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トゥレット障害 顔面にたたきつけた〝愛のハンマー〟 「かわいそうだが先に逝け」…精神疾患の長女殺めた老夫婦の窮状

2016年07月27日 | 対人緊張症、神経症、うつ病を治す
トゥレット障害 顔面にたたきつけた〝愛のハンマー〟 「かわいそうだが先に逝け」…精神疾患の長女殺めた老夫婦の窮状 産経新聞の記事を読んで。


産経新聞 ウェブ版 http://www.sankei.com/west/news/160725/wst1607250003-n1.html

顔面にたたきつけた〝愛のハンマー〟 「かわいそうだが先に逝け」…精神疾患の長女殺めた老夫婦の窮状

精神疾患でときに手がつけられなくなる43歳の長女の面倒を見ていた老夫婦。極限状況まで追い詰められた末、「一家心中しかない」と決意し、長女の顔面にハンマーを振り下ろし、ベルトで首を絞める―という悲劇が起こった


上記の記事を読んでブログに書くべきかどうか悩みましたので記事から二日遅れになりました。


詳しくは上記のURLから産経新聞の記事を読んでほしいのですが、


私は心理療法の人間で医学の人間ではありませんから トゥレット障害 という言葉を知りませんでした。

しかし、調べてみるとチックを主体としたものでよくある症例です。

直接本人に会ってみなければ分かりませんが、小さな頃から『逆作用の法則』で

顔が引きつってはいけない

奇声を上げてはいけない

と原因に強い恐怖心を持っていて、してはいけない、してはいけないと思えば思うほどしてしまうという、ありふれた対人緊張症(社交不安障害)の症状だとしか私は思えませんし、

実際に トゥレット障害 と診断されたとは聞いた事はありませんが、私は約20年心理療法の仕事をしていますから、この記事のようなクライエントさんにお会いした事はたくさんあります。

そして、必要な人生勉強をして頂き、原因の恐怖心がなくなれば、問題なくなっています(治っています)。


『逆作用の法則』とは、例えば、入学試験の前夜、眠らなければいけない、眠らなければいけないと思えば思うほど眠れなくなる現象で、全ての人が経験している人間としては当たり前の現象です。

昨日のブログにも関連を書いていますからご興味がありましたら、ぜひ、読まれて下さい。


トゥレット障害を Wikipedia(ウィキペディア)で  を調べましたら、

小児期に発症し、軽快・増悪を繰り返しながら慢性に経過する。 トゥレット症候群の約半数は18歳までにチックが消失、または予後は良いとされている。

とありました。

小児期に何らかの原因で、逆作用の法則でチックになったけれども、約半数の人は18歳までに消失、または予後が良いというのは、おそらく、人生勉強をして自分や自分の周りを客観視する能力を向上させたりして人と自分の心の関係を大人同士(本音で対等)になっている為にチックをしたら怖いという恐怖心がなくなったりとても小さくなったと思えます。

しかし、記事の女性は、残念ながら、人生勉強をする方向に環境の影響などもあってか全く行かなかったと思えます。


また、Wikipedia(ウィキペディア)に、原因は確定していないが、基底核におけるドパミン系神経の過活動仮説が提唱されている。

とも書かれていましたが、私は医師ではなく心理療法の世界の人ですから脳は専門分野外ですが、

仮に、脳に問題があっても心、認知を強化する事で、申し訳ないですが、この程度の状態(チック等)は問題をなくする事が出来るはずです。


例えば、私は統合失調症は専門分野外ですが、統合失調症でも心、認知を強化する事で楽になります。

統合失調症の人の心、認知を強化する事で、確かに異言(本人には確かに明瞭に聞こえる、空耳のようなもの)は聞こえるのですが、この言葉は本当の言葉なのか、異言なのかをしっかり認識する能力を付ける事で社会復帰できているという医師の話を聞いた事があります。


原因は 対人緊張症 で、親子心中をしなくてはいけなくなるなど、本当に悲劇中の悲劇です。


この要因の大きな一つは、医師が何でも病気、と言う事があります。

今は本当に何かあると病気、という考え方になりますが、私が小さな頃は、緊張するとか くよくよするとか いじめられるとか 自分の心が弱いからでもっと強い心にならなければいけないと私たち自身思ったし、周りの人たちにも言われました。

しかし、今は、『緊張するのも、くよくよするのも、いじめられるのも君は悪くない。病気だ』ですから、この親子は医師の言う通り、病気だと信じ切っていたのではないかと思えますが、そもそもの悲劇は病気だと信じ切っていた所ではないでしょうか。

病気ではないのかも知れないという気持ちが本人、両親に少しでもあれば結果は変わっていたのではないかと思えてしまいます。


対人緊張症くらいでこんな悲劇になるなんて本当に残念で仕方がありません。


最後に、

対人緊張症は病気ではなく必要な人生勉強不足から来ている認知の歪み(勘違い、多くの人たちは怖がらない事を自分や自分の周りを客観視する能力が弱い、不安の処理が出来ない等から、本人だけとても強く怖がって逆作用の法則で病気もどきの症状を出したり、学校を辞めたり引きこもったりする)が原因です。

対人緊張症や神経症、鬱病などの人たちに本当に必要なのは薬ではなく多くの人たちと同じように感じられる、同じように考えられる為の必要な人生勉強(教育)です。


最後に、ご両親に失礼ですが、とても疲れ切っていたのでしょうが、生活保護だとか医療施設に入れるとか、広く鳥瞰したら他の道が有る事に気付いたと思います。

とても失礼な言葉ですが、ご両親ももう少し人生勉強が出来ていたらこのような悲劇にはならなかったと思えます。



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