6月30日(木)、晴れ。
今日は5人のお客様でした。
用件は、駒の話と我家の歴史。
ですので、対応におおわらわでしたが、楽しいひと時でした。
明日も一組のお客様。午前、午後と某テレビ局の取材を受けrます。
もちろん、テーマは駒づくり。
まあ、どうなりますやら。
さて、今日の映像は「福ら駒」。書体は「松本董仙書」。
「董仙書」の駒は、極く久しぶり。
くだけた文字なので、思いのほか、手早く仕上がりました。
いかがなものでしょうか?
6月29日(水)、晴れ。
いやあ。まさに夏空。そして暑いですね。
梅雨は吹っ飛んだ感じです。
朝も昼も、そして夜中も、6月というのに、尋常ではありません。
これからの夏は、どうなるのでしょう。
でも仕事は、仕上がりが気に入っている「福ら駒」に集中。仕事人間ゆえの、うまずたゆまず何時もの通りコツコツと積み上げています。
まあ、今日のつぶやきは、こんなところです。
では、また。
6月28日(火)、晴れ。
青い空に白い雲。いよいよ当地も梅雨明けかと。
ということで、今日の昼食は、琵琶湖の北、長浜まで足を伸ばしました。
長浜には、3年ぶりでしょうか。
片道2時間あまりの狙いは、天下逸品の鮎とビワ鱒。
食後は、現地のスーパーで、佃煮にする生の小鮎(湖鮎)を1キロ買い込んでスーパートンボ帰り。帰宅は15時半ちょうどでした。
その後は、ですって?
もちろん仕事仕事。仕事の虫なんですからね。
出来上がった駒は「兼成卿水無瀬」福ら駒。
素材は、薩摩ツゲの杢。
ところで、玄関先で新芽が出揃ったモミジの葉色。
その一部が、紅いのです。
植えてから15年ほどになるのですが、こんなことは初めてです。
枯れたわけではありません。紅くても、瑞々しいのですね。
この枝だけが、紅いのですね。
6月26日(日)、曇りのち晴れ。
午前中は曇りの暗い空。午後からは晴れ。明るくなりました。
いよいよ、近畿地方も梅雨明けです。
電話もいろいろあって、神戸のAさんからの電話。
「やっと一組が彫りあがりました。でも、難しいですね。ツゲは硬いですね。中々思うようには彫れませんが、2組目を作りたいので、木地はありますか?」。
「ハイあります。どんな木地がご希望ですか? ツゲは他の木より硬いですが、どんな彫り方をしていますか?」と聞くと、どうやら、力任せという感じでしたので、次のようにアドバイスしました。
「堅くても、彫刻刀の刃が良く砥げていれば、力任せでなく、スイーッと彫れると思いますよ。スイーと彫れないのは、刃の砥ぎ方がマズイことが多い。切れる刃が出来ていないのです。砥石はどのようなものを使っていますか? 彫刻刀も大切ですが、砥石が大切なんです。砥石の表面が真っ平でないと、切れるようには砥げません。使うたびに、表面が真っ平になっていることを確かめてください。摺った跡がヘッコンでいるのですね。それでは刃物は研げません。神戸なら刃物専門店があると思います。表面を真っ平にする方法は、刃物店を見つけて、訪ねて行って教えてもらうのが早いです」そんな内容でした。
果たして、Aさん。刃物屋さんが見つかったかどうか。
「大工さんとか昔の床屋さん魚屋さん。刃物を磨くことが上手い人は、駒づくりも最初から上手い」のです。
力任せでは、良い駒は出来ません。せっかくのツゲ木地が台無しになってしまいます。
6月25日(土)、曇り。
梅雨空が続いています。
さて、日ごろ、いろいろな電話がかかってきます。
有用な電話に交じって、迷惑電話も結構かかってきます。
困ったものですが、とにかく、必用な電話か、迷惑電話かの判断もつきかねるので、用件だけは聞くことになりますが、迷惑電話だとわかったとき、皆さまはどのような対応をなさっていますか?
私の場合は、これといった決まった対応があるわけでなく、その時々で思いついた対応をすることにしています。
まあ、老化防止の頭の体操だと思って、対応するわけです。
例えば、何かの勧誘電話で女性の時は、こちらから問いかけることがあります。「あなたはアルバイトなの?」。
これに対して「ハイ」と答える人が多いのですね。正直者なんでしょう。
そこで当方は「他人に迷惑をかけるようなアルバイトはやめた方が良いですね」と。これだけ言って、即、電話のスイッチを切る。
いかがでしょうか?
電話の相手の反応は知るすべもありませんが、何らかに役立つ可能性もあるわけで、その心は「転んでも一矢を報いる」。そんな気分なのですね。
今日もつまらない話で、失礼しました。
今日は、いろいろの映像をアップします。
ある方からのリクエストで、作成している「酔象」の駒、2枚。
裏は黒漆の「太子」。
なんでも「朝倉将棋をしたい」ということで、既に収めたレギュラーサイズの福ら駒に加えて、2枚の「酔象駒」を追加注文いただきました。
一応、駒は出来上がった段階なのですが、漆をしっかりと乾固させるために様子を見ているところ。間もなくお渡しできる段階まで進みました。
今日は、「原田先生の盤」をアップしましたが、そのほかの映像を順不動で、いくつか追加アップしておきます。
いずれも、厚みは、5寸から5寸5分、日本産の柾目にこだわっての雰囲気ある手持ち品ではあります。
突然ですが、先ほど「タイトル戦で使える盤をお持ちではないか?」との問い合わせがありましたので、映像をアップします。
只今、保有している将棋盤は7面ほど。
それらは、年期が入った日本産榧の柾目が多く、中でもその筆頭は「関根名人ゆかりの盤」で、これは20数年間で3回の名人戦(米長対羽生、森内対谷川、佐藤天対羽生戦)で使っていただきました。
今回の盤は、それに続くもので、蓋には昭和39年、日本将棋連盟会長・原田先生の揮毫がある6寸盤で、材は日本産天地柾の榧。
作成されてから、50年以上が経過していますが、キズもなく、汚れもなく、良い状態のその映像です。
これまで、タイトル戦には使われたことはありませんが、問い合わせには合致しているモノではないでしょうか。
揮毫は、どの様に読むのでしょうか?
意味もよく分かりませんが、「大本は立たず、小規また正し」???
なお、蓋の漆塗りは、もともとは生地だったものを私が仕上げたもので、以上、取り急ぎアップしておきます。
、
6月24日(金)、朝から晴れ。
昨夜は暑かった、寝苦しかったです。
いつもは、大きな掃き出しと窓は、少しだけ開けはしているのですが、昨夜は全開。とにかく外気を入れようとして眠ったのですが、風はなく、途中、扇風機も微風でオン。とにかくこのような一夜でありました。
昨夜は日本国中、似たり寄ったりだったのでしょうね。
こんなことを思い、書きながら、仕事の時間がやってきました。
仕事場にはパソコンは置いていないので、今朝はこれで終了。
ではまた。
6月21日(火)、小雨。
昨日は、雨こそ降りませんでしたが、今日は小雨。
湿気の多い一日です。
能登では、数年前から地震続き。
一昨日の大地震には驚きましたし、昨日も今日も続きの余震。
彼の地には、駒サロンメンバーのSさんもお住まいですし、大きな被害が無ければ良いが、さぞかし肝を冷やしておられることでしょう。
当方、仕事場には午前中はお客様。久しぶりに将棋駒談義のひとときでした。
漆仕事は、只今3組を続行中。7月には仕上がることと思います。