行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

上谷戸のチョウゲンボウとカワセミ

2022-02-17 20:00:46 | 花と虫
2月4日の春分の日、
上谷戸(かさやと)親水公園にチョウゲンボウが見られ、
そして、カワセミ♂の姿がありました。
ここ上谷戸大橋の下では毎年春になると、チョウゲンボウが繁殖活動をします。


ケヤキの大木の上方の枝にチョウゲンボウの姿、
頭部の色、羽模様から雄の個体です。
雌が来るのを待っいるのか、
しばらくとまっていましたが、いつのまにかいなくなっていました。


ここはチョウゲンボウの繁殖地、
そのこともあり、
何年か前までは春になると数組のカップルが繁殖活動をしていましたが、
近年は周辺の環境悪化のせいか、その数が減少しています。
はたして、今年はここから何羽が巣立つでしょうか。


その上谷戸の小さな流れにカワセミ♂の姿がありました。


ここは12月~1月ごろまでは雌の個体がいましたが、
最近は見ません。
雌に代わって雄が縄張りにしたようです。


ここのカワセミは岸辺に積み重ねられた石の上にとまります。
そして、下の流れをじっと観察、川海老や小魚を捕食します。


親水公園内のカワセミですが、
とまるのが人工物ではなく自然石なので、絵になります。
カワセミもあまり人馴れはしていなく、すぐに逃げます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルリビタキ若

2022-02-16 20:00:49 | 
薬師池公園のルリビタキ(2/5)、
今年は若い雄がいつものように姿を見せてくれます。


現れそうな場所を覗いて見たら、
いきなり飛び出し、道横の低木にとまりました。
比較的近くによれるルリビタキ,
他に撮影者がいなかったので逃げられるぎりぎりまで寄って見ました。


一見ルリビタキの雌と区別が難しいのですが、
尾羽の青色の他、背部や側部の羽のところどころにうっすらと青味が見えます。
多分、当歳の若い雄です。


「悩めるポーズ」の若ルリビタキ。
ルリビタキの雄が美しい青色になるまでほぼ3年かかるとのこと、
小鳥の平均寿命が3年弱と言われているので、
そうですよね、そこまで生き伸びることはけっこうたいへんです。


手前にあった葉を前ボケに使って、
葉隠れ若ルリビタキ。


その若ルリビタキ、
地面に下り、すばやくミミズをくわえました。


ミミズをくわえてうれしそうな若ルリビタキ。
先ほどの「悩めるポーズ」に比べて眼が生き生きとしています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イケメンモズ君

2022-02-15 20:00:13 | 
2月の初旬、
梅園、林の中、河川敷にモズの雄を写しました。


梅の古木にモズの雄。
黒く太い過眼帯に鋭い目つきそして猛禽類のような鉤状の嘴、
精悍な顔立ちです。


紅梅の枝でかっこよく見返りポーズ、
姿形のよい、イケメンモズ君です。


林間のモズ。
こちらはやさしい顔をした雄です。


モズ(百舌)、
様々な声の複雑な囀りを行うことが百舌の名の由来、
開けた森林や林縁、農耕地、河川敷などに見られる鳥です。


河川敷のモズ♂。
灌木の細枝にとまり、お腹を見せての正面顔。
枯れ色の背景がよく似あいます。


その嘴から想像できるように、食性は動物食。
昆虫、節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類などを食べます。
樹上などの高所から地表の獲物を探して襲いかかり、捕食します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマガラ、シジュウガラ

2022-02-14 20:00:32 | 
オミクロン株の感染拡大と寒さで体調も今一つのこの頃です。
朝ゆっくり起きて、昼過ぎから自宅近くの公園を1時間ほど散歩、
小鳥が少ない今年ですが、それでも望遠レンズを抱えて出かけました。


木の枝でコツコツと音をたててヤマガラがいました。
顔をこちらに向けたときをねらってシャツターを。
黒、白、黄色の3色構成のヤマガラの顔、
正面から見ると、どこか滑稽で可愛らしい。


ヤマガラ(山雀)、シジュウカラ科ヤマガラ属に分類される鳥類。
山地から平地にかけて生息し、山地の高所に生息する個体は、
冬季になると標高の低い場所へ移動します。
食性は雑食、夏季は主に昆虫、蜘蛛などの動物質、冬季は主に果実を食べます。
堅い果実は後肢で挟み、嘴でコツコツと殻を突き破り、中身を食べます。


