそれとして、
当日、ご案内自体はつつがなく終わったのでした。