熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

年賀状

2010-12-30 19:35:47 | 文章

12月30日(木)、曇りのち雨。

寒い日が続きます。
とうとう昼過ぎから雨が降り出しました。
今しがた、「ピカーッ」光って雷鳴がとどろきました。
どうやら荒れ模様です。

ーーーー

朝からは、「年賀状」に専念。
部屋の整理と大掃除は、大晦日に先送りして、とにかく「年賀状」に専念です。
昨日残した分の印刷をしながら、並行して「朱」でおめでたい文字を一文字二文字書き入れるところから始めました。
宛名書きを始めたのは10時頃でしょうか。
ハガキは全部でウン百枚ありますから、文字数に直せば、1萬字くらいは書くことになりますか。
宛名書きは「筆ペン」。前にも書いたと思うのですが、愛用する「筆ペン」は「ぺんてる社」製。
ぺんてる社の廻し者ではありませんが、カスレず一番毛筆に近い書き味。
その上、太くにも細くにも書けるし、手が疲れない。これに限ります。
と言う訳で、午後は「とっとことっとこ」と専ら宛名書きでした。

やがて、本日の最終便の収集時間が迫ってきました。
17時5分。これは確かめてあります。
今日中に投函すれば、場合によっては、元旦に配達されるかもしれません。
これを外すと、明日31日の便になる。
本当は、もう少し前にやっておけば、慌てることはないのですが、分かっていても中々出来ない「性」なのですね。

17時が迫ってきましたが、まだ何十枚かを残しています。
ぎりぎり5分前に、それまでに書き上げたハガキを駅前のポストへ運びました。
全部書き上げてから投函するより、この分だけでも1日早くなるという計算ですが、果たしてどれだけ早いかは分かりません。

今日はとにかく「年賀状仕事」でした。
まー、年賀状は「生きている」ことを伝える定期便みたいなものですネ。

年賀状では疲れませんが、「ブログ」は、これだけを書くのに少々疲れました。
まだ、宛名書きが残っていますが、明日のために早々に寝ることにします。
では、また。

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気脈を測る図

2010-12-25 19:15:59 | 写真

12月25日(土)、晴れ。

夜明け前は大荒れの風が、台風のように吹きまくっておりました。
名ながらどうなるかと思っていたのですが、起床する頃にはおさまって、ヤレヤレ。
空は強風のお陰でスッキリ。周りの山やまは、何時になくクリヤーでした。

今日は家内とともに墓参りに行くことにしていたので、仕事は9時前に一旦中断。
長尾の墓に10時。用事は30分程で終了。他に行くところもなく、そのままとんぼ返り。

帰る道すがら、「昼食は久しぶりに例のスパゲッティ屋さん」と決めましたが、まだ11時にもなっておりません。
それなら、隣町のJA地場産品店に立ち寄って時間を稼ぐことになりました。

家内が野菜と切り花を見ている間、小生は周りをブラブラ。
眼についたのは「パンジーの苗」。
寒い冬には強そうだと、これを10個と、例の「柚子」を一袋買って帰りました。

ーーーー

この間の「なぞなぞの写真」。
「三上」さんから、返事のコメントを戴きました。
ほぼ、正解。
「気脈を通じる」という言葉がありますが、これは「気脈を測る」方法。
これで自分の体調を測るのだそうです。

隠れていた部分を含め、もう一度掲載します。
下に解説が書いてあります。
読めますでしょうか。

誰だかについては、分かりますでしょうか。

では、また。

コメント (1)
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出雲市高浜遺跡から将棋盤と駒

2010-12-22 07:20:55 | 文章

先ほど、大石さんから「18時のNHKテレビで、鳥取県の遺跡からから古い将棋盤と駒が出土したニュースが・・」と、資料のfaxを戴きました。
「へーっ」と思って、確かめると次の通りでしたので、チョッと触れさせていただきます。

