1月29日(月)、晴。
今日も、何十人かの方に、「本」の案内をしました。
手元にある、名刺とか、メモを見ながらの案内で、電話番号が分かれば、先ず電話かファクスをします。
その電話ですが、先ずは何せ何年も前の名刺が多いので、結構、つながらないものがあって、「現在、この電話は使われておりません」と返ってきたときは、少し気が落ち込むのです。
転居されたのか、固定電話をキャンセルされた?
それとも、亡くなっていることも有って、この時も落ち込む心でお悔やみを伝えて、灌漑深いものが有ります。
そんなこともあって、恐る恐る電話して、期待通り電話に出られた時はホッと、一息。
中には「まだ申し込んでいませんが、ぜひとも」という返事が返ってきたときは、電話のし甲斐があったなと、心で喝采。
そのような蟻の歩みのような繰り返しで、このひと月ほどが経過しています。
そこでお願いですが、買っていただける方は、ぜひとも間を置かずにお願いしたく、よろしく申し上げる次第です。
待っています。
1月28日(日)、曇り。
寒空です。
「本・駒と歩む」を買いたいのだが、在庫はありますか。
との問い合わせが、時々あります。
前回も「あります。あります」と、申し上げましたが、
現在もそのような状況ですので、お伝えしておきます。
いずれ、何年か後には出払うかと思いますが、暫くはございますので、お申込みください。
なお、映像の右下は、大きさ比較のための「名駒大鑑」です。
1月27日(土)、曇り。
昨日の講演会。
映像は、小生の映像を除いて、開演10分前に撮ったもの。
会場は、終了後の食事会を兼ねたもので、事前にフオークやナイフが並べられていて、何となくオヤオヤと思わせる雰囲気でした。
出席者は、50人ほど。当初はお医者が多いと聞いていたのですが、サービス業や理財関係の会社の経営者が多く、その中に、しばしばプロの将棋タイトル戦が行われているホテル「山水館」のオーナーも。
展示品は、水無瀬駒をモデルにした小生作の駒が3点。
「八十二才の水無瀬駒、レプリカの書き駒」。
「水無瀬駒をモデルに、盛り上げの技法で作った駒」。
「秀頼と家康に渡された中将棋駒を推定復元した一組」。
そして、新刊本「駒と歩む」の水無瀬駒関係のページなど。
講演の表題は「水無瀬駒について」でしたが、内容は、「水無瀬駒と関ヶ原の戦い」との関係性に重点を絞りました。
この日は、水無瀬神宮宮司の水無瀬忠成さんもお見えになっていて、宴会の席はお隣の席で、久しくお話もできました。
講演後の感想ですが、「高槻に近い水無瀬の里で、400年前にこのような駒が作られていたことは知らなかった」と言う方が多かった。
久しぶりの講演でしたが、終わった後の感想は「たまにはよかろう」。でも、展示品の駒と本は結構重たかったし「久しぶりゆえ少々疲れた」と言うのが実感でした。
1月26日(金)、曇り。
高槻市での講演。
無事終わり、先ほど帰宅しました。
曇り模様。雨が降らずに助かりました。
先ずは、映像のみアップしておきます。
1月24日(水)、曇り。
相変わらずの寒空。冷たい風。
今日は、26日の高槻市での講演会の準備でした。
準備と言っても、配布資料などは、既に手配済みなので、
当日は何を持ってゆくか、何から話そうかを考えて、
行く経路や行先ホテルの所在と、時間を確かめるなどです。
講演は16時開始なのですが、会場に並べておく資料を
どれにするか、どういう並べ方にするかなど考えました。
聞けば、出席者は45人ほどとのこと。
その多くは、お医者さんなのですが、この日は水無瀬神宮の
宮司さんもご臨席なさるそうで「少し緊張するなあ」。
そんな予感がするのですが、先ずは冒頭で宮司さんを紹介し
ようと思っています。
講演は質疑応答を入れて、1時間程度。
チョッと短い感じで、何をメインでお話しするかですが、
関ケ原の戦いを背景とした「水無瀬駒」についてお話すれ
ば、多くの方に興味を持って聞いていただけそう。
そのように思うのですが、どうだろうかです。
玄関ドアの鍵の抜き差しがスムースに行かず、そろそろ寿命で替え時かなと思えました。
でも念のため、油かスプレイで試そうと、ホームセンターでそれらを買ってみることにしました。
結果は、ベリベリグッド。
スルスルと何の抵抗もなく、スムーズに差し込み出来、引き出すことも出来るようになりました。
何でも、思いついたことはやってみるもんですね。
そのスプレイが、これでした。500円ほどです。
と言うことで、今日はすっきり。
ドアの鍵は、当分、替えなくても良さそう。
助かりました。
1月20日(土)、雨。
シトシト雨が降っています。
北の国では、100倍も200倍もつらい雨だと思います。
さて、今日も「本」の整理を続けています。
その一つが誤字の修正作業。
既にお送りした本は、お手数でも皆さんにお願いしているのですが、
慣れないこと故、手間取っている方もいらっしゃると思いますので、
その手順を、解説しておきます。
