少し先ですが…12月21日は「冬至」です。
冬至と言えば、カボチャを食べて、柚子湯に入って…
私は子供のころからそういう習慣で育ちました。
おそらくこれは一般的な習慣かと思いますが
中には他の習慣で育った方もいるのでないでしょうか…。
いつものように「二十四節気養生」さまからもご紹介します。
冬至是个非常重要的节气,也是一个很重要的节日。冬至的日期是在每年的十二月二十二日或二十三日,它的由来和历法有着直接的关系。古有:“斗指戊,斯时阴气始至明,阳气之至,日行南至,北半球昼最短,夜最长也。”“日短”、“日短至”之说,这段经文从阴阳学观点阐述了冬至的到来是阴气盛极而衰,阳气开始萌芽 的时候,从天文学角度说明了昼夜长短变化的依据,明确指出:冬至这一天的白天是在一年中最短的一天,太阳几乎直射在南回归线上。过了冬至后,随着太阳直射的北移,白天的时间渐渐长起来。俗话说:吃了冬至饭,一天长一线。早在汉代曾把冬至作为公定节日,文武百官皆可放假一天。在我国台湾则有“冬至过大年”的说法,他们把这一天比做过年一样重要。每逢“冬至节”家家户户搓汤圆,而且把冬至的汤圆分成红、白两种,按老辈人的说法:不吃金丸(红汤圆)、银丸(白汤圆),不长一岁。冬至之备受重视,由此可见一斑。
我国大部分地区习惯自冬至起“数九”,每九天为一个小节,共分为九九八十一天 。民间流传着一首歌谣:一九、二九不出手,三九、四九冰上走,五九、六九沿河看柳,七九河开,八九燕来,九九加一九耕牛遍地走。这首歌谣生动形象地反映出不同时间的季节变化,也表现了我国劳动人民的智慧。 三九是天气最冷、地面积蓄热量最少的日子,所以也有“冷在三九 ”的说法。在我国长江流域更有:天虽寒,独有腊梅来争妍的迷人景观。
如此重要的节气,我想把养生的重点放在中老年朋友身上,尤其是中年人,作为承上启下的一代,肩负着社会、家庭的重担, 加上新世纪的快节奏与现实生活中的诸多矛盾,使人经常处于紧张繁忙的状态之中,长此以往,若不注意保养自己,必然影响身心健康。《灵枢·天年》云:“人生……三十岁,五脏大定,肌肉坚固,血脉盛满,故好步;四十岁,五脏六腑十二经脉,皆大盛以平定,腠理始疏,荣华颓落,发颇斑白,平盛不摇,故好坐;五十岁,肝气始衰,肝叶始薄,胆汁始减,目始不明”。寥寥数语概括了中年人的生理、心理特点,又指出人到中年是生命历程的转折点,生命活动开始由盛转衰。虽然如此并不可怕,《景岳全书·中兴论》曰:“人于中年左右,当大为修理一番,则再振根基,尚余强半”,书中告诉我们,人到中年若能科学地运用养生之道,调理得当,是可以保证旺盛的精力而防早衰,达到延年益寿的目的。
中年养生的关键:
一、静神少虑(即“壮不竞时,精神灭想”)要求中年人
1.精神畅达乐观,不为琐事劳神,不要强求名利、患得患失;
2.注意合理用脑,有意识地发展心智,培养良好的性格,寻找事业的精神支柱;
3.学会欣赏别人的优点,工作、学习之余多听音乐,它会给你带来无穷的快乐;
4.注意仪容仪表,不同的场合装束要得体,心态年轻化,以振奋精神,添生活乐趣。
二、劳而勿过(《备急千金要方·道林养性》即“养性之道,常欲小劳,但莫大疲及强所不能堪耳”)
1.避免长期“超负荷运转”防止过度劳累,积劳成疾;
2.根据自身情况,调整生活节律,建立新的生活秩序;
3.利用各种机会进行适当运动,有句谚语“冬天动一动,少闹一场病;冬天懒一懒,多喝药一碗”。说明冬季锻炼的重要性。
三、节欲保精(《养性延命录》:“壮而声色有节者,强而寿”)
1.欲不可纵。要根据自身实际情况节制房事,不可因房事不节,劳倦内伤,损伤肾气。肾为先天之本,肾精充足,五脏六腑皆旺,抗病能力强,身体健壮则人能长寿。反之,肾精匮乏,则五脏虚衰,多病早夭。《泰定养生主论》曰:“三十者,八日一施泄;四十者,十六日一施泄,其人弱者,更宜慎之,人年五十者,二十日一施泄。……能保持始终者,祛疾延年,老当益壮”,这说明严格而有规律地节制性生活,是健康长寿的必要保证。
