熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

寒い予感

2020-02-27 19:20:56 | 文章

2月27日(木)、晴れたり曇ったり、一時小雨。

寒い一日でした。
仕事は、あれやこれや。盛り上げ駒と彫埋め駒が一段落した午後は、夕刻から「中将棋駒」の成型研磨を再開。二組分200枚を超える外仕事。
言葉には出さないのですが、頭の中の掛け声は「イチニイサンシ、イチニイサンシ、イチニイサンシ」そして「イチニイ、イチニイ」。初めの3つ「イチニイサンシ」は、底と両袖の研磨。あとの「イチニイサン」は頭の左右2辺の研磨。サンドペパーの粒度を3段階変えながら、これを200回以上繰り返して研磨。表裏面の研磨は、この次。

表面の状態を確認しながらの「イチニイサンシ、イチニイサンシ」の繰り返し。さらにこのあとは面取り作業。まずその第一段階目は「イチニイサンシゴウロク、ヒチハチクウジュウ」と、10か所の角面とりは、駒一枚ごとに15秒ほど。15秒x200枚=3000秒。つまり、一回り小一時間です。
ということで、これを、辺りが薄暗くなった18時ごろまでつづけました。
それにしても、今日は足の先まで凍えるほど寒かった。
この続きは明日。でも、今日以上に寒そうな予感。

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コロナ対策

2020-02-26 06:40:10 | 文章

2月26日(水)、晴れ。

コロナウイルス。
昨日、政府から発表されたコロナウイルス対策は、市民一人一人が自己防衛策を実行しなくてはならないなどと、これまで言われていた概念を述べただけで、具体策が全く述べられていないのはどうしたことか。
政府、関係者はことさらに小さく見せようとしており、巷では収集の兆しは無く、危険領域に。

ということで、4月ごろにと考えていた「駒サロン」は、当面、保留といたします。

 

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今日の画像・長禄守田寶丹

2020-02-26 00:43:50 | 写真

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完成まじかの「長禄」

2020-02-24 19:14:34 | 作品

2月24日(月)、晴れ。
朝から上天気でした。仕事は、相変わらずのあれやこれや。
その一つが「長禄」の漆盛上げは、終盤に近付いてきました。あと、一週間ぐらいで、完成かと。
現在は、こんな感じです。

 

王将尻には「宝丹長禄書」としました。

コメント (2)
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駒サロン

2020-02-21 19:38:37 | 文章

2月21日(金)、晴れ。

朝は0℃。昼間は13℃超えで暖かでした。

Kさんから電話。「今度の駒サロンの予定は決まりましたか」。
「いや、まだ決めておりません。3月か4月にと思っていますが、そういえば2月も20日を超えましたね。そろそろ考えなければいけませんね。貴方のご都合のよい日はいつですか?」。

ということで、具体的に「駒サロン」の開催について、そろそろ考える時期になりました。3月なら月末の土曜日は28日。4月なら4日を除いての土曜日は11日、18日、25日が候補日です。
でも、新型ウイルスのこともありますし、もう少し、伸ばしても良いかと、悩ましいところです。

レギュラーメンバーの皆さん。ご意見を、コメントでお知らせください。

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駒の銘

2020-02-20 19:25:08 | 文章

2月20日(木)、概ね晴れ。

日中はあたたか、まずまずの気温。木くずの出る外仕事もはかどりました。

夕刻、電話の中で「駒の銘」について、やり取りがありましたので、今日は「銘」についての、小生なりの見方、考え方について触れておきます。

「駒の銘」は、作者として「これは私が作ったものだ」との製造責任を表したものであり、それと同時に、商業主義に裏付けされた商品価値を高めるためのブランドとしての意味も持ち合わせています。
しかし、江戸時代以前の頃、水無瀬兼成さんが作った「水無瀬駒」には、銘が入ってはいないのです。
これをどのように見るかですが、これは商業主義のかけらもなかった時代には「銘」を入れる発想が無ったが、「銘」は江戸時代半ばころからの商業主義の芽生えとともに、腕に多少自信がある者は、商品に自身の名前を入れることでほかとの区別を図り、商品価値を高め、自身の名前を売ろうとしたわけで、このような動きが発端で「銘が入った駒は上等品」だということになった。
さて、その「銘」ですが、現在では、作者の誰もが自身の銘を駒に刻んで上等品を装うようになっていますが、それはそれで自由だし、ヨシとしたい。

