対人緊張症の症状は切っ掛けで後から付いて来るだけです。対人緊張症は症状が主ではなく大人の心に成り切れていない心の部分が問題です。対人緊張症撲滅キャンペーン中です。
何度も書いてきましたが、多くの対人緊張症の人たちは症状がなくなれば楽になれると思っていますが、これは大間違いです。
今日の内容に、びっくりする人もいると思いますが、対人緊張症が先か? 症状が先か?
という事を考えてみましょう。
私の所（心理療法ハッピーライフ）に、数多くの対人緊張症の人が来られました。
その対人緊張症の人の中に、例えば、「赤面症になった原因を知っている」という人が少数ですがいます。
具体的には、モデルはありますが例えばの話にします、
「中学一年生の時、本読みを当てられて読んでいたら、先生が、「お前の顔、赤くないか?」と先生が言ったんです。それ以来、赤面症になりました。」
というような人たちが実際に居ます。
でも、お分かりですよね。
本読みの時に、「発音がはっきりしていないなあ」というような事を先生が言っていたら、吃音、どもりになっていた可能性が高いと科学的に合理的に推測されます。
また、本読みの時に、「本を持っている手が震えていないか?」というような事を先生が言っていたら、緊張時に手足が震える、という症状になっていた可能性が科学的に合理的に推測されます。
また、学校の先生の言葉は魔法のように強いのかと言うとそんな事は絶対にありません。
例えば、この赤面症になったクライエントさん以外の生徒にも、いや、学校中の生徒に、その先生は本読みの時に「顔が赤いぞ」と言言い続けたとしましょう。
赤面症になったこのクライエントさん以外に、何人、赤面症になったと科学的に、論理的に推論できますか?
この赤面症になったクライエントさん一人だけ、という結果も十分に科学的に合理的に、推論できますよね。
という事は、対人緊張症（具体的に言うと、対人緊張症的な考え方、対人緊張症的な感じ方）が先で、症状は後から得たとなります。
という事は、先にある対人緊張症的な考え方、対人緊張症的な感じ方を治さなければ終わらない、本当に楽になる事は一生ないと科学的に、合理的に推論できます。
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