5月29日(土)、晴れ。
文字通り、梅雨の中休み。空気もさわやかです。
本日の映像は、「錦旗」その2。
材は薩摩ツゲの孔雀杢。
出来上がりは、いかがでしょうか?
5月28日(金)、薄曇り。
本日の映像は、出来上がった二組の「錦旗」その1。
材は御蔵島ツゲの杢。こんな感じです。
もう一つの「錦旗」は、明日、アップします。
5月27日(木)、雨。
ほぼ一日中の雨。強くなったり弱くなったりでした。
今日の映像は、根付にしようとセレクトした、いくつかの駒。
一部は、すでに根付にした駒もありますが、多くはその前の駒も。
そのほとんどは、盛り上げる一歩手前ということで、先ずは盛り上げを目指しての作業です。
玉将あり飛車あり金将あり、木地もいろいろ。
1週間か10日ぐらいすれば、それぞれに根付け駒に変身することになります。
5月26日(水)、曇り。
昨日の月はいつもより大きく、ザボンのような色合いでしたが、今日の月食は、あいにく見ることができませんでした。
そこで今日の映像は、2ヵ月ほど前に出来上がった「兼成卿水無瀬」(盛り上げ駒)をご覧いただきます。木地は、御蔵島ツゲ無地柾目。
5月25日(火)、曇り。
今日は、朝から盛り上げ仕事。数枚をこなしました。
午後もその続きです。
ところで、盛り上げ仕事の合間に、数度にわたる気分転換は、金魚鉢を覗いたり、コーヒーを入れ替えたり。そのついでにありあわせの紙に、思いつくままの字を書いたり。
本日の映像は、その落書きの様子。
筆は、ぺんてるの筆ペン。
大きな文字も小さな文字も、皆、この筆ペン。
書き味は、羊毛の筆に似て使いやすいのですね。
朱色も、同様の筆ペン。
一文字にかかる時間は、腕が動くままにッツーツウと一秒程度。
リズムを楽しみます。
コーヒーを入れる合間に何文字か書いて、それを2~3行繰り返すと心穏か。いわば、副作用のない鎮静剤代わりなんですね。
追記
「一文字、一秒」と書いてしまいましたが、書いてから実際にイメージして時計で測りましたら、5秒でした。
5月24日(月)、曇り。
朝から雲多し。
本日の映像は、「兼成卿水無瀬」の玉将駒。
裸のままではと、小さな箱にセットしました。
箱の底に敷いた布は、半世紀ほど前の川島織物製の唐草文様。
シックで大好きな柄ですが、なぜか今は作られていないようです。
5月23日(日)、晴れ。
梅雨の合間でしょうか、やや白っぽい青空です。
先日、平箱の話に触れたところ、Fさんからコメントをいただきました。
それで、良尊駒展示用平箱の考案当時のことを思い出して、少し述べることにします。
良尊駒を収める平箱を設計考案したのは、いつだったか正確には覚えていませんが、30年か、もう少し前のことだったと思います。
そもそも平箱は対局時に実用する箱ではなく、一組の駒すべてをパッと見できる展示用の箱だと思っています。
しかし当時も今もそうですが、一般に出回っているタイプの平箱は、駒の一部を逆さまにしないと収納しきれず、見た目もズングリムックリで中途半端。
その要因は何か?
