2016.10.02写す
憲法改正の議論が進められている。今回の参議院議員選挙でテーマの一つとなった。自衛隊は違憲だが、合憲とされている。すなおに合憲と読める憲法へと改正しよう、動機の一つだ。
広島現代美術館で特別展「1945年±5年」(戦争と復興:激動の時代に美術家は何を描いたのか)が10月10日まで催ほされている。「比治山へ登りたい」と、埼玉県から故郷広島に一時戻った知人が言う。この特別展と出会うきっかけとなる。
さて、展示画の特徴は終戦の年に向かって「暗さ」を増し、過ぎて離れるほど「画家の自由さと明るい色合い」が増している。勝つために兵は命を、女たちは食料やおしゃれそして自由を、「兵の頑張り」と比較されて失ってゆく。戦後生まれの私は、田舎の橋の金属製安全柵がちぎり取られた傷痕を見た時、それが「金属として供出された」と父から聞いた。
この特別展を見る機会を得て、改めて現憲法の「戦争放棄」の心を思い起こすことができた。漫画家水木しげるさんの画もあった。やはりこの時期、暗い。