資料によれば、出土したのは「将棋盤の1面分の破片2個」と「駒」2枚。
遺跡は鳥取県出雲市の高浜Ⅰ遺跡。
時代は、15世紀から16世紀初頭とのこと。それが正しければ、室町時代中頃のものである。

「駒」は写真のみで詳しく触れられておりませんが、如何にもあり合わせの木片を自給自足で加工した物だということが分かります。
2枚は何の駒かは分かりませんが、縮尺から駒の高さはおよそ3.2ミリ。
現代の平均的な駒に比べてやや大きいようです。

「盤」は、9間に刻まれた升目(升目が書いてあるのか、彫ってあるのかは説明ナシ)が分かる写真が寸法とともに示されています。
厚み約1センチ~0.85ミリとごく薄い板盤であり、何かの拍子で割れて破棄された物だと考えられます。
2つの破片は、盤の一間目と9間目あたりの両端部分であり、中央部の7間分は見つかっていないが、どのような盤であったかは容易に推論出来、資料を参考に、小生なりの考察を交え、解説を試みます。

1、材種は杉とのこと。(この部分、修正)
  形状から見ると、元々は家具類、例えば器局や箱などの蓋のようなものを「盤」に再利用した物であること。
  (写真上部にある突起部分。これは盤には不要だが、原型をそのまま残して使っている)
  従って、本来の将棋盤でなく、誰かが自給自足で工作したものと言える。

2、 写真で見ると、升目はほぼ正方形の、およそ38センチx38センチ。
   その理由は良く分からないが、たまたまこの板が正方形であったから、ではないか。

3、9x9升を盤面いっぱいに描いてあるのは、現在のやや長方形な盤に慣れ親しんでいる者として少し違和感を感じるが、
  ゲームをする上で問題が無く、わざわざ長方形にする手間の必要性を感じなかったからであろう。

4、当時は盤の決まった寸法(定寸)は無かったし、格式ばったものではない。
  この盤(駒もそうだが)は庶民の手作りであり、駒の大きさに合わせて作った実用品である。  

5、盤の出土例としては、2例目だそうである。
  駒と比べて出土例が少ないのは、本格的な盤は駒と違って、消耗品では無いから、伝世品でこれより古いものがある可能性は
  捨てきれないし、そのあたりは良く研究されていないから、「最古」というのは、更なる検証が必要ではあろう。
  

 以上。
 
 皆さんのご意見はいかがですか。
 

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柚子

2010-12-19 07:11:22 | 文章

12月19日(日)、晴れ。

寒い日々が続いています。
昨日も太陽が出たので暖かくなるかと期待していましたが、一日中寒風収まらずでした。

もうすぐ冬至ですね。
冬至と言えば、「柚子風呂」。
実は先日、郡山にコーヒー豆を買いに行ったとき貰った「柚子」で、早速「柚子風呂」を楽しんでいます。
残り少なくなりましたが、あと何日かは楽しめそうです。

 

ーーーー

竜王戦は6局で終わってしまいました。
テレビでリアルタイムでタイトル戦の放送が見られるのは、今度は4月でしょうか。
先日、ある方からの電話の中で「また、駒台の向きが90度違っていましたね」との指摘がありました。

放送に映った駒台は、「楓」の杢。
素晴らしい杢の一本足で、確か20年近く前に木村さんのご長男が作られた逸品です。
その駒台の向きが違っている事を嘆いた指摘でした。

テレビの画像では、杢の模様が盤と平衡の竪方向で、盤と同じ方向なので、これで良いと即断したように思われます。
「木」を良く知っている方はご存じでしょうが、「年輪(木目)」と、「杢(木の柄)」とは全く別物であって、通常「杢」は「年輪」に対して直角近く方向がズレて生じる美しい模様です。
駒の「虎斑」模様もその一種で、木目の方向でなく横方向のちょっと斜めに、出ているのはご承知のとおりです。
今回は、2つの違いをあまり深く考えずに、きつく出ている「杢の方向」にのみ注目して、駒台を置いてしまったのではないでしょうか。

