地域の元気さ大切にしたい
私達の地域に小学生が来年2名になる、という令和(R)元年度。地域の子供会より「子供会を解散したい」とお母さん方から自治会に申し出があった。まだコロナ感染症はニュ-スで取り上げられていなかったように記憶している。R2年1月になると大きく横浜港へのダイヤモンド.プリンセス号にはこの感染症に罹患した客がいるとニュ-スになった。
昭和(S)30年(1955年)頃に90戸程度の私達の地域(町)に初の40戸程度の団地ができた。小学校の生徒がこの団地からも多かった。S39年頃小学校が合併されて無くなりそうだからと説明があり、子供がいなくなれば地域は元気を失うと、近くの山を切り開くことに地域は同意した。100戸を超える数の団地ができた。ところがこの団地は隣町に近く、住人からの希望で地域の希望は通らなかった。しかし小学校の近くが開かれて団地ができ2024年の現在も小学校は続いている。
私達の地域にはさらに3つの団地ができている。中の2つの団地は地域希望の小学校生である。さて地域の子供の数と地域の元気さには関係がありそうに感じられる。理由は住人の高齢化による弱力化。高齢者の二人住まいや一人住まいでは若い時と比べて一家庭(一戸)とは言えなくなってきたため、地域行事を削減しようとの提案が家庭から出てくる。高齢者の同居家族がいれば、若い夫婦には子供ができて地域の「子供会」も後継される。小学校生徒数にも繋がるだろう。
住人はどんなことに注力して毎日を過ごせば地域の活力は継続されるだろうか。戦後間もなくにできた団地は、今では多く後期高齢者だけが生活されている。このように高齢者だけが生活される家庭を作らないように、親は子の若い頃に希望を伝え希望の環境となるように努めることが必要そうだ。日本の相続制度を国や県市町村が「遺言相続と法定相続」の2種類がある、と大きい声で発言することは先ず大切に思われる。私は70才を超えているが、40才頃には子供を育てながら企業内では競争を意識しながら過ごしていた。その頃には、法定相続の内容が通常だと考えていた。しかしその内容は親のみを故郷に残して住まわせる結果となり、親が他界すると空き家が残る現在の状況を作っている。
だから親は子供を選択し、その子供に「お前が家を繋いでくれ。」と伝える。そして親が考える内容の遺言書を書き残す。このようにする事が次に大切だろうと思う。このようなことを目先の大切な対策だと考えるのですが、如何でしょうか。