沖縄は今、クローバーが満開です。
公園でゴロンとすると気持ちいいですよね。
だから、こないだ映画「クローバーフィールド」を観たのだよ。
「クローバー畑」っていうから、ニューヨークが最初はちょっとひどいことになるけど、結局はみんなで力をあわせて復興した後に、泣いたり、笑ったり、けんかしたり、まるでワルツを踊るかのようなドリーミーなストーリイ展開になんだろ、みたいなこと思ったわけさ。
あれだ、ハチクロだ。ハチクロ。
みたことないけど。
素敵じゃないか。これだよ。今の俺にもっとも必要な、ほのぼの感だよ。
・・・って誰じゃい、こんな題名つけたのは!!
まったくもう、この映画、ブレアウィッチみたいに全編ハンドカメラで撮りやがるから、おじさんは冒頭の30分の映像だけで酔っ払ってしまっただよ。
んでもって、スターシップ・トゥルーパーの昆虫ウジャウジャに追われたり、ゴジラ(ハリウッド版)の尻尾をチラ見しかさせてくれなかったり、あとエイリアンみたいなのがね、いろいろと。
もうね、、、なんというか説明するのも腹立たしい厨房映画。
結局、誰も救われなかったし、観ていて肉体的に疲れた。
家に帰って一人でウドンを茹でてたら、悲しくなって泣きそうになったもの。
誰か、ちょうだい。 俺に、癒しを。
でもさぁ、たまにはハズレもあるよ。
これから先は「最高の人生の見つけ方」とか「ミスト」とか、よさげな映画が目白押しだから楽しみじゃあないか。
な、君だって、大好きなトム・ハンクスの新作には期待してんだろ。
などと、俺の脳中の先輩(50歳・お金持ち)が物事の良い面を耳元でささやき、ポンと肩をたたく。
で、ちょっとだけ落ちつく。
処世術を得る。
それは歳をとることにおいての数少ないメリットだ。
・・・狂ってんのかなぁ、俺。