2月6日(火)は雲が多くも時々日が差して、前日に積もった雪が少し溶けました。
午前9時からの新年度予算査定は、健康福祉課関係の民生費の社会福祉費(社会福祉総務費・老人福祉費・災害救助費・国民健康保険事務費)などの査定を行いました。
長野県の子ども医療費助成の拡充、新たな住民税均等割非課税世帯等への給付(低所得者支援)などの新規事業、村単福祉医療費、障害者自立支援サービス費、いくさか敬老の日、有償運送サービス事業等の社会福祉協議会への委託事業などの説明を受け協議しました。
次に住民課関係の査定を行い、村税 村民税(個人・法人)、固定資産税、軽自動車税、村たばこ税の歳入の説明を受け、歳出では、総務費 徴税費(税務総務費・賦課徴収費)などの査定を行いました。
定額減税、航空写真データセットアップ、森林環境税収納対応等の新規事項と、コンビニ収納取り扱い手数料、電算委託料、印刷製本費などの説明を受け協議をしました。
次に、戸籍住民基本台帳費 (戸籍住民基本台帳費)、社会福祉費(国民年金事務費・人権擁護費・後期高齢者医療事務費)、民生費 児童福祉費(児童手当費、衛生費 保健衛生費 (診療所費・環境衛生費)、清掃費(清掃総務費)、後期高齢者医療特別会計を行いました。
戸籍システムベンダークラウド移行、戸籍システム標準化対応費、10月からの児童手当の拡充予定の新規事項と、後期高齢者医療、歯科診療所費、リサイクル収集処理委託料などの説明を受け協議をしました。
午後2時からは、安曇野松筑広域環境施設組合理事者会と2時30分からは2月定例会が開催されました。
議案第1号 令和6年度安曇野松筑広域環境施設組合一般会計予算、議案第2号 安曇野松筑広域環境施設組合監査委員の選任について提出し、原案通り議決されました。
午後6時からは、第2回脱炭素事業に関する村民説明会を大日向区で開催しました。
出席者は説明者 村長、副村長、総務課長、村づくり推進室長 西村主事、地区担当職員、小峯社長、平林専務、斎藤代表であり、参加者は区長他12名の区民の皆さんと島議員の出席で行われました。
私の挨拶で始まり、自己紹介の後、村づくり推進室長から、脱炭素事業に関する説明会資料により、令和6年度の脱炭素事業の実施体制、 村が計画を予定する事業で省エネ機器の導入補助事業、木質バイオマスストーブの導入補助事業、古民家脱炭素リノベーション事業、村営住宅ZEHの建設、公用車・村営バスEV化・EV充電設置、自営線マイクログリット、小水力発電、効果促進事業について説明を行いました。また、いくさかてらすが計画を予定する脱炭素事業で、敷地内の太陽光パネル、野立ての太陽光パネル、いくさかてらすの電気に関することについて説明させていただきました。
主な意見と質問等の概要については、
・大日向地区で野立ての太陽光パネル候補地が上がっているかとの質問に対して、調整会議の結果により、候補地を上げていただき、その個所について現在調査している。日照条件、地すべり区域等の個所を考慮して選定し、今後役員や区民に示し調整していく。また民家や敷地へ設置する太陽光パネルの発電量と使用する電力量により野立てに設置する面積を決めていくと説明しました。
・野立てへの太陽光パネル設置個所は第1回の説明会で一ノ瀬さんが言った高津屋への村道周辺の個所の条件が良いと思うと意見があり、その個所については現在調査していると説明しました。
・自宅の家等に設置できない場合はどうすればいいかとの質問に対して、家から30m以内の場所で敷地内であれば設置可能で、そういう場合は申し出ていただけば調査に伺うと回答しました。
・複数の人の共同設置ができないかとの質問に対して、野立てで設置する箇所については、(株)いくさかてらすで土地の所有者から購入して、太陽光パネルを設置する様に計画していると説明しました。
・能登半島地震では多くの家が倒壊した。太陽光パネルを設置する場合は耐震診断の調査等を行うのかとの質問について、太陽光パネルを設置する家は耐震基準に適合した家を考えていると説明しました。
・(株)いくさかてらすの契約条件の明確化はどうしていくのかとの質問に対して、太陽光パネルの設置も、電力の売電についても契約を交わし行っていくと説明しました。
・家に設置した太陽光パネルはその家で使っていいのかとの質問に対して、設置した太陽光パネルが発電した電気はその家で使っていただき、(株)いくさかてらすに電気料を払っていただくようになると説明しました。
・今朝2時間以上停電した。停電した場合設置した蓄電池は使えるかとの質問に対して、家や敷地内に設置した蓄電池はその家で使うことができる。太陽光パネルを設置しない家庭でもいくさかてらすと売電契約をすれば蓄電池を設置することができると説明しました。
・野立てで太陽光パネルを設置する際に電力会社の高圧線の下は設置できるかとの質問に対して、高圧線を所有する電力会社との調整となる。高圧線下の地役権等の設定状況により対応することになると説明しました。
・太陽光パネルが故障した場合の対応について質問があり、現在の太陽光パネルは技術が上がっており故障も少なくなっている。これから設置する太陽光パネルは品質の良いものを計画している。もし故障した場合は(株)いくさかてらすが対応していくと説明しました。
・民家の断熱はどうしていくかとの質問に対して、令和7年度から断熱改修についても補助金を交付する様に調整していると説明しました。
・EV自動車の補助についてはどうなっているかとの質問に対して、国の経済産業省でEV自動車については購入する際に補助金を交付している。例えば日産のリーフを購入する際の補助金は85万円位になると説明しました。
・太陽光パネルの設置工事はいつごろから始まるのかとの質問に対して、議決後早い段階で行っていく。6月の電気料の設定を行いその後に進めていくと説明しました。
・私の家はオール電化なので昨年から電気料金が高騰し生活に影響しているので早めに行って欲しいと意見がありました。
・一村民としてリサイクルについての省エネも課題にしてほしいとの意見に対して、宇留賀の説明会でも省エネを啓発して欲しいと意見があり、3R、エコバック、生ごみ処理器の補助等の省エネについて啓発していくと説明しました。
最後に私から、お疲れのところ皆さんから忌憚のないご意見を頂戴いたしましてありがとうございました。これから令和6年この4月からしっかりとした事業で動き出すわけです。脱炭素に向けては、世界で、日本で、長野県で、生坂村で行っていかなければならない重要な課題でございます。
その他にこの事業は森林整備の関係も考えております。なかなか森林整備は難しい状況でして、採算性を考えると、株式会社いくさかてらすで、行えるかというところも今研究をしております。皆さんは4月から1年間に1,000円の森林環境譲与税を徴収されます。それが生坂村に沢山くればいいのですが、人工林の面積が少ないものですから、生坂村は3年位前下から長野県内で2番目でした。
今後森林経営計画も立てなければなりませんし、森林を再生していかなければならないので、この事業で検討して進めていきたいと思います。
この取組も併せて村の活性化に繋げていければ、雇用の創出になったり、相乗効果で人口減少・少子高齢化をどうにか抑制していきながら活性化に向けていきたいと思います。
また何かありましたら窓口を2つ持っています。村づくり推進室とヒッタイショの方で事務局をやっていますので何なりと聞いていただきたいと思いますなどと御礼の言葉を申し上げました。
上生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、前日の大雪で一面銀世界になった上生坂上空からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、保育園で身体測定(未)・ソーシャルスキルトレーニング、小学校でセレクト給食、2班の皆さんの元気塾などが行われました。