12月29日(土)、晴れ時々小雨。
朝の気温はマイナス3℃。フロントガラスも凍りついていました。 仕事場は外より10度くらい高く手も、今日の寒さは格別。 ということで、今日も内仕事でした。これまで、彫り駒を作ることは比較的少なかったのですが、このところ彫り駒の注文が増えています。 その中で、結構手間取るのが、彫りあとに漆を塗りこむ工程。しっかり底まで塗らないと塗り残しができたり、漆が多すぎると彫り跡が埋まりすぎたり。皆さんはどのようになさっているのだろうか。このところ、いろいろ試行錯誤していたのですが、最近になっていい方法が見つかりました。手早くて、塗り残しが無く塗跡が均等で、バッチグー。
2寸、1寸の卓上将棋盤。アップしておきます。 先ずは、1寸の日本産榧の柾目。一枚板の将棋盤。
もう一つは、2寸のスプルース。俗に「新榧」とも呼びますが、榧にあらず。榧の代用品です。
12月28日(金)、曇りがち。
最高気温は5℃。寒波襲来。雪もちらつきました。今日の外仕事は、さすがにパス。所用で大阪へ出て、その前後は、彫りをしたり、漆を塗りこんだりでした。
将棋チェスト。3寸用の将棋チェストのリクエストも、数件あって、用意することにしました。将棋チェストは、2寸の卓上盤を使うのが基本コンセプトで、その場合、盤面の高さが丁度、脚付きの6寸盤と同じになるように設計してあります。1寸盤ですと、その高さは脚付きの5寸盤になります。当初、3寸盤と組み合わせて使うことは考えに入っていなかったのですが、3寸盤で使いたいとの希望がありましたので、3寸盤の脚を抜いて使えるように工夫することにしました。3寸盤ですと、盤面尾高さは、脚付きの7寸盤になります。 で、3寸用も受付ますので、よろしければ、ご注文ください。値段の方は、同じと致します。
12月12日(水)、曇り一時雪。
今昨日は氷点下。今朝は、それより少し暖かでしたが、午後は当地にも初雪。
映像は、仕事場の展示品、2点。右は江戸時代の真正「守幸筆」の駒。左はそれを25年ほど前に、小生が盛り上げ駒で復元したもの。
以下は、大橋家文書中の関連資料。
「先の宗慶より相伝什物、将棋家宝目録」中の4番目、「小将棋駒守幸筆」とある記述。
12月4日(火)、晴れのち雨。
日中は蒸し暑く、汗をかくような陽気。そんな中、今日は一日中、新しい字母作り。出来上がりはまだまだ先なのですが、どんなのが出来上がりますか。楽しみです。
映像は「守幸」。
彫り始めたのは一年半くらい前。盛り上げる寸前まで進行して、それからはずーッと放置しておりました。そんな作りかけの駒は、常時手元に10組くらい。この「守幸」はその中の一つで、先週、フト思いついて、盛り上げることにしました。銘はまだ入れておりませんが、今週中に作り上げようと思っています。素材は御蔵島つげ、細かな木目の柾目。