行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

柿の木の蝉

2009-08-21 23:46:12 | Weblog
ホウシゼミ

 アブラゼミ

今年は事実上の梅雨明けが8月初旬過ぎと,夏が遅かったせいか,
例年と異なり,アブラゼミとツクツクホウシの出現が
ほぼ重なっているように思える。

8月16日の日曜日,遅い目覚めの後,庭に出てみると,
柿の木の日陰部分に,アブラゼミが3匹,
ツクツクホウシが4匹も留っている。
いつも1,2匹はいるのだが,同時にこんなにいるのは珍しい。
夜中に一斉に殻から抜け出たのかも知れない。
写真はそのときのアブラゼミとツクツクホウシ。

そんな蝉たちが一斉に殻を抜け出し,
短い地上生活を始めた思われるお盆の12日,
夕食後,いきなりの寒気,悪寒,体の震えに襲われ,
39度の熱発にみまわれた。
これは新型インフルエンザかもと思い,
家族への感染等いろいろ心配をしたが,
翌朝には熱は引き,夕方には平熱に戻っていた。
熱以外の他の風邪の症状は全くなく,
盆明けの医者の診断は,インフルエンザだったらそんなに早く熱が下がらない,
多分,普通の風邪であろうとのことであった。

発熱は体の防御機能という。
ウィルスあるいはバクテリアと体が闘っている証拠という。
この発熱は,まだまだ,体の防御機能が健在であり,
抵抗力あるということなのであろうと心強く思った次第である。

 まだ若い三十九度の熱も出る
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夾竹桃(キョウチクトウ)

2009-08-20 22:22:03 | Weblog
  夾竹桃(黄色)

夏を代表する木の花,夾竹桃(キョウチクトウ),
インドから中東原産のキョウチクトウ科の常緑の小高木,
中国名の夾竹桃をそのまま読んでキョウチクトウの名,
チク(竹)の字は葉が細葉で竹の葉に似ているから使われているが,
その葉はトウ(桃)の葉にも似ているような気がする。
強健で乾燥,大気汚染にも強く,高速道や街路の路側帯,
公園などによく植えられているのを見る。
一重,八重,大輪咲きなどいろいろな園芸品種も作られており,
花の時期は長く,6月~9月ごろまで花を咲かせる。
花色は紅色,ピンク,白,黄色などがあるが,
写真上のピンクの花がよく見られる。

夾竹桃日傘が一つとおり過ぐ
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ペンタス

2009-08-19 21:44:23 | Weblog
ペンタス

星形の小さな5弁花が茎頂に密集して咲く。
花色は赤,白,ピンクなどがあり,
それぞれ赤い星,白い星をぎっしりと敷き詰めたようである。
ペンタスの名はこの5弁花,ラテン語の5,ペンタが由来となっている。
熱帯アフリカの原産のアカネ科の多年草,
5月ごろから秋遅い11月まで,
真夏の暑さにも負けず,咲き続ける。
これも日々草同様寿命の長い花である。


ペンタスはよべの花火が地に咲けり
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日々草(ニチニチソウ)

2009-08-18 21:39:52 | Weblog


日々草(ニチニチソウ),キョウチクトウ科の一年生草本,
日照り,乾燥に強く,6月から秋まで次々と花を咲かせ続ける。
丈夫で長持ちの典型である。
品種改良により,花色も豊富,白,桃,赤,紫などがある。
夏の花壇には欠かせない花であり,公園,家の庭,サービスエリアなどに
幅広く植栽されている。

日々新しく花を咲かせ続けるところから日々草の名があるのだが,
毎日たくさんの花を次々と付けるので,
同じ花がずっと咲き続けているように思える。
しかし,草は毎日少しずつ成長しており,
その花,花数,姿形も少しずつ変わっている。

我々の日常も毎日変わりのなくつまらないと思うこともあるが,
毎日どこかが,少しずつ変わっているはずである。
そのちょっとした変化を見つけ,
知り,楽しむことはとても大切なことなのかも知れない,

日々草いつものバスの女学生
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白妙菊(シロタエギク)

2009-08-17 23:19:48 | Weblog



昨日の初雪草に続き,今日も葉の白い草です。
白妙菊(シロタエギク),葉は一年中白く,
花は6月~7月,写真のような黄色の花をつけます。

細かい白い毛が株全体を覆い,葉が白銀色に輝いて見えます。
日陰にあり,弱々しいものは病気の草にも思え,
人によっては気持ち悪いと感じるようです。
微妙なところで,そういわれてみるとそのようにも感じます。
花を咲かせないで葉の勢いを保ち,鑑賞することもされているようですが,
花もその黄色が葉の白さに似合っており,きれいです。
名前のとおりキク科,常緑いや常白?の多年草です。

先日のこと,昼の暑さも少しやわらいだ夕方,
ビールでもと思い居酒屋に入りました。
なにかの寄り合いの帰りでしょうか,
隣の席で,自分より一回り以上は年を召していると思われる
白髪,りっぱな白髭をたくわえた3人の老人が,盛んに昔話をしています。
酔いとともに,だんだんそれが,
それぞれの自慢話になっていくのをおもしろく聞いていました。
そして,そのりっぱな白髭を見ながら,
白髪は毛髪の色素細胞の衰えによる色素の消失であり,
主に老齢によって生じるが,
植物の葉の白色化はどうして起こるのだろうか,
白妙菊の葉はどうして一年中白なのだろうか,
そんなことをふと思う瞬間でありました。

翁たち昔自慢の夕涼み
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初雪草(ハツユキソウ)

