今年の桜はここ数日が見ごろという。錦帯橋の桜がテレビでも映されていた。
4月8日は小雨交じりの曇り。こんな天気だが、桜は見栄えがするだろう。が、出かけるきっかけをつかめないでいる。庭で「チチ」と鳥の声がした。庭に近づき鳥のいた梅の木を見る。そして気付いた。花大の実がある。じっとよく見るとたくさんある。
華やかな方に気をひかれてしまい、梅から桜へと意識は移っていた。「今の開花率はどの程度だろう」「今年はどこに見に行こうか」「どの辺りにシートを広げようか」などと。
私の孫は今年小学校に入学した。保育園に5年間お世話になったことになる。両親はともに仕事をしながらの子育てのため、いつも「慌ただしい」の印象だった。ちょくちょくの病気、発表会・運動会、二人目の子供の出産など、いつもイベント。
その子が小学1年生になる。1年1年の繰り返しが今日の日に繋がっている。梅も収穫できる大きさになるには、目立たない時期を過ごす。イベントのかげで見えにくかったが、孫もピカピカの1年生。梅も孫もそれぞれ「これからも元気で大きくなれ」と願う。