1,まず、お送りしている「修正ラベル」ですが、必要なところを、
切り出してください。
使うのは、正誤表の下半分、それと最後の部分です。
それぞれの行は縦に切り込みを入れて、短冊形にしておきます。
2,このあとさらに使う文字のところを頭に、文字ギリギリにカットします。
この映像では、例えば「奥」の頭は空間がありすぎなので、これより
ギリギリにカットします。(ここは重要)
3、一方、最後の「大将棋」などの部分は、全体を一つのブロックとして
使うこともできますが、修正は「大(太)将棋」と「大将棋」の部分
の入れ替えなので、その部分のみ切り出して貼り替える方法があり、
私は後者にて修正しています。
4、次に短冊状にした部分を、間違っているところに張り付けるのですが、
その直前に、裏面にノリを少し付けておきます。
ノリは、普通の糊で良いかと思いますが、私の場合は手が汚れにくい
「ステック糊」を使っています。
そしてその後、文字の下の部分をギリギリに切るのですが、この時
最後まで切らずに、0.3ミリほどを残しておきます。(これも重要)
映像では切残しが多いように見えますが、実際は切り離す寸前です。
あるいは、完全い切り離してしまうのが、どなたでも後々、問題なく
ゆくかと思います。
5、これを、修正するところへピッタリおいて、優しく張り付けるわけです。
映像は、55ページの「星」を「奥」に貼り直したところです。
でもピッタリとはいかずに、上下、左右、あるいは傾いたりするので、
それはノリが乾かないうちに、尖らせた竹の棒などで位置を修正します。
6、次の映像は258ページの表、「大将棋」と「大(太)将棋」の入れ替
えの部分です。
その文字の部分のみ、貼り替えているところです。
以上、修正は10箇所ほどで全部終えるのに15分くらいかかると思います。
ご面倒で申し訳ないのですが、何卒、お願い申し上げます。
1月18日(木)、雨。
一日中の雨でした。
このところ漆仕事は棚上げにして、今日も本の整理に終始。
ゆっくり一日が過ぎて行きました。
小生、まもなく81才の誕生日。
将棋の世界では「盤寿」と言いますが、まもなくその年齢になるのですね。目出たくもあり、目出たくもなし。
と言うことで、生きていることだけは確かです。
1月15日(月)、小雨がち。
コメントで「彫刻刀(版木刀)」の砥ぎ方で、質問がありました。
コメントでは、どのような不具合が生じているのかは分かりかねますが、砥ぎ方の基本について述べておきます。
先ず、砥石ですが、どんな砥石をお使いでしょうか?
砥石は、目の粗さが少し粗い(そう粗くはない)「中砥」と、細かい「仕上げ砥」の2種類を用意します。(刃物の形を変えるときは「荒砥」)
ポイントは砥石の面が真っ平になっていることで、この点が基本中の基本なのですが、上手くいかない人には分かっていないことが多く、研ぐ面を真っ平にするには砥石を二つ擦り合わせて、真っ平にします。
(真っ平でなければ、上手く砥げません)
砥ぐ面を真っ平にして、それに水を常にかけながら、彫刻刀を右手で軽く持ち、左手の第2指の先を刃物の裏側に当てて、前後にするわけですが、ここで、問題がいくつかあります。
まず第1は、力を掛け過ぎないことと、ぐらぐらさせないことが大切です。
砥いだ刃先が真っ平でなければいけないのですが、刃の手元をぐらぐらさせて擦ると、刃先の面が真っ平らにはなりません。
(軽く持つことも重要)
何事もそうですが、早く済ませたい(砥ぎたい)と力を入れすぎると絶対に上手くはゆきません。
第2は、出来るだけ砥石全体を使う気持ちで、広く使うこと。
これは、同じところばかりで擦っていると、その所だけ砥石面が凹んでしまいます。その時は、初めに戻って、砥石をもう一度真っすぐ平らにしなければなりません。
第3は、彫刻刀の裏の面ですが、これこそ真っ平でなければなりません。ですので、余り触らないで買ったままの状態で、無暗に触らず、そっとしておくのが賢明です。
このあと、仕上げ砥石で軽く砥ぐことで、仕上がりとします。
以上ですが、近くに、腕の良い大工さんや床屋さん、魚屋さんかいれば、実際に聞いたり、教えてもらうと良いでしょう。
ところで、コメントの内容は、版木刀の研ぐ角度に関することかもしれませんね。
そこで、追記します。
砥ぐ角度は、刃先の角度と、厚みの角度とがありますが、これは、彫る素材の堅さに関連します。
普通、刃物店では、桜とか朴木など比較的やわらかな木を彫ることが多いので、それに合うような角度にして売られていることが多い。
それに対して、ツゲの場合はネバリ強く堅いので、それぞれの角度は、やや緩やかと言いますか、厚めに砥いだ方が良いわけです。
厚めだと、刃先の摩耗が少なくなるし、彫る力も必要で、そのためには厚めに砥いだ刃が折れにくい、と言うことにもなるわけです。
その辺は、自分に向いている角度というものが有って、それは、自然にそうなるものだと考えてくだされば良いわけで、それには年期と言いますか、時間を要することかと思います。