2潜在意識の否定の力 潜在意識は変わらさせられる事に強く抵抗します。認知を修正しようとすると、あなたを騙そうとしたりあきらめさせようとしたり場合によってはあなたを脅したりします。
前のブログの続きですから、前のブログから読んで下さい。
何故、潜在意識は、認知療法や認知行動療法の方法を使って新しい認知を入れようとしたり、すでに入っていた大間違いの認知を捨てようとすると、個人差は大きいですが、驚くほどの強さで必死に抵抗するのかというと、潜在意識は思考をする所ではありませんから、新しい認知を入れられたらどうなるのか? すでに入っているこの認知を捨てられたらどうなるのか? 全くわかりません。ですから、新しい認知を入れられるのも、すでに入っていた認知を捨てられるのも生きて行けなくなるかも知れない、言い変えれば、死ぬかも知れない、という死の恐怖を感じていると言っても良いです。ですから、個人差は大きいですが、場合によっては、驚くほどとても強く、新しい認知を入れさせないように、すでに入っている認知を捨てさせないように、潜在意識は、直接的な抵抗はできませんから、表面意識を騙したり、あきらめさせたり、場合によっては脅す事で、今までのままの潜在意識の状態を保とうとします。
それと、潜在意識の否定の力で、絶対に理解しておかなければいけない事は、潜在意識は表面意識のように思考をする意識ではありませんから、表面意識は辛い、苦しい等で潜在意識の中の認知を修正したいのですが、潜在意識は満足をしているという事です。潜在意識は思考をする場所ではないですから、生きていれば満足、ショックを受けていなければ、表面意識は辛くても苦しくても潜在意識はそういう事を感じられませんから満足をしているのです。(ちなみに、ショックの時に新しい認知を潜在意識が引っ張り込んでくるのは潜在意識が不満足だからです。)例えて言えば、お腹一杯で満足しているあなたの口に残っている物を無理やり押し込もうとされたらどうですか? いらないと必死に抵抗するでしょう。こんな感じを想像して下さい。
ちなみに、新しい認知を入れる事に成功しても、潜在意識は、個人差は大きくありますが、半年くらいは元に戻したいという働きをします。しかし、半年くらいを(個人差があります)過ぎれば、新しく入れた認知が馴染んで来て元から有った認知のように同化しますから元の状態に戻そうとする力はなくなります。この期間を名残の時期と言います。
個人差が有ると何度も書きましたが、この潜在意識の否定の力は傾向として必要な人生勉強の理解が悪い人に強く出ます。良く理解して人に教えられるようになどの宿題を積極的にして頂ける人はほとんど出なかったりします。当然ですが、潜在意識の否定の力が騙しにきたり、あきらめさせようとしに来たり、脅しに来ても、良く理解していますから騙されたりしませんから。良い例ではありませんが、良く理解している人は、オレオレ詐欺の電話が掛かって来ても、騙しだとすぐ分かりますから、怖くも不安にもならないのと同じような事です。(傾向ですから、当然、例外はあります。)
終わり