行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

カワセミ

2016-12-21 20:00:19 | 
小さな流れを縄張りとするカワセミ、
いずれも樹にとまる姿、
近くでしっかりと写りました。


桐の枝にとまり、
獲物が来るのをじっと待っているようです。
ここは獲物が多いとは言えない小さな流れ、
カワセミ君、ちょっととまっては次の場所に移り、餌を探します。


なんといっても、
美しいコバルトブルーの背中がチャームポイントです。


50-500mmの望遠ズームを抱えて
そっと近づいて、ノートリミングの一枚。
ここまで近づくと大概は逃げられます。


正面姿、
冬になり、胸部から腹部のオレンジ色の毛が
ふさふさと美しくなりました。
とまっている枝はアジサイ、
この枝、もう新芽が緑色になっています。


上の4枚とは別の日、
少し離れた池の横、
草の枯茎にカワセミがちょこんととまっていました。
これも雄ですが、上とは別の個体かも知れません。


さらに近づいて見ました。
(70-300mmレンズでトリミング)


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ホシゴイ

2016-12-20 20:00:22 | 
散歩道の小さな流れに、
ホシゴイを2日連続で観察しました。


ホシゴイ。
ゴイサギ(五位鷺)の幼鳥です。
褐色の羽毛に白っぽい斑点が入り、
この斑点が星のように見える事からホシゴイと呼ばれます。


成鳥のゴイサギは灰青色と白色のツートン、
アオサギよりはるかに青色、
幼鳥(ホシゴイ)とはまるで色が異なります。
幼鳥が成鳥に成長するまで約3年ほどかかるようです。


ゴイサギは、昼間は林の中でじっとしていて、
夕方から川や池へ出かけて、魚などの獲物を捕る夜行性の鳥。
ホシゴイも多分夜行性、
川辺の岩の上で寝ているようにじっとしていました。


翌日、300mほど離れた岸辺にホシゴイを見つけました。
多分、昨日と同じ個体です。
腹部は茶褐色と黄褐色の縞模様です。


虹彩は黄色がかったオレンジ色、
鋭い目つき、
羽根色もタカやワシと同じような褐色、
猛禽類のように見えます。


コサギやアオサギよりさらに警戒心が薄いようで、
近づいても逃げる気配を見せません。
至近距離から一枚。
(210mmでノートリ)




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ジョウビタキ♂

2016-12-19 20:00:47 | 
ジョウビタキ、
住宅地にも現れ、
よく目にする冬鳥の一つです。
雌雄で毛色、風貌が大きく異なり、
別の種のように見えます。


ヒタキ科ジョウビタキ、
10月末ごろにシベリアなどから渡来し、
日本各地に姿を現します。
その雄、顔面が黒色で頭部が銀髪のような白色、
胸から腹部は鮮やかなオレンジ色、
よく目立ちます。


人工物にとまることが多いジョウビタキですが
やはり小鳥は樹にとまるほうが絵になります。


ジョウビタキの雄、
すっかり葉も落ち、実も小鳥に食べつくされた冬の柿の木に
後ろ姿を見せてとまりました。


青空の中のジョウビタキ雄、
よく見ると脚も爪も黒色です。
とまっている木はネムノキ。


少しふっくらと見える個体、
棘のあるニセアカシアの枝にも平気でとまっています。


よくこんな人工物にとまり、
舞い下りて、昆虫類やクモ類などを捕食します。
肉食系かと思えば、木の実も好物なのです。

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アトリ

2016-12-18 20:00:43 | 
冬鳥、アトリをはじめて見ました。
アトリ、ウィキペディアには
「冬鳥として秋にシベリア方面から、主に日本海より山形県、富山県等に飛来し、
それから各地に散らばる。渡来する個体数は年による変化が大きい。」とあります。


よく行く親水公園、
その池の上の木に見慣れない小鳥が
十数羽の群をなして、動きまわっていました。
アトリ科アトリです。


水を飲みに来たのでしょうか、
何羽かが池に下りてきました。
みんな下りて来いよと呼んでいるようにも見えます。


小動物を思わせる可愛いしぐさ、
雌の個体です。


雄の個体、
雌に比べ頭部などが濃色のです。


群れから少し離れて木陰にいた一羽、
動きが少なかったのでこちらを向いた瞬間をねらって
シャッターを切って見ました。
アトリ、眼がパッチリ大きな小鳥です。
しかし、どの写真もピントがもう一つ、絵がもう一つ。
林縁の薄暗い場所、そして、スズメほどの小さな小鳥、
動きもあり、なかなかうまく行きません。
そうかと言って、近づくと逃げられてしまいます。
小鳥撮りはやはり難しい。



