信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

平成27年度 農村集落活性化支援事業の視察研修1日目

2016年02月04日 | 私の活動報告

△ 岐阜県下呂市小坂町の「ひめしゃがの湯」で地元の食材を多く使った「鉱泉料理」を頂戴しました。

 4日(木)午前7時に山清路を出発して、岐阜県方面に視察研修に向かいました。生坂農業未来創りプロジェクト会議まち対策部会とひと対策部会、やまなみ荘の皆さんにお声がけし、私を含め26名の皆さんに参加していただきました。
 最初に岐阜県下呂市小坂町の「NPO法人飛騨小坂200滝」の活動について説明をしていただき研修をしました。「NPO法人飛騨小坂200滝」は、日本一滝の多い町という地域資源を活かしたまちづくりを目的として、平成18年に設立され、「小坂スタイル」というツアースタイルを提唱し、下呂市全体の地域活性化に寄与していました。


△ 岐阜県下呂市小坂町でお忙しい中、歓迎のご挨拶をいただきました下呂市小坂振興事務所 土川所長さん、「NPO法人飛騨小坂200滝」の活動について説明をしていただきました桂川理事長さん、小坂町商工会が指定管理を受けている状況等について説明していただきました小林事務局長さん、全般的にご対応いただきました小坂地域振興課倉田課長さんにお礼を申し上げました。

 小坂町は、飛騨御嶽山、数多くの滝、3つの温泉地の3大資源で地域おこしをされていて、御嶽山の5万4千年前の大噴火により、約16kmに渡る溶岩流の痕跡で数多くの滝ができたとのことでした。小坂の滝めぐりは14のガイドコースがあり、30名ほどのガイドで対応されていましたし、「溶岩台地に広がる森でのんびり野点」や「かんじきを作って、神秘的な冬の滝めぐり」などの体験ツワーも行っており、「今だけ、ここだけ、あなただけ」をコンセプトに年間50.000人前後のお客さんの対応をされていました。
 小坂町は平成の合併時に約4,000人の人口が、今は約3,200人になってしまいましたが、小坂地域の素晴らしい自然資源を活かし親しみと誇りを持ち、地域全体が自然と共生しながら、多くの自発的な地域づくりをされていて感銘しました。やはり、我々の地域は地域みんなで盛り上げていかなければなりませんし、先頭に立つリーダーが重要だと感じました。

▽ そして昼食は、小坂町商工会が4つの指定管理を受けている施設の一つ「ひめしゃがの湯」で、炭酸源泉を飲んだ後、地元の食材を多く使った「鉱泉料理」を頂戴しました。中でも「鉱泉湯どうふ」はとても美味しく胃腸に良いという感じがしました。




 お忙しい中、歓迎のご挨拶をいただきました土川所長さん、視察の対応をしていただきました桂川理事長さんをはじめ小坂町の皆さんに感謝申し上げます。

▽ 次に、加茂郡東白川村の「道の駅 茶の湯東白川」に伺いました。村長さんは東京へ出張とのことで、松岡参事さんから歓迎のご挨拶をいただき、樋口産業振興課長さんにもご対応いただき、道の駅を経営されている「有限会社 新世紀工房」の村雲社長さんから説明をしていただき、誠にありがとうございました。


 東白川村は、農家の8割が茶農家であり、お茶の再生加工販売の6次産業化を進められ、持続性のある農業生産基盤を目指しておりました。
 「有限会社 新世紀工房」の3本の柱としては、特産のお茶の「再生加工販売」、製造直売店である「道の駅 茶の湯東白川の管理運営」、農業を支援する「農業環境サポート事業」に取り組んでおりました。




△「道の駅 茶の湯東白川」は、食で広げる雇用と定住を目標に「産して地で食してこそ味わえる山里の味覚であり価値」として、わざわざ来ていただける道の駅の運営をされていました。それには、無添加・無農薬の有機栽培、はぜ干し自然米「ほたるの物語」など、「食の安心、美味しさを極める」の通りの運営をされていて素晴らしいと感じました。
 村雲社長さんは、役場に30年勤務され48歳の時に、有限会社 新世紀工房の設立とともに社長さんになられて、幾多のご苦労の末、現在に至っているとのことでして、道の駅の運営も人材が重要であると感じました。


△ 予定より遅く着きました、中津川市指定管理者(株)ひるかわ企画の経営する「紅岩山荘」を翌朝撮影しました。食事は美味しく頂戴しましたが、施設の老朽化が顕著に感じられ、村営の時の様に改修等が行えないのかと感じました。

 朝早く出発しての視察研修でしたが、予定より時間を費やししっかりと研修をしていただきありがとうございました。また、対応していただきました視察先の皆さんには、分かりやすく勉強になります説明等をしていただき御礼を申し上げます。