ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

ときめき

2007-08-01 10:23:47 | 日記・エッセイ・コラム

はっきりした理由は判らないが
8月1日がやってくると
胸の奥に熱いものが湧いてくる。

多分、少年時代の何かがよみがえるのだろう。

8月1日といえば夏休みの真っ只中、
川遊び、クワガタ捕り、廃坑探検、トマトの盗み食い・・・・・
毎日がトム・ソーヤの気分。

ふと触れたクラスメートの胸のふくらみに驚き
何かしら未知なるものへの憧れと
禁断の恥じらいにつつまれた初めての夢精。

めくるめく太陽の下で脱皮していく少年。

その頃の少年のときめきが
細胞の一つ一つに記憶されていて
今も8月がやってくると
その記憶が一斉に目覚め
ぼくは少年に還っていく。

8月1日・・・・7月の昨日とは
雲の形も光りと陰も真っ赤なサルビアの色さえも
あきらかに違って見える。

  
落ちながらもつれあふ蝶日の盛り    やす