信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂村令和6年二十歳の集い&宇留賀上空からの風景

2024年01月03日 | 生坂村の催し
 1月3日(水)は雲が広がってスッキリしない空になり、天気は下り坂で夕方にはポツッと雨が降りました。

 午後1時よりやまなみ荘大ホールで生坂村令和6年「二十歳の集い」を挙行しました。男性7名女性8名計15名の二十歳が対象で、13名の出席と1名がWebで参加していただき、女性は華やかな振り袖姿と、男性はスーツ姿や袴姿に身を包み晴れやかな式となりました。

 式典には、二十歳の皆さんの両親や恩師、公民館長、議員各位、分館長各位、区長会長、農業委員会長、民生児童委員会長、農業公社理事長、社会福祉協議会長、代表監査委員、教育委員、松下駐在など関係各位のご臨席を賜り、厳粛の内に盛大に行われました。

  高野公民館長の開式のことばで始まり、式典の最初に出席者全員で、生坂村讃歌「山紫に空は澄み」を斉唱しました。

▽ 私からは、昨今気候変動により全国各地で自然災害が激甚化・頻発化している状況下において、先月国連の気候変動会議(COP28)では、2030年までに対策を加速し「化石燃料から脱却する」ことを盛り込んだ合意文書が採択されました。
 当村では、一昨年6月16日に「生坂村ゼロカーボンシティ宣言」をしまして、昨年は、脱炭素ロードマップを策定するとともに、環境省に「脱炭素先行地域づくり事業」を申請し、4月28日には脱炭素先行地域に選定されました。

 当村が当事業を遂行することは、ゼロカーボンに向けて積極的に取り組むことであり、それによって生坂村の経済を活性化させるとともに、再生可能エネルギーの積極的な導入により、産業と雇用を創出し、村民の皆さんの生活と地域のレジリエンスが向上することに結び付くと考えております。
 そして、生坂村で安全・安心な住みよい環境を確保して、将来にわたって持続可能な生坂村を構築していくために、小さな村の大きな挑戦となる一世一代の大事業の時代に、皆さんは、二十歳という人生の節目を迎え、社会の一人前の大人として、今日まさに船出をしようとしております。

 これからの道のりは、人生の喜びや楽しみとともに、悩みや苦労も多いことだろうと思います。しかし、だからこそ皆さんの「若さ」で乗り越えていただきたいと願う次第でございます。
そして皆さんには、郷土生坂村と、将来も生き生きとした関わりを持っていただきますようお願いいたします。

 唱歌「故郷」の歌詞の三番には、「志を果たして いつの日にか帰らん 山は青き故郷 水は清き故郷」とあります。
 しかし現在、著しい人口減少に直面している日本の多くの地方、「故郷」は、「志を果たして いつの日にか帰らん」ではなく、志を果たすためにこそ、故郷に暮らそうという若者を、そして、志を故郷で果たし「故郷で錦を飾る」若者を必要としております。
 生坂村でも、そんな若者が一人でも多く住んでいただきたいと願っております。

 また、生坂村讃歌にも歌われております豊かな自然・歴史・伝統文化を持つ生坂村は、皆さんのご家族をはじめ、多くの先人たちが立派に築かれて来られました。
 この生坂村に誇りと愛着を持ち続けていただき、今まで皆さんを育んできた郷土生坂村を、これからは皆さんが育み、伸ばしていく大きな役割を果たしていただきたいとお願いする次第でございます。
 結びに、今日の門出を重ねて心から祝福し、二十歳の皆さんのお一人おひとりの前途に幸多かれとお祈りいたしますとともに、どうぞ、皆さんがそれぞれ秘めている無限の可能性を信じて、自分の夢や希望に向かって、晴れやかに一歩を踏み出していただきますよう念願するなどのお祝いの言葉を申し上げました。

▽ 新成人代表の藤原さんに、ガラス器などの記念品を贈ります目録を朗読して渡しました。

▽ 太田議会議長より、若いときは様々な場所を飛び回り見聞を広げ友人などと語らい、思い出を作ることができる、そんな時間だと思いますが、新型コロナウイルスの影響によりここ数年間の日常は大きく変わってしまいました。
 これまで当たり前のように出来たことが出来なくなり、皆さんも制約のある環境で、これからの人生について考え、学業や仕事をしてきたと思います。