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12月の蝶

2016-12-17 20:00:39 | 昆虫
このところすっかり寒くなりましたが
12月9日は小春日の暖かい日でした。


公園の散歩道の広葉常緑樹に
ムラサキシジミが翅を開き、
美しい青紫色を見せていました。
夏はなかなか翅を開いてくれませんが、
冬のこの時期の暖かい日は、
葉面に出て、陽をいっぱいに浴びるべき翅を開くようです。


同じ日にほぼ同じ場所に見つけた
やはり翅を開いたムラサキシジミの雌、
カメラの設定はまったく同じですがこちらは紫というより青色です。
上と比べるとその色の違いは明らかです。


念のため、角度を少し変えて見ましたが
その青色は変わりません。
ムラサキシジミより翅表が青いムラサキシジミの仲間に
ルーミスシジミがいます。
関東では房総の森林に見られるそうですが
多摩にいるとは聞いたことがありません。


これも同じ日、
翅を広げたムラサキシジミの雄です。


上と同じ個体、
翅を少し閉じかけ、
青紫色がよりはっきりしました。


やはり同じ日、
道端に吹き貯まる落葉にヒメアカタテハ、
ムラサキシジミは成虫で越冬しますが
こちらは成虫越冬はできません。
最後の力をふりしぼり、飛びたちました。






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貨物機関車もおもしろい

2016-12-16 20:00:29 | 風景

武蔵野南線、
武蔵野線に続くようにして、
府中から鶴見まで延びる貨物専用のJR線、
ほとんどは地下を走る地下鉄のような路線です。
多摩川の鉄橋はその貴重な地上部分、
見ているといろいろな貨物機関車が通ります。
土手道に植物や鳥を探しに行ったのですが、
鉄道好きの孫との話題に機関車を写してきました。


車体に金太郎の絵と文字、
金太郎とかキンタと呼ばれるEH500形電気機関車です。
首都圏~北海道、主に東北本線を中心に活躍する
交流直流両用の2車体連結車、
金太郎の名のように力自慢の機関車とのことです。


金太郎があれば桃太郎もあります。
東海道・山陽線などの平坦地区で貨物をけん引するEF210形、直流電気機関車です。
東海道線沿いに住む、まだ漢字の読めない孫が
機関車を見ながら、「これ桃太郎」と教えてくれたことを思い出しました。


EF65形機関車に引かれた車体にHybridの文字の赤い機関車、
調べて見ると、HD300形、日本初のハイブリット機関車てす。
老朽化したディーゼル機関車の後継に、
排ガス削減などを考慮して、近年、開発された機関車だそうです。
ディーゼルエンジンを搭載していますが発電するのが目的、
蓄電された電力でモーターを動かし、駆動する仕組みになっているそうです。
この仕組み、ディーゼルとガソリンの違いはありますが
最近発売され、充電の必要のない電気自動車として
人気の日産ノートe-Powerとよく似ています。


青色の車体にBlue Thunderの黄色の文字、
直訳すると「青い稲妻」EH200形電気機関車です。
中央線などの勾配線区での使用を目的に開発された2車体連結の直流型電気機関車なのです。


少し古びて汚れていますが素敵な空色、EF66形電気機関車、
JRがまだ国鉄の時代に
東海道本線や山陽本線の高速貨物列車機として開発され、
寝台特急(ブルートレイン)のけん引にも活躍した直流電気機関車です。


少し遠くから臨む多摩川鉄橋と貨物列車、
機関車は桃太郎(EF210形)のようです。
手前の緑色の鉄橋が南武線、
武蔵野南線は南武線より高く造られています。


その南武線の電車、
府中から稲城へと多摩川を横切きり、
ここから左に曲がり川崎まで地上部をずっと走ります。
一方、武蔵野南線はここから地下に入り、
南武線とほぼ並行して川崎(鶴見)まで走ります。

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落ち葉池

2016-12-15 20:00:52 | 風景
落葉樹が一斉に葉を散らし、
公園の小さな池は落ち葉が景色を作っていました。


水に映りこむ竹の緑がどこか新鮮に感じます。


映りこみ葉と水の上の落葉、
ケヤキです。


少し大きな池、
水に映る虚像の緑と水の上の実像の緑があります。


小さな流れに沈む落葉のイロハモミジ、
紅、黄、オレンジと色々です。


これも水に落ちたイロハモミジ、
少し汚い葉もありますが
それはそれで自然の味合いです。


これも自宅近くの公園の人工的な池、
季節はずれの噴水に虹がかかっていました。
太陽が低くなる冬だからこその虹です。
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ツグミとシロハラ

