行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アマナ、アオイスミレ

2024-04-28 20:00:35 | 花,植物
公園の保護地にアマナの花を見つけました(3/17)。


ユリ科アマナ属の多年草のアマナ(甘菜)、
春早く、葉を伸ばし、花を付けます。
そして、夏には他の草の中に埋もれ、姿を消します。
いわゆるスプリング・エフェメラルと呼ばれる植物の一つ、
かつては、里山環境の河川の堤防などによく自生していたようですが、
環境変化により、現在は見られる場所がかなり少なくなっています。


花は披針形で先端がやや尖った白色、
背面には紫の筋が入った釣り鐘状でチューリップによく似ています。
古い分類ではチューリップ属とされていました。
かつては球根が食用にもされていて、甘いところから甘菜の名があるようです。


球根は10cm位の深さに埋もれており、
そこから細い茎を出し、この茎の中程から葉を伸ばします。
葉は線形で2枚、ほぼ同じ大きさのものが向かい合うように伸び、
この葉の間に花茎が伸び、その先端に白い花を一つだけつけます。


花被は6枚、披針形で先端がやや尖ります。
雄蕊は6個で花被より少し短く、葯は黄色になります。
花は晴れた日にはよく開くが、曇りの日には閉じます。


近くにアミガサユリ(編笠百合)が咲いていました。
ユリ科バイモ属の半蔓性多年草です。
花は径3cmほどの鐘状花、内側に黒紫色の網目状斑紋が魅力です。


公園の遊歩道沿いに白っぽいスミレを見つけました。
3月の中旬、この時期に咲くのはアオイスミレとタチツボスミレぐらい、
葉がフタバアオイのように丸いのでアオイスミレです。


アオイスミレ、
春早く、ほとんどのスミレより早く咲きます。
花は白地に紫が乗り、花弁が波打ち、少し崩れ気味に見えます。
コメント
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