7月25日(木)午後1時30分から、生坂村出身の平林太一選手が、パリ2024パラリンピックのブラインドフットボールに出場される報告に、お父さんと松本山雅BFCの丸山さんと一緒に来庁されました。
平林太一選手は、生坂村で生まれ小学校2年生まで暮らしていました。私はその頃村長になっていましたので、盲目でした太一君が気になっていまして、小学校に入学する時には生坂村として初めて副学籍制度を導入しました。
この制度は、特別支援学校の小・中学部に在籍する児童・生徒が居住する地域の小・中学校(通常学級)に副次的な籍(副籍)をもち、交流を通じて、居住する地域とのつながりを維持・継続するための制度です。
藤澤総務課長の進行で、出席者の紹介、ブラインドフットボールの競技概要を説明後に、平林太一選手から自己紹介と抱負を述べていただきました。
太一君は、日本代表になるという小さい頃からの夢は叶えられたので、出場できるパリ大会はみんなで力を合わせてメダルを取りたい。支えていただいている皆さんの思いを背負い、全力でプレーして、点を取ってチームに貢献し、メダルの取りたいなどとしっかりした口調で話され、プレッシャーがあるなかでも日本代表としての自覚を持たれ、頼もしさを感じました。
私からは、保育園の頃を少し覚えていますが、すっかり立派になって、パリパラリンピックのブラインドフットボールに出場することにお祝いを申し上げ、生坂村出身者が世界大会に出場することは初めてで名誉なことですし、練習は大変ですが生坂村のみんなもとても応援していますから、練習の成果を発揮して、メダル獲得の報告をお待ちしていますなどの激励の言葉を申し上げました。
そして、「美味しい物でも食べてください」と言って、村からの激励金をお渡ししました。
次に、生坂サッカースクールの児童、保育園年長組の園児、小学校の児童、中学校の生徒、太一君の同級生、いくスポ参加者の皆さん、それぞれの応援メッセージのビデオを聞いていただきました。
太一君は笑ったり、照れくさそうだったり、ニコニコととても嬉しそうに聞いていました。
その後みんなで、ブラインドフットボールの試合内容、パリパラリンピックの日本チームの放映時間、相手チームとの対戦成績や相性、PVを見ながら生坂村からしっかり応援すること、いくスポで体験したブラインドサッカーの難しさ、チームワークの作り方、学校の勉強や余暇の過ごし方、好きな食べ物など色々なお話をさせていただきました。
最後に皆で記念撮影をして終了しました。平林太一選手には練習などで大変お忙しい中、生坂村までお越しいただきありがとうございました。報告に来ていただく時には、太一君好物のかあさん家のおからドーナツをご用意しておきますので、是非とも生坂村にメダルを持って帰ってくるために頑張ってください。