G7広島サミット効果を期待したい
令和5年8月6日、今年も原爆被災者を追悼する慰霊式が平和公園で開催された。黙祷の後広島市長による平和宣言を発表。原爆投下の日より78年が経過したとあった。
平和宣言では、「被爆の実相」を知る努力をしていただきたい。当時8歳の被爆者は訴えていますと。今年5月のG7広島サミットでは各国首脳の、平和記念資料館視察や被爆者との対話を経て記帳された芳名録は、被爆者の願いが首脳の心に届いている証になると思うと。また湯崎知事は「現実としてウクライナの状況」は、ロシアが核兵器を持っているから侵略を止められない。「安定・不安定パラドックス」として核抑止論から予想されてきたこと。さらに万が一核抑止が破綻した場合、核抑止論者のあなたは、全人類の命、場合によっては地球上のすべての生命に対し、責任を負えるのですかと。
グテレス国際連合事務総長は「新たな平和への課題」という政策ブリーフを発表し、軍縮をその中心に据えたのですとメッセージしました。日本の皆さまと協力できることを期待していますと。
国際連合の常任理事国は拒否権を持ち自国の発言力低下に敏感なため事務総長の発表にまた県知事の、核抑止論は行着く地球上すべての生命に責任負えますかとの質問にも動じないでしょう。でも今年の場合は、多くの首脳が「被爆の実相」を自分の目で見る機会がありました。私は何らかの変化を国際連合の常任理事国制に期待したいと思います。