2.养血固精。唐代医学家孙思邈以“男子贵在清心寡欲以养其精,女子应平心定志以养其血”也就是男子以精为主,女子以血为用,来说明节欲保精的重要性,而东汉医家张仲景则以“凡寡欲而得之男女,贵而寿,多欲而得之男女,浊而夭”阐述了节欲保精不但有利健康,而且是优生优育的首要保证。
那么老年朋友的生理变化又是怎样的呢。《灵枢·天年》篇:“六十岁,心气始衰苦忧悲,血气懈惰,故好卧;七十岁,脾气虚,皮肤枯;八十岁,肺气衰,魄离,故言善误,……”这种脏腑气血精神等生理机能的自然衰退也会影响到心理的变化,表现出常有的孤独垂暮、忧郁多疑、烦躁宜怒等心态,正是这种生理、心理上的稳定性、自控性降低,使老年朋友更容易发生疾病且不易恢复。所以,保健养生方面应提倡精神摄养、饮食调养为主;顺时奉养、起居护养、药物相助为辅的方法。
一、(精神摄养(知足谦和,老而不怠)
保持“谦和辞让,敬人持己”“知足不辱,知止不殆”的心态,即处世要豁达宽宏、谦让和善,生活知足无嗜欲,做到人老心不老,热爱生活,保持自信,勤于用脑。宋代医家陈直在《寿亲养老新书》中载诗一首:“自身有病自身知,身病还将心自医,心境静时身亦静,心生还是病生时”。诗中告诫我们,只有进行自身心理保健,才可杜绝情志疾病。
二、饮食调养(审慎调食)
1.食宜多样 谷、果、肉、蔬合理搭配,适当选用高钙食品。
2.食宜清淡 针对老年人脾胃虚弱的特点,不宜吃浓浊、肥腻和过咸食品。用现代营养学观点,老年人的饮食应“三多三少”即蛋白质、维生素、纤维素多;糖类、脂肪、盐少。
3.食宜温热熟软 老年人阳气日衰,脾喜温恶冷,故宜食温热之品保护脾肾。由于年老齿松脱落,咀嚼困难,故宜食熟软之品。
4.食宜少缓 “尊年之人,不可顿饱,但频频与食,谷气长存”。主张老年人少量多餐,以保证所需营养又不伤脾胃。
三、顺时奉养(顺四时而适寒暑)
告诫老年人要“依四时摄养之方,顺五行休王之气,恭怡奉亲,慎无懈怠”也就是说,天地、四时、万物对人的生命活动都会有影响,要想在自然界中求得自身平衡,首先要顺应自然规律,顺应四时气候变化,懂得“人最善者,莫若常欲乐生”。只有这样才能老当益壮,益寿延年。
四、起居护养(起居有常,不妄作劳)
“起居有常,养其神也,不妄劳作,养其精也”老年之人若能合理安排起居作息,就能保养神气,劳逸适度可养其肾精。尽量做到“行不疾步、耳步极听、目不极视、坐不至久、卧不极疲”。
五、药物相助(固先天之本,护后天之气)
健康长寿的重要条件,是先天禀赋的强盛和后天营养的充足。由于老年人机体功能减退,除进行其他方面得调养外,有些药物是可以帮助其强身健身的。药物养生应以固先天之本,护后天之气为主。所谓“先天之本”即肾为先天之本,生命之根。肾气充盛,机体代谢能力强,人的衰老速度缓慢;所谓“后天之气”指脾胃为后天之气,又是气血生化之源,机体生命活动所需的营养物质都靠脾胃供给。所以,老年人的药物养生应以固护脾、肾为重点。用药原则应遵循:多补少泻;药宜平和,药量宜小;注重脾肾,兼顾五脏;分类论补,调整阴阳;掌握时令,观察规律;多以丸散膏丹,少用水煎汤剂;药食并举,因势利导。如此用药方能补偏救弊,防病延年。
日本語
冬至はきわめて大切な節気であり、重要な祝日の一つでもある。冬至は毎年12月22日あるいは23日であり、その由来は暦法と直接関係がある。昔は「斗が戊を指すと、この時には陰気が明らかに衰え始め、陽気の至りで、日は南に行き、北半球は昼が最も短く、夜が最も長くなる」。「日が短い」、「日が短くなる」という言い方がある。これは陰陽学の観点から冬至の到来が陰気が盛りのピークに達してから衰え、陽気が芽生え始める時を詳しく述べたものであり、天文学の角度から昼夜の長さの変化の根拠を説明し、「冬至という日の昼間は1年中で最も短い日であり、太陽はほとんど南回帰線の上から直接照射している。