君は「ピチット」という調理用の紙をご存じですか?
プロの料理人たちから絶大な支持を得ている不思議な紙があるというので、ちょっと試してみました。
この紙で挟むものは何でも美味しくなるというのです。
刺身や干物や焼き肉やサラダやら、どんな料理でもOKということなのです。
じいちゃんが大量に釣ってきたサヨリで実験してみました
これいい。すこぶるいい。
ピチットに包んで冷蔵庫で3時間ほど寝かせただけで上等なサヨリの干物ができてしまいました。
普段の沖縄では気温と湿度が高いから、干物をするときには腐敗防止のためにどうしても塩分きつくせねばならないのだが、これを使えば低塩でも大丈夫なのですね。
あと、グルクンのお刺身を10分ほど包んでみたところ、キトキト感が出てなぜか味が抜群に良くなりました。まるで昆布締めのような食味になってしまうのですよ。
ホタテ貝なんか、もうシャキシャキとしますもの。
スーパーの鮮魚コーナーでクッタリしているホタテ貝柱が、まるで築地寿司屋のネタみたいに激変しちゃうのです。
沖縄の脂気のない魚が、み~んな料亭のお味になるのです。
なぜにこうも美味しくなるのかを調べてみたところ、この紙に含まれる昆布エキスがアンモニアなどの素材の臭みを吸い取り、かつ旨みのみを放出してくれるということがわかりました。
魚のみならず肉類や野菜も美味しくなるというので、実験大好きな俺はこれからいろいろいろいろ試してみたくなるなるのです。
んで、製造している会社概要をみてみたところ。
㈱オカモト・・・。
え、あのオカモト?
0.02とか0.03mmとかでしのぎを削っている世界のオカモトなの?!
ってことは紙じゃない。ぜったい紙じゃないなんかのはずだ。
この会社の製品が毎晩包んでいるものが何であろうと、まあいいよ。許すよ。
調理場の俺も、ベッドの上の彼女も、それが美味しくなれさえすればいいんじゃないのか。
味覚も触覚も似たようなもんなんだから。
なんでも美味しくなっちゃうコン○ーム。
世にも馬鹿らしい珍用新案として登録すればよいのに。
こんな世の中だからこそ、快楽重視でいこうではありませんか!(笑)