 昨年5月のコロナ5類移行に伴い、徐々に元通りの生活ができるようになってきています。これからしっかりと見聞を広げていただき仲間と若いからこそ出来ることを思いっきりやっていただければと思います。
 皆さんにはその権利があります。そして皆さんの生涯にわたる絆を作っていく時間としていただきたいと思います

 人の言葉ではありますが、私から助言として、次の言葉を贈ります。
 「ただ年齢を重ねるだけで大人になるとは限らない。自分のことばかり考えず、他人との違いを受け入れて相手を思いやり、子供のような心を忘れないこと。それは・・・正直であること。・素直であること。・夢中になること。これを・・何も考えずにできるのが子供で、自然に振る舞うことが出来れば素敵な大人になる。」
 私はだいぶ歳を重ねてから、この言葉を聞きました。
 そして胸に落ちる物がありました。もしよろしければ頭の片隅に覚えておいていただけたら幸いです。

 自ら考え、工夫をすれば生きていくこと、夢を実現するための努力をすることができます。どうかこれからの未来、自分が何をしてみたいかを考えてみてください。20代のうちは多少の失敗をしてもやり直しがききます。やりたいことが見つかっている人も、これから見つける人も目の前のことに集中して新しいことにチャレンジしてみてください。
 私たち議会は行政と共に全力で皆さんを応援し、皆さんが自身の夢や希望に向かって大きく羽ばたき、将来この生坂村を支え、盛り上げていただけることを願うなどのお祝いの言葉を述べられました。

▽ 答辞をされた平林くんからは、私たちの中には既に職に就いた者もいれば、学業を続けている者もいます。置かれた状況に違いはありますが、一人一人が自分の行動に責任を持ち、社会の一員として常に向上心を持って前進していく覚悟でおります。

 私は現在、生坂村から離れ、県外で生活をしています。様々な刺激を受け、少しずつではありますが自分の成長を感じています。その成長は生坂村の環境で育まれた人間性などを含めた基礎があったからこそだと思います。
 県外に出て改めて「生坂村」が私にとって大きな存在であることを実感しました。
 私たちを育ててくれたこの村に、何か少しでも恩を返し、貢献できるよう努力したいと思います。

 最後になりましたが、小中学校の先生方、地域の皆様、そして20年間誰よりも近くで私たちを支え、育ててくださった両親、家族に心より感謝申し上げます。
 二十歳を迎えたとはいえ、まだまだ未熟な私たちに、今後より一層のご指導をよろしくお願いいたしますなどと挨拶されました。

▽ 上條教育長の閉会のことばで式典は終了しました。

▽ コロナ禍前の様に祝賀会の準備の間に、記念撮影を行いました。例年頼んでいる写真屋さんですから、着物を整えたり笑顔になるよう話されてシャッターを押していました。


▽ 祝賀会は高野公民館長の開会のことばで始まり、私の乾杯の発声で祝賀会に入り、お互いに近況や小・中学校時代の話などをし、スマホで撮影したり、校長先生や恩師とも懐かしい話で盛り上がっていました。



▽ 祝賀会では、スライドで懐かしい写真を見て、大きな声で笑ったりして、小・中学校時代の話が弾んでいました。



▽ 続いて、小・中学校時代の担任の先生と校長先生から、教え子達との思い出や大人なるためのエールなど激励の言葉をいただきました。






▽ 最後に二十歳の皆さんから近況と今後の目標などを言っていただきました。


 二十歳の皆さんから近況や今後の目標などをお聞きし、しっかりした考えを持っていて頼もしく感じましたが、引き続き郷土生坂村に関心を持ち続けていただきますよう願っております。



 ▽ 太田議長の発声で、二十歳の皆さんの前途を祝し、生坂村の発展を願って、一本で締めていただき祝賀会が閉会しました。


 多くのご来賓の皆様をはじめ、小・中学校時代の校長先生、担任の先生、ご家族の皆様にご臨席を賜り、ご光彩を添えていただきましたことに感謝を申し上げます。そして、二十歳の皆さん、ご健勝にて益々のご活躍をご祈念申し上げます。

△▽ 毎朝恒例の撮影は、朝霧が残っていて朝日が薄雲から差してきた宇留賀上空からの風景を撮影しました。
宇留賀上空からの風景



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