行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

トラツグミ

2022-02-11 20:00:34 | 
今年は寅年、どこかで見たいと思っていたトラツグミ、
近くの公園の竹林にいました(2/1、2/8)。


今年は鳥の姿が少ないと思いながら、
自宅近くの公園を散策。
普段はあまり行かない竹林横を歩いていると、
竹林の中にトラツグミの姿を見つけました。


ツグミ科トラツグミ。
一般的には漂鳥、夏は低山から亜高山帯で過ごし、繁殖。
冬は雪の少ない平地に現れ、林の多い公園などでも観察されます。


警戒心はツグミと同じほど、
近づくとあわてて逃げます。
しかし、遠くには逃げず、比較的近くの木の枝などに姿を隠します。


トラツグミ。
体長は30cmほどでツグミより大きく、
頭部から腰や翼などに黄褐色の黒く縁取られた鱗状の斑が密にあります。
この黄褐色の斑から虎鶫(トラツグミ)の名。


また、体の下面は白っぽい鱗状の斑。
ツグミと同じく、雌雄同色です。


食性は雑食、
林の地面で、落ち葉をかき分けながら、
土中のミミズや昆虫類などを捕食することが主ですが、
冬季には、木の実も食べるようです。


ずいぶん昔のことですが、
横溝正史原作の「悪霊島」という映画がありました。
その映画のキャッチコピーとして記憶に残るのが「鵺の鳴く夜は恐ろしい」。
その鵺(ヌエ)はトラツグミのことだそうです。
かつてはトラツグミは鵺(ヌエ)と呼ばれていました。
コメント
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