2016-12-14 20:00:02 | 
ツグミとシロハラ、
いずれもツグミ科、
ロシアやシベリアなどで繁殖する冬鳥、
11月ごろに渡ってきます。


ツグミ(鶇)。
12月5日の多摩川河原にて、
今年の初見、初撮りです。


渡ってきた当初は林や山地に飛来し集団で生活しますが、
林や山に木の実が少くなる冬になると、
低地に下り、それぞれが単独で餌を探し、生きていきます。


そして、春4月ごろになると、
再び、群れをつくり、
北の国に戻っていきます。


12月になり、
河原や里に姿をよく見かけるようになりました。
冬鳥としては個体数は多く、
4枚とも異なる個体です。


ツグミ科シロハラ、
今年はまだ黄葉が残る中に見ることができました。
(12/8、稲城中央公園にて)


木の上より、
地上にいる姿を多く見ます。
落ち葉の中をかき分け餌を探します。


クスノキでしょうか、エノキでしょうか
黒い実を見つけました。
雑食で木の実も食べますが、
落ち葉や地面の中のミミズや昆虫を探して食べます。
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豆柿、老爺柿、渋柿

2016-12-13 20:00:21 | 花,植物
豆柿(マメガキ)と老爺柿(ロウヤガキ)、
いずれもカキノキ科、
小さな柿の実がつきます。


多摩ニュータウンの散歩道の街路に
小さな果実をたくさんつけた樹を見つけました(12/9)。


小さな実、柿によく似ています。
調べて見ると豆柿あるいは琉球豆柿、
この2つよく似ていて、果実を見ただけでは区別が難しいようです。
そして両者ともにシナノガキの別名を持ちます。


念のため幹を写しておきました。
ネットでの記載を見ると、
リュウキュウマメガキは、
「樹皮は灰褐色、成木では縦に浅く裂ける」
マメガキは
「樹皮は暗灰色。不規則に浅く裂ける」とあります。
縦に裂けているようにも思えますが-------、
よくわかりません。
いずれにしても豆柿です。


ロウヤガキ(老爺柿)。
中国原産の盆栽などにも使われる観賞用の柿です。
駐車場として使われている敷地に、
たくさんの実をつけていました(12/12)。


2,3cmほどの小さな実、
渋く、食用にはならないとのことです。


まだ葉が残っていた11月下旬のロウヤガキ、
当然ながら、柿の葉に似ています。


第二次世界大戦中に日本に入り、
平成になって一般に普及した新しい樹種、
観賞用だけに、美しい姿の果実です。
別名、ツクバネガキ(衝羽根柿)、
この姿を見るとその名に納得です。


12月中旬にも実がたくさん残っていた里山の柿の木(12/12)、
多分、渋柿でしょう、
ここまで熟すると甘くなるのかメジロ、ヒヨドリ、スズメが群がっていました。








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初冬、枝いっぱいの果実

2016-12-12 20:00:34 | 花,植物
12月、
落葉した枝にいっぱいの果実、
そんな樹を写して見ました。


トウダイグサ科ナンキンハゼ。
いつのまにか紅葉の葉が落ち、
裂けた果実の中から白い種子がたくさん顔を出していました。


センダン科センダン。
特徴のある2~3回羽状複葉が落ちると
黄色の楕円形の果実がたくさん残ります。
おいしくないのか鳥も好んでは食べないようです。


ヤナギ科イイギリ。
キリによく似た葉でご飯を盛ったり、
包んだりしたのが名の由来とのことです。
ブドウのように房状に紅い実がたくさんつきます。
見かけと違い、この実もあまりおいしくないようで
真っ赤に熟して、冬まで実が残ります。


フウ科モミジバフウ、
アメリカフウとも呼ばれます。
ついこの間まで美しい紅葉を見せてくれましたが、
その葉が落ちると、球形のイガイガの紅い実、茶色の実が現れました。


フウ科フウ、
こちらはタイワンフウとも呼ばれます。
高い樹の樹頂付近、黄葉の葉の中に
モミジバフウとよく似たイガイガの実をたくさんつけていました。
そのイガイガはモミジバフウより細く、柔らく見えます。
葉もモミジバフウが5裂に対しこちらは3裂、
トウカエデに似ています。


ニシギギ科ツルウメモドキ。
山野に自生し、庭木にも使われる落葉つる性木本、
黄色の果実が熟すると裂け、
中から紅い種が現れます。



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