うつ病 心理療法ハッピーライフの見解
2007年5月12日(土)
ハッピーライフ、矢野裕洋
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
アンケートにご協力頂きまして誠に有難うございました。
頂きましたアンケートの内容を生かせて、より良いセラピーに役立てさせて頂きます。
有難うございました。
なお、お礼のリラクゼイションテープは順次発送しておりますので、宜しくお願い致します。
さて、今日のテーマは、うつ病 です。
最初に、うつ病は2種類に分けられます。
1つ目は、脳梗塞とかアルツハイマー、老化などが原因で脳障害が起きてうつ病になっているケースです。
2つ目は、不安がり過ぎる性格や人を気にし過ぎる性格、などの性格由来のうつ病です。
1つ目の脳障害のケースも精神的な影響は必ずありますから心理療法の効果を期待できる患者も相当いると推測しますが、医師との深い連携が必要になりますので現状では難しい所があります。
2つ目の性格由来のうつ病は不安がり過ぎる性格や人を気にし過ぎる性格を丁度良く不安がる性格や丁度良く人を気にする性格になって頂けば大丈夫になります。
上記の理由で、1つ目の脳障害に由来するうつ病は対応が難しい為、これからは2つ目の性格由来のうつ病の話をして行きますね(笑)。
うつ、は確かに辛いです。
辛いですが、以前ここで書きました、新入社員のA君B君の話、を例え話にさせて頂きますと、
A君は部長に怒られた日の夜や翌日の出社前に、怒られた直後に胃が痛くなるほどストレスを感じたのですから、強くうつを感じる可能性が有りそうですが、一緒に部長に怒られたB君はどうでしょうか?
もしかしたら、部長に怒られた事自体を忘れている可能性もありますよね。
実はうつ病は辛いですが、原理からするとB君のような考え方をすれば良いだけ、簡単なのです。
ところで、私の所に来るクライアントさんの中には、うつ、が有れば、うつ病、と勘違いしている方が或る程度います。
うつが有る事自体がいけないと思っているのです。
うつが有ればうつ病ですよ、というコマーシャルの影響かも知れませんが、
これは、間違いです。
当たり前ですが、うつ、は心の感情の1つで、笑う、泣く、怒る、などと同じです。
しかし、お悔やみの場所で笑い上戸はいけませんよね。
泣き上戸や怒り上戸の人と余り付き合いたくはないですよね。
それと同じで、うつ上戸、になっている状態という事なのです。
うつ病と診断した精神科や神経科、心療内科の医師も、同じ人間ですから、うつ、を感じた事は絶対に有ります。
逆に、うつ、を感じた事がない人がいるとすれば、感じた事のない人の方が病気なのです。
ただ、性格(考え方)で、うつ上戸、になっていて辛い状態だという事なのです。
あなたの体の中に病原菌のようなものが入ってあなたをうつ病にしているのではなく、あなた自身があなた自身をうつ病にしているのです。
私自身、47年間生きて来て、特殊な人を除けば、日本人同士、そんなに人生の中で経験する事は変わらないと思います。
A君B君の話でも書きましたが、経験する事ではなく、感じ方の差、なのです。
特に、うつ病の場合は、不安の対処の仕方が十分でない結果です。
不安とは、言い換えれば、
「大丈夫ですか?」
「備えていますか?」
と心の奥深い所からの問い掛けのようなものです。
この問い掛けに、
「大丈夫ですよ。」
「備えましたよ。」
と返事が出来れば良いのですが、出来ない事の方が多いです。
うつ病にならない方は、
「十分備えたから良し。」
「何かあったらその時。」
「場合によってはあきらめる。」
という風に不安に処理が出来る性格(考え方)の方です。
当たり前ですが、幸せの真ん中にいる人は、うつ、を感じません。
幸福感を感じます。
3日連続で梅干の話を書きますが、
梅干を見て唾液が出るのは、心が唾液を出すように指令を出しているからです。
それと同じで、
幸せだから幸福感を感じる。
楽しいから楽しい感情を感じて笑う。
悲しいから悲しい感情を感じて泣く。
当たり前ですよね。
しかし、同じ楽しい中や幸せの中にいても強く楽しい感情や幸福感を感じる人もいれば少ししか感じない人もいます。
うつは、辛いからうつ、を感じるのです。
そして、うつ病と診断されている方は、うつ、を強く感じる人なのです。
梅干の場合は、たくさん唾液が出るとか少ししか唾液が出ないとか余り個人差はないように思いますが、うつ、の感じ方は性格(考え方)で大きく差があるのです。
ケアの仕方は、うつ、は辛いですから、医師と心理療法を両輪の車のように行う事が必要です。
片側だけでは無理です。
なお、心理療法は、古典的な催眠療法(催眠を掛けると騙す方法)など特殊なもの意外は副作用はありませんので、医師が心理療法に理解がないようでしたら、心理療法を並行して受けている事を話さなくても大丈夫です。
例えば、頭が痛い時、頭痛薬を飲みますよね。
頭が痛いと何も出来ませんから。
そして、頭痛薬を飲んで、頭痛を抑えている間に本当の頭痛の原因を治(直)せば良いのです。
風邪が頭痛の原因ならば、頭痛薬を飲んで良く休んで風邪を治すことです。
寝不足が頭痛の原因ならば、頭痛薬を飲んで寝る事です。
気になる事が有って考え過ぎている事が頭痛の原因でしたら、頭痛薬を飲んで、気になる事を整理すれば良いのです。
それと同じです。
医師に、うつ、の薬をもらって、うつ、を軽減させている間に原因の性格(考え方)を直せば良いのです。
ですから、心理療法は医学の代わりにはなりません。
中には医師を変えるのと同じように考えて、医師に通うのをやめて心理療法に変えますと言う人がいますが、それでは困ります。
あくまでも、医師と心理療法、症状押さえと原因のケア、を並行して行う必要があります。
ちなみに、医師に何年も何十年も掛っているのにうつ病が治らないという方がいますが、それは、症状押さえをしているだけで、原因のケアを行っていないからなのです。
あなたの人生を車に例えたら、あなたの車のハンドルはあなたが握っているのです。
他人やあなたの過去、ましてや、うつ病があなたの人生のハンドルを動かせるわけがありません。
A君のように、あなたが恐いと感じて、いつものように、うつ、を感じる方向に、あなたがハンドルを回しているのです。
あなたが、あなたの人生のハンドルを握っているのですから、本当に恐いのか、見に行けるのでしたら見に行きましょう。
本当は恐くないという事に気づくだけでも楽になれます(笑)。
結論です。
本当に恐い事はありません。
嫌な事や恥ずかしい事などを、恐い、と誤認知(勘違い)して間違ったハンドルの切り方をしているあなたがいるだけなのです。
大丈夫です(笑)。大丈夫(笑)。
では、また、明日(笑)。
矢野裕洋でした(笑)。
大丈夫(笑)。大丈夫(笑)。