冬至を過ぎてから、太陽の直接照射が北へと移るに従って、昼間の時間が次第に長くなる。諺によると、冬至のご飯を食べてからは、昼間が日に日に長くなる。早くも漢代の頃から冬至を欽定の祝日とし、文武百官はいずれも1日休みをとることができた。わが国の台湾省に「冬至が過ぎてからお正月を迎える」という言い方があり、この日を正月を迎えるように大切なものと見なしている。「冬至の祝い」となると、どの家もだんごをしらえて、冬至のだんごは赤、白の2種類に分け、年長者の話になると、金丸(赤いだんご)、銀丸(白いだんご)を食べなければ、年がひとつ増えない、ということである。冬至はどれほど重視されているかは、これをみても分かるだろう。
わが国のほとんどの地域は冬至から「九を数える」という習慣があり、九日間ごとに小節で、合わせて九つの九である八十一日間に分けられている。民間においては次のような歌謡に広く伝わっている。一九、二九になると手が伸ばさず、三九、四九になると氷の上を歩くことになり、五九、六九になると川沿いに立ってヤナギを見、七九になると川の氷が解け、八九になるとツバメが飛来し、九つの九にさらに一つの九が加わると耕作用の牛の姿があちこちで目につく。これは生き生きとして、ありのままに、異なった時期の季節の変化を反映したものであり、わが国の働く人びとの知恵を表わすものであった。三九は最も寒く、地面に蓄積された熱が最も少くない日であり、そのため、「寒い日は三九」という言い方もある。わが国の長江流域は気候が寒いが、ロウバイだけが咲きほこって人びとを魅了する景観がある。
これほどの重要な節気において、わたしは養生の重点を中・高年の方々の側に置きたい。特に中年の人たちは、前人の事業を受け継ぎ未来を切り開く世代として、社会、家庭で重い責任を担っており、それに新しい世紀の速いテンポと現実の生活の中の多くの矛盾が加わり、人びとはいつも緊張して多忙な状態の中に置かれており、そのまま暮らして、保養に意を配らないならば、心身の健康に影響を及ぼすことになりかねない。『霊枢・天年』は、「人生は30歳になると、五臓が大いに安定し、筋肉が固まり、血、脈が旺盛で、ゆえによく歩き回る。40歳になると、五臓、六腑、十二経脈はいずれも盛りがおさまり、皮下と筋肉が柔らかくなり始め、ピークを乗り越え、髪に白髪が混じり、盛りは落ちついてくるが、ぐらつくことなく、ゆえによく坐ることになる。50歳になると、肝臓の気が衰え始め、肝臓の葉が薄くなり始め、胆汁が減り始め、視力が衰え始める」とある。言葉数はきわめて少ないが、中年の人たちの生理、心理の特徴を要約したもので、人が中年になると生命の過程の転換点に置かれると指摘し、生命の活動は旺盛から衰退へと変わり始める。これほど恐ろしくはないが、『景岳全書・中興論』は、「人は中年前後になると、体の保養に大いに意を配り、更に基礎を固めて奮い立ち、残りの半生において強い体をつくる」と書いている。本の中でわれわれに、もし人が中年になって養生の道理を科学的に運用し、適切に保養することができれば、盛んな精力を確保して早期に老化するのを防ぎ、寿命を延ばす目的を達成することができるのであると忠告している。
中年における養生のポイント
一、精神的に静かに落ち着き、あまり考え事をしないこと(つまり壮健であって時と競わず、元気を保ち、考え事を消し去る)は中年の人びとに次のことを求めている。
1、精神的に晴れやかで楽観的で、些細な事に気を使わず、名利をむさぼり、個人の利害損得ばかりにこだわってはならない。
2、頭を合理的に使うことに意を配り、意識的に智能を発達させ、望ましい性格をつくることに努め、精神的な支柱となる生きがいを探す。
3、他人の長所をたたえることを学び取り、仕事や勉強以外に音楽をよく聞き、それは限りのない楽しみをもたらすことができる。