駒の良し悪しは、「銘」のあるなしや、その名前ではない。しかし、勘違いしている人が多いのではないかと思う。つまり、駒そのものを見ずして、先に「銘」をみる人が多いようで、これはおかしなことであります。

ところで、小生の「銘」は、多くは「良尊(花押)」としています。
依頼者の要望によって「熊澤良尊(花押)」と、フルネームで銘を入れたりすることもあります。しかし、作者としてはどちらにも違いがあるわけではないのですが、最近はフルネームでの要望が多いので、それに従うことにしています。
その一方で、「良尊刻」とするケースもあります。これは彫り駒や彫埋め駒で、盛り上げ駒とは明瞭に区別するため、名前の下に「刻」としています。

 

 

 

 

 

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今日も、あれやこれやで

2020-02-17 19:23:20 | 文章

2月17日(月)、曇り午後は晴れ。

寒い一日。雪が降りそうな中、それでも午前中は彫って埋め終わった二組分中将棋駒の外仕事。文字の研ぎ出しですが、進捗は半分の100枚程度でした。明日明後日は、おお寒小寒の予報。
ということで、週末になるかもしれません。

午後はご来客。先週も久しぶりにそうでしたが、真剣に一局をお手合わせの楽しいひと時でした。この後は「長禄の歩兵」漆の盛上げをコツコツと10枚ほど。今日も、あれやこれやで一日が経過しています。
明日は、雪でしょうか。

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本日の映像

2020-02-14 19:09:59 | 写真

斎藤さんの「斎」にもいろいろありますが、今回は難しい「齋」の文字。

チョッと傾げましたが、ご容赦。

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チョッとだけ盛り上げた漆、「源兵衛清安」の駒

2020-02-13 19:21:29 | 文章

2月13日(木)、晴れ。

暖かでした。それにしても今年の冬は温暖。
そのおかげさまで、例年の冬は、ひと月半くらいは漆仕事を敬遠しているのですが、今年は毎日休むことなく続けられています。
そのため、出来上がりが3月末と考えていた駒が、今年は順調に、ひと月以上の前倒しで進んでいます。
ということで、今日の映像は「源兵衛清安」。ある方から、「漆の文字はすべての駒をホンのちょっと盛り上げた彫埋め仕上げにしてほしい」とのリクエストにより作成しました。その様子が写真で分かるでしょうか。

チョッと盛り上げた彫埋め駒は、これまで@「玉将と王将」に限ってのことでしたが、すべての駒をチョッと盛り上げた彫埋めで作ったのは、これが初めて。
材は、硬い薩摩ツゲ孔雀杢。この駒も当初は3月末の仕上がり予定でしたが、ひと月半、前倒しで出来上がりました。普段使いで、どんどんお使いくださればと思っています。

 

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野村克也さん

2020-02-12 21:53:05 | 文章

2月の朝は氷点下。日中は10℃超え。
明日の最高気温は20℃超えの予想ですが、雨とか。
ということで、雨が降らないうちにと、今日は午後から溜りに溜まったツゲ木鋸屑削りカスの整理。
以前は駒木地の燻用に自家消費していたのですが、今は「燃えるゴミ」。
ミカン箱換算で6箱あったでしょうか。整理に半日かかってしまいました。
明日からの駒づくりは、いつもの通り「あれやこれや」が待っています。

野村さんが亡くなりました。野村克也さんです。
特に野球ファンではありませんでしたが、ニュースを見ては、在りし日の独特の野村さんの語りに深い人生を感じます。

 




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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726