10月31日(火)は晴れて穏やかな天気で朝晩は肌寒くても、昼間は日なたではまだ少し暑さを感じました。
午後10時30分からの長野県町村会政務調査会第3回建設部会が長野県自治会館で行われました。
▽ 私が建設部会長として、当建設部会の町村長の皆さんをはじめ、多くの皆さんが道路・河川・治水砂防等の要望活動にご協力いただいたことによりまして、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」が順調に進められ、また、当5か年加速化対策後におきましても、改正国土強靱化基本法が成立されたなど、要望活動の成果が現れていると感じているところでございます。
しかし、今年も線状降水帯の発生などの影響により、全国各地で記録的な豪雨が発生しており、それに伴いまして、災害に備え人命を守るための防災・減災対策の重要性が年々高まる一方だと感じているところでございます。
住民の安全を確保する責務を担う我々にとりましては、国土強靱化の対策が進み、避難指示を発令する頻度が少しでも減少してほしいということが共通の願いであると思っております。
今後も、住民の生命・財産を守る防災・減災対策につきまして、ハード・ソフト両面からの取組は、実施されただけの効果がしっかりと現れる事業でありますので、今の5か年加速化対策に続く、国土強靱化実施中期計画の早期の策定に向け、引き続き皆さんのご尽力をお願いする次第です。
さて、政務調査部会では、町村の抱える諸課題について調査研究を行っておりますが、国も県も財政状況が極めて厳しいことを踏まえ、県にとっても町村にとっても、双方に有益な真に必要な提案・ 政策提言とするための検討を重ねてまいりました。
本日申し上げる提案・要望事項につきましては、去る 10 月 16 日 に開催しました長野県町村会第 37 回定期総会において、58 町村長の総意として決定した事項でありますので、県におかれては、格段のご配慮、ご協力をお願いいたしますなどと挨拶をさせていただきました。
建設部会の県への要望は、「災害に備えた公共事業の推進」「道路等交通網の整備促進及びインフラ老朽化対策の充実」「河川の整備促進」「砂防施設の整備促進」「住宅等の耐震化の促進」「空き家対策に対する総合的な支援策の充実」「冬期交通の確保」「地籍調査事業の推進」であり、小松建設部次長はじめ各課長・次長方からそれぞれ詳しくご回答を頂戴しました。
委員各位からは、中部横断自動車道の整備促進と説明会の開催御礼、リニア中央新幹線の関連のインフラ整備・発生土の対応・通学路等の安全対策、現地期間の継続、部長の現地視察対応、植栽事業の促進、流域治水の推進、既設ダムの活用、木曽川右岸道路の整備促進、均等ある整備促進、家屋一部の耐震改修補助、松糸道路の整備促進、冬季交通の確保、インフラ整備の充実、建設関係出先機関の人員増・機器増の要請、技術者の確保、県単事業の予算確保などの意見・要望がありました。
出席された町村の皆さんから様々な意見と要望をいただき、県建設部の小松次長と担当課長・次長からご回答をいただき、活発な意見交換ができましたことに、町村長さんと建設部の皆さん、事務局の皆さんに感謝申し上げます。
午後2時から、長野国道事務所の小澤所長さんをはじめ幹部の皆さんにお越しいただき、当村の国道19号の舗装・法面・護岸等の改修・修繕、排水路の改修、取付道路の新設、歩道の修繕・更新、支障木の伐採などの要望箇所の現地調査していただきました。
担当職員の皆さんは、当村から前もって要望事項を報告してありましたので、既に工事を実施する予定の箇所、把握いただいて調査・設計をする箇所もあり、その他の箇所も小澤所長や担当幹部の方から対策方法などを詳しく説明していただき、それぞれの対応をしていただけると感じました。
最初は古坂地区に行き、信州新町出張所長と合流し、以前に古坂区長からの指摘で、国道19号の犀川護岸のコンクリート壁が損壊していることから、国道に影響が出るのではと不安の声がありました。
継続要望ですので、調査を済ませ設計案が出来、河川協議や具体的な施工方法を決めて予算を確保し、来年度に工事着手を目指しているとのことでした。
また、平ダム当たりから古坂までの間は、舗装に亀裂があり沈下及び凹凸があって、降雨時は水溜りが数ヶ所にでき、通行に支障をきたしている箇所の舗装更新の要望をしました。
道路の点検をしていただいて、舗装面の修繕が必要との結果でしたので、速やかに予算を確保して事業を実施したいとのことでした。
国道19号山清路防災1号橋に取付道路が設置されることで、周辺の遊歩道を利用して山清路などの観光地へのアクセスが容易となるため要望しました。
歩道橋の押し上げ式は可能ですが、自転車は傾斜が急で難しく、事業を実施するとなると民地の無償提供やどんな設置方法があるか両者で引き続き検討することになりました。
こちらで松本出張所長と合流し、下生坂区長から、東部常会と南部常会の国道沿いに支障木や竹林があり、通行や歩行に支障をきたしているため伐採を要望しました。
現在は、民地であっても国道に枝がはみ出している場合は伐採できるので、道路敷と併せて、11月中旬から伐採していただけるとのことでした。
下生坂竹の本地区は、現在応急対策として、H鋼等により土砂流出を防いでいただいているところで、経年劣化も見られるため住民から不安の声があり、早期の竣工を要望しました。
設計は済み現在用地関係で地権者と連絡が取れない方がいるため、副村長と構図を見て対応し、順調にいけば来年度工事着手になるとのことでした。
下生坂の生坂トンネル北口付近の支障木が道路まで広がっており、通行に支障をきたしていることから伐採を要望しました。
こちらも他の場所と同じ様に11月中旬から伐採をしていただけるとのことでした。
PTAからの要望で車の交通量が多く、見通しも悪いため、横断する児童の安全確保のため「減速」等の路面標示により注意喚起を行うよう要望しました。
村営バス犀川線の小舟バス停近くの路側帯にグリーンベルトの様に塗装していただきましたが、今回の要望は警察と相談して対応したいとのことでした。
PTAからの要望で、下生野交差点を歩車分離信号にして欲しい件については、警察に要望することになりました。
また、当区間は歩道が狭く段差が多いため危険で歩きづらいため、歩道の改修を要望しました。
小中学校の通学路であるか確認し、歩道整備は大変要望が多く、事業化には地元の協力が必要であり、三者で検討協議を進めたいとのことでした。
下生野区長からの継続要望であり、降雨の際、道路排水等が国道下集落への流入を減らすことで、今実施している千曲川河川事務所による築堤工事での内水処理を減らし、浸水被害を軽減したいということで、排水路の改修をお願いしました。
排水路の更新には、東側の排水路を4分割ほどで実施し、西側の排水路は、歩道の改修と併せて実施できるかなど検討することになりました。
最後は、池坂トンネルの南口付近で、地元区長から要望で、道路上部の木が倒れる危険性があるため、通行上の安全確保のため支障木の伐採をお願いしました。
道路敷の他に民地もあることから地権者と調整をして、こちらも11月中旬から伐採したいとのことでした。
本日は大変忙しい中、詳細に現地調査をしていただき、それぞれ適切な回答や協議をいただき感謝申し上げます。
毎年度、舗装の更新や支障木の伐採などの要望に応えていただいていますが、村民の皆さんの安全安心な生活のために、当村は国道19号が最も重要な道路ですので、引き続きのご指導、ご支援の程よろしくお願いいたします。
草尾上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧がとても深く立ち込めていた草尾上空の雲海からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、保育園で焼き芋会・誕生会(以10,11月生まれ)、中学校で自己肯定感講座・3年性教育、運動教室、例月出納検査、などが行われました。