4、容貌、姿に意を配り、異なった場所にふさわしい身なりをし、心理的に若返り、それによって精神を奮い立たせ、生活に楽しみを添える。
二、働き過ぎないこと(『備急千金要方・道林養性』つまり「性を養う道は、適当な欲をもち、ちょっと働き、疲れすぎるようなムリをしないようにする」)
1、長期にわたって「超負荷で動きまわる」ことはやめ、働きすぎ、過労のため病気になることを防ぐ。
2、自分の状況に基づいて、生活のリズムを調整し、新しい生活の秩序を確立する。
3、さまざまな機会を利用して適切な運動を行い、「冬にちょっと体を動かすならば、病気にかかることが一回少なくなり、冬に怠けるならば、薬を1碗多く飲むことになるという諺がある。冬季に体を鍛えることの大切さを物語っていることである。
三、欲を節し精を保つ(『養性延命録』:「壮健で声色に節度がある者は、健康で長寿である」)
1、欲にふけってはならない。自分の実情に基づいて房事を節制し、房事に節度がないため、疲れてだるくて内傷となり、腎臓の気を傷つけてはならない。腎臓は先天の本であり、腎臓の精が十分であれば、五臓六腑が盛んになり、病気への抵抗力が強くなり、体がたくましくなり、長寿が可能となる。それとは逆に、腎臓の精が不足し、五臓が虚弱になり、病気がちになって夭折する。『泰定養生主論』は、「30歳になると、8日に一回でよい。40歳になると、16日に一回でよく、体が弱ければ、更に用心すること。50歳になると、20日に一回でよい。……終始これを保てる者は、病気にかかることなく寿命が延び、老いてますます盛んとなる」と書いている。これは性生活を厳格かつ法則にのっとって節制することは、健康と長寿に欠かせない保証であることを物語っている。
2、血を養って精を固める。唐代の医学者孫思邈は「男性は雑念を払い欲情をなくすことでその精を養うべきであり、女性は平常心と志でその血を養うべきである」、つまり男性は精を主とし、女性は血を用とすることで、欲望を節制して精を保つことの大切さを示し、後漢の医学者張仲景は「およそ寡欲であった男女は、健康で寿命が長く、多欲であった男女は、弱くて若死する」と言っており、欲を節して精を保つことは健康に役立つばかりでなく、健康な子供が生まれ、よく育てる最も重要な保証であるとしている。
それでは高齢の方々の生理の変化はまたどうであるか。『霊枢・天年』篇は「60歳になると、心の気が衰え始めて苦しみ悲しんでおり、気、血が怠り、ゆえによく横になる。70歳になると、脾臓の気が弱まり、皮膚がしわだらけになる。80歳になると、肺の気が衰え、魂が離れ、ゆえに話すことに誤りが多くなり、……」と書いている。このような臓腑、気、血、精神などの生理的機能の自然な衰退は心理の変化に影響を及ぼし、よく見られる孤独感、憂鬱、疑い深さ、いらいらしながら怒りやすいなどの心理状態を表し、まさにこのような生理、心理の安定性、自制力の低下は、高齢の方々が更に疾病にかかりやすくなり、回復しにくくする。そのため、保健養生の面では栄養を精神的に摂取し、飲食の補給を主とし、季節にもとづいて養生を行い、日常生活の面倒を見、薬物の相互補足を補とする方法を提唱すべきである。
一、精神的に栄養を摂取する(足りることを知り、謙虚であり、老いても怠ることがないこと)
「謙虚で人に親切で、人を敬って自分を律する」、「足りることを知り辱めなく、止まることを知り、それをおろそかにしない」という心理状態を保ち、つまり闊達として世に処し度量が広く、穏やかで善良で、生活の面で満足して嗜好の欲がなく、年は取っても気は若く、生活を心から愛し、自信をもち、よく頭を使うようにしなければならない。宋代の医学者陳直は『寿親養老新書』には「自分の病気は自らが知り、その病気を自ら心で治療し、気持ちが静かな時は体も静かで、心の病気は病気にかかった時に起こる」という詩がある。この詩はわれわれに、自分の心理的保健に努めてこそはじめて情と志の疾病を防ぐことができると忠告している。