スペースの無駄の第一は幅5ミリほどで5本ある横桟。それを無くせば縦が2センチほど小さくなる。そう考えました。
さらに一組の駒を1枚も逆さまにすることなく、バランスよく並べるにはどうすればよいかです。
それは横桟を蛇腹式に変えて、歩兵は横に7枚、その他は6枚並べての7段。
余ったスペースには、3枚目の玉将を並べたり、展示用のラベルも置ける。
そうして総ての駒が整列できることを見つけ出したのですが、それは奇しくも「B5サイズ」ピッタリ。これに決めました。
タテヨコが黄金比の「B5サイズ」になって、思わぬ効用が生まれました。
見た目のバランスも良く、遠目で見ても、箱の大きさで自分の駒だとわかることもその一つですが、市販されているB5 サイズ用の封筒や袋にピッタリ納めることができます。
ということで、箱は桐箱屋さんに部材の厚みにもジャストサイズに拘った設計図を渡して作ってもらうのですが、内側の駒を並べる蛇腹式の段は、思うように作ってくれる人はいないので、駒づくりの合間をみて自分で一つ一つ作ります。
なお、注目してほしいのは敷いてある布。駒に近い淡い色を使っています。
以前、大昔のことでしたが、当時、九州にお住いの方から「駒が紫色に染まってしまった。なんとかならないものか」とのお話が有りました。
「どうしたのですか?」と問うと、紫色の布に包んで駒箱に入れておいた駒が紫色になってしまった」ということでした。
重ねて聞くと、その方は駒に油を付けた状態で紫色の布にくるんでいたのだそうで、駒には油漬けは厳禁なのですが、思わぬ危険もあり、それを回避する配慮でもあります。
5月22日(土)、曇り。
夜来の雨は止んで、僅か薄日。
昨日だったか一昨日だったか、ある方のラジオトーク「スモールイズベスト」に、なるほどと思って聞き入りました。
「スモールイズベスト」は、日本人古来の美意識の根源なのだそうです。
無駄な大きさを好まない「スモールイズベスト」は、無駄を捨てることでもあると思います。最近は「SDGs]なる言葉が流行していますが、「スモールイズベスト」は、エコ意識であり、昔からの日本人の生活習慣でもあるという話でした。
私の場合は、何事でも無意識的に「無駄は排除」という感覚で、物事をとらまえているところがあります。
無駄を排除した「ジャストサイズ」の考えは、「スモールイズベスト」にも共通することかと思います。
駒づくり関連でいえば、一例では駒箱があります。
いつの頃からは定かではありませんが、近年は印蝋型の凝った細工の駒箱を時々見かけます。しかしあれは駒箱の本筋の機能より、過度な装飾を重視して作られた感があり、「駒箱は駒箱らしく」との私の好みからは逸脱していると思うのです。
駒を入れる平箱についても同様で、「スモールイズベスト」と「ジャストサイズ」の考えで、できるだけコンパクトな形で設計したものを使ったりしているのは、私なりのこだわりの一つでもありますが、いかがなものでしょうか。
5月21日(金)、雨。
当地も大雨。朝から警報が出ていました。
本日の映像は、根付駒、いろいろ。
大きさは、レギュラーから小さいものまで。
文字は、いずれも肉筆なので、どんな文字でも対応しています。
なお、この内、左上の玉将は、比較のための先日の盛上げ駒。
右上の小さな駒は、まだ金具をつける前ですが、2センチほどのところに「水無瀬神宮」と書いています。
同じ筆で太くにも細くにも書き上げられるのは、使う漆筆のおかげかと。
この内。難しいのは、右にある「〇に福」の圓窓。息を止めて筆をおろし、一筆でグーっと丸く孤を描いて、最後に引き始めの地点に合わせるところですかね。
5月20日(木)、雨。
今日も一日中の雨。
玄関先の花。赤い花はツツジ。白い花はドクダミ。
中でも、やたらに繁茂しているのはドクダミ。
2年前までは、しきりと土を掘り返して、地下茎を除去していたのですが、今はあきらめて、繁茂するままに放置して、こんな状態になってしまいました。
それにしても、ドクダミは薬草でもあるのですね。
昨年は、ある方のリクエストでドクダミの葉を届けました。
今年は、いかがかと尋ねたところ「欲しい」ということで、雨の合間に葉っぱを摘み取って届けるつもりでいます。
葉っぱといえば、アジサイ。
そのアジサイには、小さな花芽が。込こんな感じ。
まあー今日は、これで打ち止めにします。
では、また。