熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

「姫君たちの輝き展」に見る「キリガネ」と「平文」

2024-10-29 23:56:43 | 文章

2010年9月25日にアップした記事の再掲です。

昨日の午後は、「徳川将軍家と加賀藩・姫君たちの輝き」展へ。
内容は将軍家と前田家の婚礼調度。
前日、たまたまホテルでポスターを見て、Oさんと二人で行ってきました。



内容は将軍家と前田家の婚礼道具の数々。
江戸時代の初めころから幕末近くまでの各時代の品々。
何と運の良いことでしょう。今、話題になっている「家紋」のオンパレード。
それに「キリガネ( 截金)」や「金平文。銀平文」もあります。
しかも、「生っている(?)キリガネ」にも出っくわし、ビックリ。それを写真に撮りました。

「野弁当」の形をした小さな雛道具ですが、天面に「鼓」模様があります。
左は、金の延べ板を使った「金平文」。
右が、金箔を重ね合わせたものを貼った「キリガネ」。
なんと、これが一つの品に隣り合わせで「較べてくれ」と言わんばかりに並んでいます。


右が「キリガネ」、左が「平文」の拡大。


いかがでしょうか? 
200年ほどが経っているんでしょう。「キリガネ」が波を打ったように剥がれ気味になっています。

イヤハヤ、思わぬところで出会った、秋季特別展の「姫君たちの輝き」。
学芸員のkさんにもお会いして展示品について教えてもらったり意見交換。
大判サイズの特別展ポスターを戴いて帰ってきました。
早速、工房の窓に掲示します。


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オオタニサン大丈夫ですか

2024-10-29 13:12:47 | 文章

10月29日(火)、雨。

ドジャースが勝ったね。3-0。

それにしても、オオタニサン、大丈夫かな。

政局。どうなるかです。

それにしても、自分だけ素早く身を隠そうと逃げた人も。
そのスバシッこさは見事。だが、
信頼度はゼロ。
そのオンパレードのヒトコマ。



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ヤフオクの水無瀬書の駒

2024-10-28 17:40:01 | 文章

先ほど、ある方からメールがあって、内容は「今、ヤフオクで不可思議な水無瀬書の駒が出ている。水無瀬神宮の朱印がついた駒箱(駒箱の中板)と、奉拝という言葉もあって、どういうものか分かれば教えてください」と言うものでした。

ヤフオクは明日終了のモノで、質問に対しては、私なりの解釈を次のように申し上げましたが、参考になればと、紹介することに致しました。

ーーー

送られてきた画像を見ました。
作者の「宗月」という人は、どんな人かは知りません。

駒の文字を見ると、本来の「水無瀬兼成」さんの筆跡ではなく、これは、巷で「水無瀬書」という銘で多く作られてきた文字です。
この書体は、本当の水無瀬とのつながりという点では、非常に怪しく、100年から120年くらい前の明治時代後期の頃に、にわかに現れた比較的新しく表れた文字で、それ以上には遡れない出所不明の駒文字であります。でも、これまでたくさん出廻ってきたので、多くの人は、これが本当の水無瀬の駒だと思い込んでいるのではないかと思っています。

因みに、それより以前の江戸時代では「兼成卿写」の銘が記された駒がありまして、これは水無瀬神宮ほかに遺された水無瀬兼成さんの筆跡に非常に近い書体で造られており、それは巷で作られている今回のヤフオクの「水無瀬書」とは全く違うものです。

ご質問の「奉拝」という言葉は、参拝、あるいは何かを献納したという意味で、その見返りとして、水無瀬の文字と朱印を入手したのではないかと思うのですが、真偽のほどは分かりかねます。
今度、水無瀬神宮に行きました時に、ヤフオクの画像を見せて、理由を聞いてみる価値はありそうで、勘ぐれば、この駒の関係者に、上手く利用されていた可能性も捨てきれないと思っています。
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なんでそんなに強いのか