二、飲食の養生(食を慎重に加減する)
1、食はさまざまで、穀物、果実、肉類、野菜を合理的に組み合わせ、カルシウムを多く含む食品を適切に選択しなければならない。
2、食はあっさりし、高齢者の脾臓、胃の虚弱という特徴に対し、あまり脂っこいものやすっぱすぎるものは食べるべきでない。現代栄養学の観点から言うと、高齢者の飲食は「3つの多と3つの少」つまり蛋白質、ビタミン、セルロースが多く、炭水化物、脂肪、塩が少ないものとするべきである。
3、食はあたたかくて熟して柔らかく、高齢者は陽の気が日に日に衰え、脾臓は暖かいものを好んで寒いものを嫌い、ゆえにあたたかいものを食べて脾臓、腎臓を大事にしなければならない。年を取ってからは歯が抜けるため、咀嚼することが困難になり、ゆえに熟して柔らかいものを食べなければならない。
4、食は少なめでゆっくり食べ、「年を取った人は、食べすぎてはならないが、何回かに分けて食べれば、穀物の気がいつまでも存在す」べきである。高齢者には量は少なめで回数の多いようにすることを主張し、これは必要な栄養を確保して脾臓、胃を傷つけないようにするためである。
三、季節にもとづいて養生を行う(四季の季節にもとづいて寒暖に適応する)
高齢者は「四季の養生の方法に基づいて、五行の気に沿って、恭しく、用心深く怠ってはならない」と忠告している。つまり、天地、四季の季節、万物は人の生命と行動に影響を及ぼし、自然界でみずからのバランスを求めたいならば、まず自然の法則に順応し、四季の気候の変化に順応し、「人にとって最もよいことは、常に楽しく過ごすことである」ことがわかる。こうしてこそはじめて老いてますます盛んとなることができ、長生きすることができる。
四、日常生活の面倒を見る(日常生活が規則的であり、みだりに働きすぎるようなことはない)
「日常生活が規則的であれば、その神を養い、みだりに働かないならば、その精を養う」。高齢者はもし日常生活を合理的に企画できるならば、精神の気を保つことができ、労働と休息が適度であればその腎臓の精を養うことができる。できるだけ「早足で歩くことなく、あまり大きな音や声を聞くことはせず、目も使いすぎず、長く坐っていることがなく、疲れすぎてから寝るようなことはしない」ことである。
五、薬物による相互補完(先天の本を強くし、後天の気を守る)
健康で長寿の重要な条件は、先天によって与えられた盛んさと後天の栄養の十分さである。高齢者は体の機能の減退のため、その他の方面の養生を行うほか、ある薬物はその体を丈夫にするのを助けることができるのである。薬物による養生は先天の本を強くし、後天の気を守ることを主とすべきである。いわゆる「先天の本」はつまり腎臓が先天の本であり、生命の根である。腎臓の気が旺盛であれば、体の代謝能力が強く、老化のスピードが遅くなる。いわゆる「後天の気」は脾臓、胃が後天の気であることを指し、また気、血の変化の源であり、体の生命の活動に必要な栄養物質はいずれも脾臓、胃によって供給されるのである。そのため、高齢者の薬物による養生は脾臓、腎臓を強くすることを重点とすべきである。薬物を使用する際の原則は、多く補給し、排泄されることを少なくし、薬は穏やかなものでなければならず、薬の量は小なめでなければならず、脾臓、腎臓を重視し、五臓双方に配慮を加え、分類して補給し、陰陽を調整し、季節をよく把握し、規則を観察し、丸・膏・散・丹を多く服用し、煎じ薬は少なめにし、薬と食を同時にとり、状況に応じて良い方に導くということに従うべきである。このように薬を使えば欠点を是正し、病気を予防し、長生きをすることができる。