ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

太陽がいっぱい

2011-11-04 18:50:55 | 日記・エッセイ・コラム

「太陽がいっぱい」
ラジオから流れてくる。

アランドロン主演、ルネクレマン監督
音楽がニーノロータ。
1960年公開のフランス映画。
金持ちの友人を殺し、
その恋人と財産を手に入れようとした青年の物語。

上京して間もないころ
渋谷の東急名画座で観た。
映画館を出てから道玄坂で真っ黒なインドカレーを食べた。
初めて口にする本物のカレーの味に
カルチャーショックを受け
ニーノ・ロータの哀愁の旋律とともに忘れられない
東京の想い出。

2003年に東急文化会館は解体されてしまったが
プラネタリュウムも想い出の一つ。
大学にも馴染めず孤独を深めていった青春の日々。
遠く四谷辺りから安保闘争のシュプレヒコールが
聞こえていて
いっそう寂しさをつのらせた。

東京は好きだが、同じく嫌いだった。

柿のシャーベットを作ってみた。
昼あんどんのような
なんともぼんやりした味に仕上がって
試食させられた客人には相済まぬことでした。

     おでん突つき男にもある嘘涙


選ぶ

2011-11-03 13:19:37 | 日記・エッセイ・コラム

温暖化対策を目的として
県内小中学生からエコをテーマの詩を募集。
主催は「とちの環県民会議」。

338作品の応募の中から
上位33作品が選ばれ
審査委員の手元に送られてきた。

エコポエムといっても、まだ子どもなので
作文形式で書かれたものが多い。
それでも中には、はっと!する着眼と表現に
詩人の素質を予感させられて
おもしろい。

エコロジーは道徳の一つ。
子どもの内から身につけさせたほうが良い。
教えられてやるのではなく
自然に体得するにはできるだけ早い時期が良い。
その意味からも
この事業(今年で4回目)は有意義であると思う。

大賞2作品、優秀賞4作品を選ぶのだが
33作品総てに賞を与えたいと思う。
落とされる作品をつくってしまうことが
審査の最もつらい仕事である。

今宵夕飯は鯖の味噌煮。
鯖・ささがきゴボウ・生姜・仙台赤みそ・酒・醤油・みりん
水・ざらめ糖
以上が一般的な鯖の味噌煮だが
そこに、テンメンジャンを加えるのがミソ。
----------これが、まことに美味!

     赤とんぼくるくるわたし目が回る