2024-10-28 06:04:04 | 作品

10月28日(月)、夜明け前。

昨日の選挙報道を、断続的に見ていました。

結果は、脱落者も続々で、どうやら見込みどうりの様相。
明日以降の動きに注目です。

それにしても、維新、大阪小選挙区では独占状態。
維新、
大阪で、なんでそんなに強いのか、です。

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なんでそんなに強いのか

2024-10-28 05:54:17 | 文章

10月28日(月)、夜明け前。

昨日の選挙報道を、断続的に見ていました。

結果は、どうやら見込みどうりの様相。
明日以降の動きに注目です。

それにしても、維新、大阪小選挙区では独占状態。
維新、
大阪で、なんでそんなに強いのか、です。

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水無瀬兼成の雛駒の文字

2024-10-27 16:53:31 | 文章

10月27日(日)、曇りがち。

本日、2枚目のアップ画像は、水無瀬兼成の「将棋図」の一部。



これは前にもアップしたことがありますので、ご存じの方は多いと思います。
本日、この画像をアップしたのは理由があって、今日、ある方が工房に来られて、その方が持ってこられた「駒」に関連して、参考のためとしてアップしました。

本日の来訪者は大阪市近郊に在住の方で、昨日、電話で「観てもらいたい駒を持って明日にでも訪ねたい」とのこと。
以前にも何度か古い駒を見せに来られた人で、それならと「明日なら午前中に」と、来ていただきました。

持ってこられた駒は、4組ほどあって、いずれも古い時代を思わせるツゲの駒で、「漆の書き駒」「彫り駒」「彫埋め駒」、そして「墨書の駒」でした。
玉将の尻には「八十二翁」、または「木見好」あるいは「木▢(文字として読めない文字らしきものも)」とあったり、無銘のままであったりと様々で、「國島権次郎を思わせる大阪駒の雰囲気」や、「奥野一香を思わせる駒」もあったりで、いずれも私にとっては初見の駒でありました。

中でもオヤオヤと驚いたのは、ひと回りふた周り小さい「墨書の雛駒」。パッと見ただけで「ただモノではない」と分かり、これには暫し見とれてしまいました。
箱は立派な蒔絵が施された
江戸時代後期の蒔絵大名道具なのですが、大きさは普通サイズ。
ですので、中の雛駒とは大きさがイマイチ不似合いなのでした。
箱は、後に組み合わされたように思われたので、そのことは持ち主に申し上げました。

ところで、雛駒の文字を子細に見ると、将に水無瀬兼成の筆跡ではありませんか。まぎれもなく、400年前の水無瀬兼成の筆跡と見ました。「ああ、このような駒が残っていたんだなあ」と、びっくりした瞬間でした。

持ち主に「これらの駒をブログで紹介してもよろしいでしょうか?」と断りを得て、カメラを捜したのですが、生憎見当たりません。別のところに持ち出していたのです。
と言うことで、ブログでは皆さんにお見せ出来ませんが、その駒の文字の参考にと(駒は40枚の小将棋ですが)、冒頭の映像「将棋図」に残された水無瀬兼成さんの筆跡を示しておきます。

持ち主のKさん。いかがですか? 
お持ちの雛駒と見比べてください。
雛駒の文字は、将にこの「将棋図」の文字そのものであるのを、改めてご確認ください。


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「福ら駒」を2種

2024-10-27 07:16:19 | 写真

本日の映像、2種。
いずれも「福ら駒」。
「福ら駒」は、彫埋め駒と盛上げ駒との中間的な、文字の漆が少し「福っくら」した発展形の駒で、彫埋め駒にくらべて「ベチャ」とせず、指感覚は盛上げ駒に近い駒です。
今回は2種類をアップします。

1、「巻菱湖の駒」。

  

2、「源兵衛清安の駒

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どうなる楽しみ

2024-10-27 01:54:57 | 文章

10月27日(日)、深夜。

今日の結果、楽しみ。どうなる。

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北川健太郎

2024-10-25 18:04:10 | 文章

北川健太郎という人物を、知っていますか?
他にも同姓同名の北川健太郎という人がいるかもしれませんが、その人は別として、
北村健太郎は今日のニュースで知った「北村健太郎」です。

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中将棋駒

2024-10-25 16:25:13 | 写真

10月25日(金)、曇り。

本日の映像は「中将棋駒」。木地は薩摩ツゲの柾目。やや厚めの、文字は水無瀬形。その彫り駒で、大きさは、通常の将棋駒と比べ全体的にやや小さい中将棋としてのレギュラーサイズです。

実用的な文箱式の駒箱にセットして、盤は碁盤サイズの軽便なフェルト製の布盤が付属。

榧製の盤は、必要であれば、別途用意することになります。



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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726