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目的をはっきりさせる、焦点を合わせる

2007年10月23日 | 心理療法ハッピーライフ
目的をはっきりさせる、焦点を合わせる


2007年10月23日(火)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。


まだ、マスコミ関係の人からの問い合わせはありません。


今日は、目的をはっきりさせ、焦点を合わせる事の大事さの話です。


私が中学三年生の時の話です。
クラスの中にTというクラスメイトがいました。
ある日、Tのノートを見ると、先生が黒板に書いている事だけではなく、先生の話した事を必死に速記のように書き写しているのです。
そして、先生が言った冗談まで書き写しているのです。

中学生の私はTの頭を軽く叩き、
「お前はバカか! 先生が言ったこんな冗談が高校入試に出るわけがないだろう。」
と言いました。

Tはとても真面目なのですが学校の成績は良くなかったです。
彼は工業高校に進学しました。


『真面目は良い事ですよね。』

『頑張っているのですから評価をして下さい。』

一般論ですが、このような事を言う方がいます。

Tは本当に真面目に頑張っていたと思いますが、成績は悪かったのです。

真面目で頑張ったからと評価出来ると思いますか?

以前、このブログで書きました井上ひさしさんの劇で見ました、とても厚い英語の辞書をAから覚えて覚えたら辞書を破って食べる浪人生は血のにじむ努力をしたのですが、受験当日はまだMの当たりまでしか行っていませんでした。

どう思われますか?

語弊があるかも知れませんが、私は、受験勉強なのですから結果が出なければ良い評価は出来ないと思います。

目的をはっきりさせて焦点を合わせていないから、
学校に受かる為の受験勉強をしているのだから、
試験に出る内容を勉強して試験で良い点を取って
学校に入学するという結果を出さなければいけないと思います。

しかし、この目的をはっきりさせて焦点をしっかり合わせていないから、
いつの間にか受験勉強から勉強になってしまっているのです。

Tが覚えた先生の冗談や井上ひさしさんの劇に出て来た浪人生が覚えた通常試験には出ないだろうという難しい英単語も役に立つ時も有るかも知れません。

しかし、中学三年生と浪人生なのです。

結果を出さなければ評価は出来ないと思います。


私の所のセラピーも同じなのです。

結果を出して、対人緊張症や神経症、性格由来の鬱病を治して頂かなければいけません。

では、対人緊張症や神経症、性格由来の鬱病を治して頂くために、とても重要な所とそんなに重要でない所もあります。

また、とても重要な事を納得して頂くために使った道具のようなものもあります。

とても重要な所には焦点をしっかり合わせて頂いて深く納得して頂かなければいけませんが、そんなに重要ではない所、とても重要な事を納得して頂くための道具のようなものは深追いして頂くと困るのです。

対人緊張症や神経症、性格由来の鬱病を治すために、焦点をしっかりと合わせて頂かなければいけません。

全て重要では駄目なのです。

目的の為に、対人緊張症や神経症、性格由来の鬱病を治す為に、何が重要で何がそんなに重要ではないという事を頭を使って判断して頂かなければいけません。

お分かり頂けますでしょうか?


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