羽色は黒褐色と青灰色、腹部はオレンジ色です。


ヤマガラを写したのでシジュウカラを探して見ました。
個体数が多いので、いつでも撮れるとの思いから、
普段は積極的には撮りにいかないシジュウカラです。


シジュウカラ(四十雀)、
市街地の公園や庭などの平地から
標高の低い山地の林、湿原などに極く普通に見られる小鳥です。


上面は青味がかった灰色の中に黄緑色が入り、
よく見ると羽色のきれいな小鳥です。
動きも素早く、いざ撮ろうとするとなかなかレンズに収まってくれません。
雑食性、地表に下りて採食することもよくあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツグミ

2022-02-13 20:00:58 | 
2月初旬になって、
地上に下りたツグミの姿が見られるようになりました。


ツグミ(鶫)、
ヒタキ科ツグミ属の日本では冬鳥、
平地に来るものではもっとも馴染みの深い冬鳥です。
そのツグミも最近は数が減っているようで、
そう頻繁には見られなくなりました。


秋に北の国から集団でやってきますが、
やってきた当初は山地である程度の群で生活、
冬になり、山地に木の実などの餌がなくなると平地に現れ、
単独で生活をします。


このツグミ、春になり、繁殖地へ帰る時期になると、
同じ場所に集まり、集団化します。
そして群になって帰国するとのことです。
どのような手段で知らせ、集まることができるのか、いつも不思議に思います。


体色は頭頂から後頸にかけては黒褐色で背の羽衣は茶褐色から黒褐色、
喉から胸部は淡黄色、胸部から腹部は白く、黒や黒褐色の斑模様が見られます。


食性は雑食で、昆虫、果実などを食べます。
冬は草原、農耕地などの地上に下りてミミズや昆虫などを探す姿が良く見られます。


人が近づいたので、
地上から、近くの低木に一時避難しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕刻の散歩

2022-02-12 20:00:34 | 風景
2月9日、
この日は外に出ていなく、翌日の10日は雪の予報、
運動不足を考え、夕刻になり、散歩に出かけることにしました。
厚着をして、外に出ると、西の空がうっすらとピンク色、
小型カメラを持って行くことににしました。


ゴルフ場の上、
夕焼けの空に続いて、縞模様の雲が目をこきました。
子供のころ見た洗濯板を思い出させる雲です。


クジラ橋の欄干に上がって、
尾根幹線道と夕焼けと洗濯板雲をねらって見ました。


クジラ橋の下、
東京オリンピックのロードレースが
ここを通ったことを記念して、昨年造られたコーヒーとクロワッサンの店があります。
その手前に新しい稲城市キャラクター像が設置され、
尾根幹線を通る自転車ライダーの休憩地となっています。


夕焼けを追いかけて若葉台方面へ。
見晴らしのよい歩道橋に上がって西の空を見上げると、
夕刻の若葉台の街と丹沢の山並みそして夕焼けがきれいでした。


夕焼けの時間は短く、
見る間に赤色が失せて行きます。
若葉台のマンション群にもすっかり灯かりが灯りました。


帰宅道は尾根幹線を背筋を伸ばして速足で、
途中の坂道、ちょっととまって東方の都心の街灯かりを。
けっきょく40分ほどの散歩となりました。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トラツグミ

2022-02-11 20:00:34 | 
今年は寅年、どこかで見たいと思っていたトラツグミ、
近くの公園の竹林にいました(2/1、2/8)。


今年は鳥の姿が少ないと思いながら、
自宅近くの公園を散策。
普段はあまり行かない竹林横を歩いていると、
竹林の中にトラツグミの姿を見つけました。


ツグミ科トラツグミ。
一般的には漂鳥、夏は低山から亜高山帯で過ごし、繁殖。
冬は雪の少ない平地に現れ、林の多い公園などでも観察されます。


警戒心はツグミと同じほど、
近づくとあわてて逃げます。
しかし、遠くには逃げず、比較的近くの木の枝などに姿を隠します。


トラツグミ。
体長は30cmほどでツグミより大きく、
頭部から腰や翼などに黄褐色の黒く縁取られた鱗状の斑が密にあります。
この黄褐色の斑から虎鶫(トラツグミ)の名。