2009-08-16 22:35:52 | Weblog



夏の花ですが,初雪草(ハツユキソウ)です。
花が咲く頃(7月~9月)に,花に近い上層部の葉の縁が白くなり,
冠雪のように見えるところからのようです。
同じようなことでしょう,スノーオブザマウンテンという別名があります。
葉の薄緑と白のコントラストが美しく,よく目立ち,
この時期になると存在に気が付く植物です。
白い小花もかわいいのですが,葉が鑑賞の対象とされる植物でしょう。
同じく葉を鑑賞するポインセチアと同じ,トウダイグサ科の植物です。

花が咲く頃に花の近くの葉が白くなるのは,半夏生に同じです。
多分,それは目立たない,存在の弱い花に虫たちを集める
繁殖のための知恵と思われます。
北米南部原産の一年草,草丈は50~100cmに育ちます。

夏の野に雪かぶるかな初雪草
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神流(カンナ)

2009-08-15 23:36:03 | Weblog





いかにも夏の花という風情のカンナ。
特に赤いカンナにはその感が強い。
昔のカンナは草丈2m近くに思えるほど大きかったように記憶している。
小学校の校庭に,その大きな赤のカンナが何本も咲いており,
夏休み,じりじり燃えるような太陽の下,そのカンナを見ながら,
毎日のように,ソフトボール野球に興じた思いがある。
そんな思い出もあり,私の中では夏の花といえばカンナ,
カンナといえば赤を思い出すのである。

カンナはカンナ科カンナ属の多年生球根植物,原産は亜熱帯アメリカ。
昔はカンナというと大きな草丈,大きな花と葉であったが,
最近は矮性の園芸品種の開発がされ,昔見たほど大きいと感ずるものはあまりない。
草丈30cmほど,植木鉢で楽しめるものもあるという。
また,カンナは葉が観葉植物のようであり,それも魅力の一つである。
その葉の色を変化させたり,模様化した園芸種なども改良されているようである。
写真はそんな黄色と緑のストライブ模様の葉のカンナ(横浜大黒ふ頭),
と黄色の大きなカンナ(稲城市),いずれも7月撮る。

カンナ燃ゆ野球少年汗の色
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紅葉葵(モミジアオイ)

2009-08-14 22:59:58 | Weblog



カメラを抱えての散歩中,
視界に真っ赤な炎えるような大輪花が飛び込んできました。
曇りの天気ですが,そこだけは日が注いでいるようです。
花は大きく開き,開放的でいかにも夏の花という感じに咲き誇っています。
また,大きな花の真ん中,雄蘂と雌蘂が
柱状に長く伸びているのがとても印象的です。
蕾と花の形状からは葵,芙蓉と同じ,アオイ科の植物と思われますが,
なんという名の花なのでしょうか。

花は紅葉葵(モミジアオイ)という名でした。
別名は紅蜀葵(コウショクキ)とあります。
蜀葵とは立葵(葵の別称)のことですのでそのままの命名です。
紅葉葵は葉が深く裂け紅葉のようであり,
葵のような花なので紅葉葵(モミジアオイ)の名です。
北アメリカの原産,思ったとおりのアオイ科フヨウ属の宿根草でした。
1.5~2mと丈が高くなり,花の大きさも15cmを超えますが,
木本ではなく草本植物です。

いつの日や晴れることあり紅蜀葵
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禊萩(ミソハギ)

2009-08-13 23:11:15 | Weblog



長い花穂にピンクの小花が密集して咲く,小花は4弁から6弁,
一つ一つの花を見てもけっこうきれいである。
禊萩(ミソハギ)はミソハギ科ミソハギ属の多年草,
盆花(ボンバナ),精霊花(ショウリョウバナ)の別名がある。
別名から想像できるように,盆の今頃,水辺の湿地や畑畦などに咲く。
栽培もされており,これらは6月末ごろから花壇などで見かける。
ミソハギの名は禊の儀式に使ったところから名付けられたといわれている。

禊萩や夫婦蜻蛉の穂を揺らす 
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夏水仙はヒガンバナ科

2009-08-12 21:04:14 | Weblog
 夏水仙

 アフリカハマユウ


夏水仙という名があり,花は百合に似る。
春に葉が出,その葉が枯れた後,8月頃花茎をスルスル伸ばし,
ピンク色のラッパ状のきれいな花をつける。
いつのまにか花茎がスッと伸び,茎頂にいくつも花を咲かせる。
花の付き方,咲き方がヒガンバナによく似ている。
名前に水仙とあるが,夏水仙はヒガンバナ科なのである。
別名をリコリス,草丈は50cm程度になる。

園芸栽培もされているが,里山の道路脇,畑畦などに自生している姿もよく見る。
写真上は石見銀山大森地区,旧精錬所跡の道端に咲いていた自生の夏水仙(8/9)。
写真中はお寺の花壇にあったもの,墓参りの途中撮す(8/8)。

6月下旬から7月,公園などでテッポウユリによく似た漏斗状の白花を
茎頂にたくさんつけた大型の草を所々で目にした(写真下,6/28)。
葉はオモトに似ており,これも大型。
根元の葉の中から花茎がスルスルと伸び,
咲いた花の高さは1mを超える。
花の形状からユリ科の植物と思い調べて見たが,該当するものはない。
花は白だが,花の付き方,咲き方が夏水仙にそっくりである。
どうも,夏水仙と同じ,ヒガンバナ科の植物のようである。
旧名インドハマユウ,いまはアフリカハマユウと呼ばれている草のようである。
6月~7月,白いラッパ状の花を茎頂の散形花序につけるとある。

 スルスルと茎伸びし先夏水仙

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