熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

「鰭崎英朋書」の駒。

2020-05-30 12:39:38 | 作品

今日の映像。
先にも映像化し、今日、箱書きを終えた「鰭崎英朋書」の駒。

 

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今日の映像、孔雀杢

2020-05-27 20:03:31 | 文章

5月27日(木)、晴れ。
やや蒸し暑いものの、まずまずの天気でした。
今日の映像は、薩摩ツゲの孔雀杢。
その中でも中央にアクセントあるもので一組を揃えました。


書体は何にしようか。もちろん、盛り上げにします。
細い文字あるいは太い文字、どちらが合うのかな。
太い文字なら「錦旗」か「水無瀬兼成卿写」・・・。
ということで、考え中につき、リクエストがあれば、お寄せくださるとうれしく。

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盤上に天地あり

2020-05-25 12:36:41 | 写真

久しぶりに、ふるさと納税・駒根付のリクエストをいただきました。
表は「飛竜」の2文字。裏側には「盤上に天地あり」。

3センチそこそこに、7文字を入れるかどうかを考えましたが、やっぱり一行に収めることにしました。
その映像です。

結果、最後の「り」が小さくなってしまいました。
ご寛容ください。

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もう一つの新作「巻菱湖写」

2020-05-24 19:00:18 | 作品

今日、出来上がったもう一つの「巻菱湖写」。その映像です。
材は、薩摩ツゲの根杢。

 

コメント (2)
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新作「巻菱湖写しの駒」

2020-05-23 19:17:29 | 作品

盛り上げにしようか、彫り埋めにしようかと、仕上げを保留していた「巻菱湖」。結局は盛り上げにしました。
木地は、杢や斑入りではなく、いわば玄人好み、御蔵島ツゲの柾目。
こんな出来上がりです。

 

 

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漆の話、続々

2020-05-19 22:09:59 | 文章

今回は漆の艶について。

艶に関しては、塗り立て艶漆、艶なし漆、呂色漆などと種類も色々で、乾いたら艶が出る漆で、製法として2通りあります。
多いのは、中国産漆に艶の出る薬剤を混ぜたもので、比較的安価な大量生産のお椀などで使われ、「塗ったのが乾けば出来上がり」といった、どちらかというと安直な品物に使われる漆だと言えます。
日本産漆で、乾けば、艶ありで仕上がる漆もあります。
これは、某メーカーの製法特許で、自動車ボデー用に開発された漆です。ずっーと以前に買って試してみたのですが、余りにもテカテカで、小生の好みではなく、そのまま放置しています。

艶なし漆(無艶漆)は、表面が艶なし状態で乾固する漆で、中国産漆が使われて、艶が出ないような薬剤を混ぜたものとのことです。一部の駒にはこの漆で仕上げたものがあるようですが、小生は使ったことが無いので詳しくはわかりません。

呂色(ろいろ)漆は、蠟色漆とも書きます。
呂色(蠟色)とは、塗り立てとき、あたかも「蝋」のような鈍い光沢で表面になるところからこの名前で呼ばれ、基本的には混ぜ物をせず漆100%で精製したピュアな漆で、これにも中国産と日本産とがあり、値段も大きな違いがあります。
色では、黒漆と茶色っぽい木地色漆とがあります。
黒呂色漆は、木地色漆に鉄漿(おはぐろ)を混ぜることで黒くした漆で、一番ポピュラーな漆です。
呂色漆は乾固した状態では、光沢は鈍く、それを磨くことによって艶が出て、深みのある光沢へと変化させて仕上げます。

なお、箱などの拭き漆に使う漆は、生(き)漆と言って、チューブから出した直後の液体では乳白色で、空気と結合することで茶黒色に変化してゆきます。これは精製前の漆なのでかぶれやすく、取り扱いには注意を要します。
(この漆で箱を拭いたりするあとは、よくかぶれる。2週間前も、そうでした)


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漆の話、続き

2020-05-19 21:18:53 | 文章

ところで、漆文字の艶についてですが、表面がキラキラしているのが好きな人と、キラキラしていないのが好みだという人が居ます。

小生の場合は「ほどほど」が良く、自然で穏やかな光沢の「中庸」が、好みです。
と言いますのも、キラキラ過ぎる駒の場合、実戦、特にタイトル戦では敬遠されることが多い。若い人なら、余りこだわりは無いのでしょうが、ある程度の年配者には、キラキラし過ぎる文字(駒)は、眼に触るという問題が潜在しているのです。

こんなことがありました。もう20年くらい前のことです。
この日は四国の某ホテル。明日は、ここでタイトル戦が開催されます。
あと一時間ほどで検分の時間。
ふと思い立って、持参した駒を念のため再確認しようとしたとき、駒の文字が天井のトップライトで、光ってギラッと見えた瞬間、違和感が走りました。
「これはちょっとマズイ。このギラギラを抑えなくては・・」と。
しかし、時間が迫っています。
でもとにかく、ありあわせの知恵と経験を総動員して、強すぎるギラギラを抑えることに成功。
「検分」では何の問題もなくパスしたことは、もちろんでした。

 

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漆のこと

2020-05-18 06:02:29 | 文章

5月18日(月)、朝から明るい陽光。
昨日は涼しかったのですが、今日は暑くなりそう。

先日、漆についてお尋ねをいただきました。
漆は大きく分けると、日本産漆、中国産漆があります。
日本漆は岩手県浄法寺辺りで栽培される漆が有名で、最近ではそのほかいくつかの地域で町おこしとして試験的に栽培を始めるところが出てきました。
しかし量的には、中国産と比べてごくわずかで、品質的には硬さとか見た目の深みなどで微妙に勝る日本産にこだわって、漆工芸の著名な作家の中には日本産のみを使う人もいると聞いています。
価格的には、中国産が50グラム1000円余り、日本産は10000円ほどで、値段差は約10倍の開きがあります。
小生の場合は、下地となる錆漆での彫り埋めまでの工程では、安価な中国産を使い、仕上げとなる盛上げには、日本産でも、産地や年度の違う7~8種類を常備し、その中から3種類ほどを混ぜて使っています。

市販されている漆には、黒漆、木地呂漆、透き漆などと精製や混ぜ物のあるなしの違いで何種類かに分かれます。中には、塗り立てで光沢が出るように混ぜ物をした漆もあり、これは、テカテカが過ぎて漆本来のしっとりした光沢とは似て非なるもので、高価な日本産漆では、このようなことをすることはありません。

日本産漆の自然な光沢は、蠟色漆を磨き上げて引き出します。

時間がなくなりました。この続きは、また後ほど。

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新作「鰭崎英朋書の駒」

2020-05-17 17:58:14 | 作品

出来上がりました「鰭崎英朋書の駒」。
隷書の文字、こんな感じです。

 

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熊澤良尊の駒蔵

2020-05-13 23:34:10 | 作品

熊澤良尊の駒蔵

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駒の写真集

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