そんな些細なことと、気にならない人も多いかもしれませんが、見る人によっては大変気になることではあります。
因みに、電話の主は、素晴らしい駒箱や駒台を作られている方です。

 

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あかい実

2010-12-18 06:09:22 | 写真

12月18日(土)、曇り。

厳しい寒さの昨日、すっかり紅くなった庭先の南天です。
前にも書きましたが、時々、近所の雀が親子3羽でこれをツツイて、実の数がだんだん少なくなっているようで、「正月まで持つかな」と思っています。

昨日の夜、小生作の駒がオークションに出ているのを見つけました。
12年ほど前に作った駒なので、作った経緯は憶えておりませんが、御蔵島のつげの中でも堅い根っこの木地には記憶があります。
ところで、写真を見て気になるのは、箱への駒の並べ方。
7段ある収納部分は、それぞれの幅(高さ)が少しずつ変化させて、上から「特大・小・小・中に近い小・中・大・大」。
従って、写真の並べ方は間違い。正しくは、
1段目がら「玉と王」。
2段目と3段目は「歩兵が7枚」。
4段目が「香車」。
5段目が「桂馬」。
6段目と7段目が「金銀飛車角」。
これは左右対称に、例えば、「角銀銀銀銀飛」と「角金金金金飛」だとバランスが取れますネ。

これで、「歩兵」が残ってしまいますが、4段目と5段目の空いたところに、3枚と2枚。
余り歩が2枚の時、さらに残った1枚の歩兵は「玉将」の横。
これは一例ですが、ポイントは何も考えずに上から大ゴマを並べると、段から駒の頭が飛び出して、駒同士がぶつかってしまうということです。

これは、小生独自の設計で、ある桐箱屋さんに作っていただいたもの。
箱は、丁度、B5版の大きさ。
全ての駒を正対して並べて収められる「合理的で最小サイズ」なのですネ。

因みに、正しい並べ方の見本で確かめていただければ幸いです。 
http://meikoma.com/ryosongal.html

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守田寶丹

2010-12-13 20:09:56 | 文章

12月13日(月)、曇りのち雨。

今日は一日中「盛り上げ」作業でした。
天気は小雨が降ったりやんだり。
仕事を始める前の室内気温は12℃、湿度は50%でした。
暖房機を20度とあまり高くない温度に設定して、加湿器を2台を動かすと、30分後には17℃前後、60%ほどに上昇。
今の時期はこれくらいが仕事をしやすい状態です。

ーーーー

先週貰ったどなたかの手紙に、「長禄さんは左利きですか」との質問がありました。
これに対する小生の返事は、「そこまでは知りません」。

ところで、先ほどになって本棚を眺めていると、古い1冊の本が眼に止まりました。
表題は「天壽保全法」。文庫版程度の小さな本ですが、厚みは1センチ近く200ページあります。
著者は長禄さん。
表紙の文字、その横の「第弐図」以下も長禄さんの文字です。
一部を、アップしておきます。    
          

 

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漆のテスト結果

2010-12-09 05:30:22 | 写真

12月9日(木)、曇り。

昨日の漆のテスト結果です。
上段が「木地呂漆」。下段が「黒呂漆」。

どうせ書くならと、小さい根付け木地に「王将」を書いてみました。
裏に漆を買った店の名前と種類が書いてあります。
見るところは、乾き具合とその様子。
半日経って、表面が乾いたものとそうでないもの。乾く途中で、ダレている漆もあります。
そのほか、中までしっかり固まっているかどうかも大切で、これはある程度日にちが掛かりますが、良く見なければなりません。

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小雨の大雪

2010-12-07 07:03:09 | 文章

12月7日(火)、雨。

久方ぶりの雨空。
今日は「大雪」。
しかし、小雨が降ったり止んだり。周りの山は白く霞んでいます。

ーーーー

写真は、紅い根付け。
「竜王」と「月日」以外は、名前を書き入れた裏側です。
一番気を使うのは名前の字。これに誤りは許されません。
因みに表は、「王将・龍王・左馬」など。

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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726