熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

続・北からの便り

2021-07-31 19:19:55 | 文章

7月31日(土)、晴れのち一時雨。

夕刻は、雷と、にわか雨。

その後、北海道の堀さんから電話をいただいて、もう1枚のDVDが届生きました。
早速、再生を試みたのですが3台のレコーダは前回と同じ。「このDVDは読み込めません」。
何年か前にも、同じようなことがあって、原因といいますか理由は分からないまま。残念至極、残念残念。
パソコンでも試みましたが、ダメでした。
近所の誰かさんに、相談してみます。

今日は、ここまでで失礼します。

 

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盛上げ駒、漆の話

2021-07-30 21:50:20 | 文章

7月30日(金)、晴れ。

今日も35℃超え。今年一番の暑さでした。
皆さま、お元気でしょうか。酷暑とコロナを乗り切りましょう。

さて、今日は、盛上げ駒の話です。

先日、ある方から「盛上げ駒は漆が飛ぶので、心配だ」とのメールをいただきました。
そのような心配をしている人は、多いだろうな」というのが、小生の実感でもありますが、率直な意見として、次のような返事を書きました。

ーーーー
世間では、過去に、漆が飛ぶトラブルが多発していたこともあり、心配は、ごもっともだと思います。
特に、昭和初期から中期にかけて人気があった第一人者の某が作った駒には、後年、漆が飛ぶトラブルが多く見られました。

しかし、注意深くしっかり作られた盛上げ駒は、ご心配無用。漆が飛ぶことはありません。漆が飛ぶのは作り方が良くないからです。

作り手が、そのような認識もなく漫然と作り続けた結果、欠陥を持った駒が、多く市中に出回った結果、愛好者の間では盛上げ駒は漆が飛ぶ。盛上げ駒は大方そのようなものだ」という変な見方が、いつの間にか定着してしまったように思います。これは駒の世界にとって、不幸なことでありました。
 
漆は本来、しっかり固まれば優秀な接着力を持つ素材であり、正しい工程と環境下で作られた駒(盛上げ駒)は、決して漆が飛ぶことはないと断言します。
「漆が飛ぶ」のは、作り方が良くなかったからだと言いましたが、例えば、滲みを止める「目止め材」に膠(数10年で劣化する)が使われていたとか、彫り跡の文字を埋める「コクソ=錆漆」の質が良くなかったとか、あるいは作業中に駒の表面に蝋分が付着して漆の密着性が損なわれたなどなど、いくつかの原因が考えられますが、いずれにしても、欠陥品は作り手の「知識不足」と「不注意」の結果で生まれます。

厄介なことに、漆は、時として
「漆が膿む」こともあります。
「漆が膿む」とは、表面の漆は乾いても、埋めている中の方の漆は乾かず、いつまでたってもウジウジした状態で、固まらないことを言います。
膿んだ漆は、全部掻き出して、やり直す必要があるのですが、作者自身がそれに気が付かないことも多く、欠陥品が市場に出回る。
いずれ、そのような駒は使われるうちに、いつの間にか、文字の漆が土台ごと剥がれてしまうことになるわけです。
 
今日は、以上です。

 
 
 
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実作開始

2021-07-29 18:05:14 | 文章

7月29日(木)、晴れ。

梅雨明け10日と言いますが、今日も晴れました。
オオタニサン。37号だそうですね。

仕事は、新規駒文字による実作開始。
例によって「と金」から始めました。

その映像です。

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今朝の新聞、新関西将棋会館

2021-07-28 07:41:14 | 文章

7月28日(水)、晴れ。

今朝の毎日新聞。新関西将棋会館の記事。
2年先だそうですね。

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黒いアクセント

2021-07-24 19:28:14 | 写真

7月24日(土)、晴れ。
今日も暑い一日でした。

映像は、昨日。京都、五条に近い某所。修復なった町屋の床の間の風景。
先日、漆塗りした部材が床に収まったところ。
黒い床框が、アクセントになっています。
右の床柱は、皮付きの赤松。

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北からの便り

2021-07-21 20:53:09 | 文章

7月21日(水)、晴れ。

明日は二十四節季の大暑。暦の上では一番熱い日なんだそうです。
もちろん、今日も暑かった。

その暑い日に、北からの便り。
便りとともに、DVDが届きました。

便りの主は、NHK札幌アナウンス室の堀伸浩さん。名古屋時代からの知己の
将棋好きであり、駒好きで、その堀さんから、先日、電話をいただきました。

「旭川に駒づくりをする人がいて、取材をしました。なんでも昔、熊澤さんから駒づくりの基本を習って、以来、駒づくりを続けているとのことでした。熊澤さんなら、私も知っているということで、話が弾んで、近々、放映するが、熊澤さんの写真が欲しい」とのことでした。
「ところで、その人の名前は?」と問うと、「小林さん」。
「小林さんなら覚えていますよ。40年も前のことで、お会いしたことはありませんが、手紙はやり取りしました。確か下の名前はミナト(湊)さん。珍しい名前ですから覚えています」。

ということで、早速、届いたDVD を見ようとしたのですが、再生できません。手持ちの再生機は、DVD専用読み取り機と、ブルーデイが2機の3台。いずれも、<読み取りできません>のメッセージ。理由は分かりません。

今日はこんな中途半端で失礼するのですが、インターネットで「小林湊、駒」と検索すると、この時の放送画像を何枚か見ることができます。よろしければ、皆さんもどうぞ。


 

 

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水無瀬兼成卿写

2021-07-19 18:05:29 | 作品

7月19日(月)、晴れ。

夏です。暑くなりました。

今日の映像は、「水無瀬兼成卿写」彫埋め駒。
御蔵島ツゲの杢。オーダー品です。
一枚の玉将には「熊澤良尊刻」。もう一枚には「令和三年七十八才」と書き入れました。

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独り言の心境

2021-07-18 07:55:47 | 文章

7月18日(日)、雲は多いが、梅雨明けの空。
今日は暑くなりそう。
午前中は、いつものように駒仕事。
午後夕刻は近くの保険センターで予約のワクチン接種なのですが、どうも落ち着かないでいます。
昨日映像の駒とは別に、もう一組の「兼成卿水無瀬」の盛り上げが終盤段階。
そしてもう一組の取り組みは、久しぶりの彫埋め指定品依頼品。

それらが出来上がれば、いよいよ新しい字母の駒づくりに着手するのですが、コロナ過で外出もままならない中、おかげさまで仕事は捗っても、これがいいのかどうか。複雑な心境です。

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新作の「兼成卿水無瀬」

2021-07-17 18:15:28 | 文章

7月17日(土)、晴れ。

本日の映像は、新作の「兼成卿水無瀬」、盛上げ駒。

 

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明日以降が楽しみ

2021-07-15 19:25:32 | 文章

7月15日(木)、曇りのち晴れ。
変化の多い天気でした。

今日も一日、駒三昧。
といっても、大方は、磨き仕事で一日が終わりました。
磨いたのは3組。それぞれの段階でやり方を違えるのですが、とにかく「念入りに」が基本です。
今日磨き終えた内の一組は、やがて盛上げに着手するので、明日以降が楽しみです。

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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726