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つい先日まで見事に紅葉していた
紅葉葉楓(モミジバフウ)もすっかり落葉し,
樹には,実だけが残り,ぶらぶらと風に揺れています。
特に,この木にはたくさんの実がついているようで,
中には紅く色づいているものもあります(写真上)。
写真下,黒松でしょうか,
上の楓と同じく,たくさんの実,松ぼっくりを付けています。
松ぼっくりは何年かかかってあの松ぼっくりに育つのだそうです。
そして,松の果実,実には違いありませんが,
ナッツとして,あるいは料理の食材として使われる
あの「松の実」そのものではありません。
松ぼっくりは松笠とも呼ばれ,杉や檜などにもよく似た実がつき,
これらは球果といわれ,針葉樹の特徴的な果実のようです。
松の実はこの松ぼっくりの中に入っているいわゆる胚乳といわれる部分です。
しかし,日本によく見られる赤松,黒松などの松ぼっくりは3~4cmと小さく,
松の実はとれないようです。
チョウセンゴヨウマツは松ぼっくりが10~20cmもあり,
「松の実」は主にこの松からとられているそうです。
寒晴や頬打つ風の心地よし