また、体の下面は白っぽい鱗状の斑。
ツグミと同じく、雌雄同色です。


食性は雑食、
林の地面で、落ち葉をかき分けながら、
土中のミミズや昆虫類などを捕食することが主ですが、
冬季には、木の実も食べるようです。


ずいぶん昔のことですが、
横溝正史原作の「悪霊島」という映画がありました。
その映画のキャッチコピーとして記憶に残るのが「鵺の鳴く夜は恐ろしい」。
その鵺(ヌエ)はトラツグミのことだそうです。
かつてはトラツグミは鵺(ヌエ)と呼ばれていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワセミと古民家

2022-02-09 20:00:00 | 風景
2月初旬の薬師池公園、
目的の鳥撮りもしましたが望遠を広角レンズに換えて、
公園の見どころの一つ古民家を写して見ました。


池のカエデにとまったカワセミ♀を正面から。
ここのカワセミは人馴れしていて近くによれます。
鳥撮りのカメラマンがたくさん集まりシャッター音をたてますが、
逃げずに同じ場所にとまっています。


少し場所を移動して、横から。


半逆光気味になりますがほぼ後ろから。
カワセミは背中の青色が特に鮮やか、
光が当たるとなおさらです。


公園の山道から、古民家。
公園には2棟の古民家が移築復原されており、
こちらは旧荻野家、江戸時代末期に医院兼住居として建てられたものとのこと。
家格の高さが感じられる古民家です。


縦撮りにして、旧萩野家に薬師池を入れた公園景色。


旧永井家。
17世紀後半に建築されたもの、
多摩地方に残されているものでは最も古い民家となり、
典型的な多摩丘陵地の農村家屋です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の水とオシドリ

2022-02-08 20:00:20 | 
立春が過ぎてもだ寒い日が多い今年ですが、
2月に入り、日射しは確実に強くなり、
池の水にも春の温み、輝きが感じられました。


オシドリが池の縁の樫の木の下、定位置に動かずじっとしていました。
すっかり人馴れをして、
すぐ近くによっても平然と池を見つめています。


そろそろ運動の時間か、やっと動きを見せました。
池に入りそうな気配です。


水の中で毛繕い。
嘴で羽のお手入れです。


日射しが強くなったせいでしょうか、
オシドリの動きがつくる水紋が
12月、1月とは違い、なんとなく春が近づいていることを感じさせます。


水に映る樫の木の影がオシドリの動きと風で
きれいな水模様に変わります。
日の光の具合がよく、
構造色のオシドリの緑、青、海老茶の羽色がいずれもきれいに出ています。


さらに日の当たる場所に移動、
水飛沫をあげていました。
羽の虫取りや掃除、気持ちよさそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月初日の散歩道にマンサクの花など

2022-02-07 20:00:40 | 花,植物
2月初日の散歩道、
マンサクの花が咲き始めていました。
そして、谷戸の野道にも初春の雑草の花が咲いていました。


マンサク科マンサク(満作、万作)。
紐状の黄色の花弁が開き始めていました。
春早く一番に花咲くので、
「まず咲く」からマンサクの名になったといわれています。


マンサクは日本固有種ですが、
よく似たものに、中国原産のシナノマンサクというのがあります。
マンサクに比べて、前年の枯れ葉がたくさん付いたままの状態で開花するとのこと、
写真はシナノマンサクのようです。


散歩道の紅梅、
野の梅は枝がごちゃごちゃして撮るのが難しい。
あえて幹から伸びた小枝についた花を写して見ました。


白梅もぽつぽつと花をつけていました。


谷戸の土道の日当たりに早春の草の花が開いていました。
オオバコ科オオイヌフグリ。
明治時代にヨーロッパより渡来した帰化植物、
早春に可愛い青い花をつけます。
現在では全国に広がり、どこにでも見られます。


アブラナ科ナズナ。
春の七草の一つ、ぺんぺん草や三味線草の別名があります。


シソ科ホトケノザ。
唇形の赤紫色の花をつけていました。
春の七草にホトケノザの名がありますが、
それはキク科コオニタビラコでこの草ではありません。
ややこしいですね。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする