行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

カタクリ乱れ咲き

2023-04-20 20:00:06 | 花,植物
3月20日の薬師池公園の山道にて、
カタクリ、キブシ、ミミガタテナンショウを。


今年はびっくりするほど開花が早く、
3月初旬にもう花が咲いてた薬師池公園のカタクリ保護地です。


3月20日、その保護地を覗いてみると、
あちらを向いたり、こちらを向いたり、
たくさんのカタクリが乱舞していました。


下から覗いてカタクリの花模様を。
この花模様は蜜標(みつひょう)、
昆虫を花に誘導する役割を担っているそうです。


ユリ科カタクリ属の多年草、
早春に地上部を展開して、
この辺りでは、例年、3月中下旬から4月に花をつけます。
スプリング・エフェメラルと呼ばれる植物群の代表的な存在です。


ミミガタテナンショウ(耳形天南星)も咲いていました。
サトイモ科テンナンショウ属、マムシグサの仲間です。
仏炎苞のふちが、耳たぶのように張り出していることからこの名。


キブシ(木五倍子)の不思議な形の花も咲き出しました。
キブシ科キブシ属、日本の山野に自生す雌雄異株の落葉低木です。
葉の展開前に開花、長さ4〜10cmの穂状花序に小さな黄色の釣鐘状の花を多数つけます。


その小さな花の中をマクロレンズで覗いて見ました。
多分、雄花です。




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ミツバツツジとトサミズキの咲く景色

2023-04-19 20:00:24 | 風景
3月20日は薬師池公園へ。
ミツバツツジとトサミズキとヤマザクラが公園を彩っていました。


標準ズームで花を開きはじめたミツバツツジを。


広角側でF値をあげて、
ミツバツツジの背景に春の池景色を写し込んでいます。


望遠側でミツバツツジと池景色を。
ミツバツツジはツツジ科ツツジ属の落葉低木、
種の固有名でありますが、近縁のミツバツツジ類の総称としても使われます。
花期は3~4月、葉が展開する前に、ピンク色の花が開き見事です。


トサミズキの黄色の穂状花がどの枝にもたくさんぶら下がっています。
そこにミツバツツジのピンク色を加えて見ました。


トサミズキはマンサク科の落葉低木、
早春,葉の展開に先立って黄色の花を総状に垂らします。
今年は咲くのが早く、もう花が終わりに近づいていました。
自生は土佐(高知県)の一部だけとのことですが、
庭木や公園木として広く使われています。


早くもヤマザクラが、
青空と雲を背景に広角レンズで見上げて見ました。


これもヤマザクラでしょうか、
今年はソメイヨシノより少し早い開花に思えます。
日本に自生するサクラの代表種、
花と若葉がほぼ同時に展開します。
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ガビチョウ、カワセミ、エナガ

2023-04-18 20:00:20 | 
3月中旬の谷戸の水辺にて。


水辺の灌木から、
カビチョウが2羽飛び出してきて、
キヨロキョロと周囲を見回していました。


午後の日が当たり、
画いたような白い眉斑がはっきりと浮かび上がりました。
画眉鳥(ガビチョウ)の名はこの眉斑が由来です。


もう一羽は水辺の杭にとまりキョロキョロ。
中国原産、ペット用に持ち込まれたものが、
籠抜けして、野生化。
繫殖力が強く、日本国内で増え続けています。


同じ水辺にカワセミ。
ときどき、この小さな流れに現れます。


3月までは小鳥を撮ることも考えて、
600mmの望遠ズームを抱えて歩いていました。
重く、不便なことも多いのですが、
やはり鳥撮りでは、有効です。


エナガ(柄長)にもレンズを向けて見ました。
しかし、このエナガどこか変です。
どういうわけか、
エナガの特徴であり、名の由来でもある長い尻尾がありません。


普通のエナガ、
体長の半分近くが尾部です。

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ミツバアケビとゲンゲの花

2023-04-17 20:00:03 | 花,植物
3月19日の谷戸の散歩道に
ミツバアケビが早くも花をつけていました。


ミツバアケビ(三葉木通)、
アケビ科アケビ属の落葉性つる性木本です。
アケビよく似た、甘く美味な果実をつけます。


花時期は春3月~5月、
葉腋から総状花序を垂れ下がるように付け、
濃紫色の花をつけます。


雌雄同株の木本、
花序の先端に雄花が10数個、基部側に大型の雌花が1〜3個つきます。
花弁はなく、花弁に見えるのは萼片です。


雄花は直径4〜5mmで雄しべが6個、
雌花は直径約1.5cmで円柱形の雌しべが3〜6個できます。


谷戸の春田にゲンゲが咲き出し、
さっそくミツバチが吸蜜していました。
マメ科ゲンゲ属の越年草(二年草)、レンゲソウとも呼ばれます。
花期は3~5月で花色は紅紫色。


葉腋から花茎がまっすぐに立ち、
先端に長さ1 cmほどの蝶形の花を10個ほど輪生状につけます。
その中に、珍しく蕊を見せている花を見つけました。


田んぼ横の藪にウグイスカグラ、
3月の最初に比べて、葉がしっかり成長し、
花数も増えていました。

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盛りのヨウコウザクラ

2023-04-16 20:00:21 | 風景
3月19日、
並木のヨウコウザクラが早くも盛りとなり、
ソメイヨシノが一分ほど花を開いていました。


尾根幹線の桜並木のヨウコウザクラ、
15日に車で通った時には一分、二分と咲き始めていました。


晴天の19日、
散歩の足を伸ばして尾根幹線の桜並木まで、
歩道橋の上からヨウコウザクラと車列を。


赤いバスを準主役にして一枚。
ī バス、稲城市のコミニュテイバスです。


歩道に下りて、ヨウコウザクラの花を。
幹につくものが花数が適当で写しやすく、まとまります。


ヨウコウザクラ(陽光桜) は日本原産の交雑種のサクラ、
アマギヨシノとカンヒザクラを交雑による栽培品種です。


同日(19日)、
街路のソメイヨシノも咲き始めていました。
これも青空を背景に幹についた花がいい具合にありました。


今年の東京のソメイヨシノの開花宣言(標本木は千代田区)は3月14日でした。
毎年、多摩地区はそれより少し遅れての開花になります。
そして、ヨウコウザクラよりも一週間近く遅れての開花となるソメイヨシノです。
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アンズの花

2023-04-15 20:00:42 | 花,植物
今年はアンズも早い、
例年だったらまだ蕾の3月19日、
花がもう盛りとなっていました。


何本か並んだ公園のアンズの木、
どの木も葉が展開する前の枝先に花を密集してつけていました。


アンズ(杏子)はバラ科サクラ属の落葉小高木、
アプリコットとも呼ばれます。


開花は3月下旬ごろ、
桜(ソメイヨシノ)よりやや早く、
葉の展開前に淡紅色の一重の花を咲かせます。


花は直径2.5~3㎝の5弁花、
花弁の先が円形で、花柄が短く、桜と区別がつきます。
また、萼は紅色で 、萼片が反り返るのも特徴です。


近くに咲いていた白い花、オオシマザクラです。
花柄が長く、花弁の先に切れ込みが入るのがサクラの花の特徴になります。


この日は暖かい春日、
アンズとはぜんぜん関係ありませんが
逆光の日の光にさらして、芽吹きの若葉を。
春らしい光玉がたくさんできました。

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ベニバスモモ、スモモ

2023-04-14 20:00:30 | 花,植物
3月15日、
ソメイヨシノに似た花、
ベニバスモモがソメイヨシノに先駆けて、
きれいに咲いていました。


栗畑の中、3mほどに詰められた木に
桜のような白い花が咲いていました。


ベニバスモモです。
バラ科サクラ属の木本、
花は一見ソメイヨシノかアンズのように見えます。


葉が赤茶色のスモモなのでベニバスモモ。
アカバザクラ(赤葉桜)の別名があります。


今年の2月、3月は暖か日が多く、
春の花はどの花も早い開花となりました。
東京のソメイヨシノの開花宣言は観測史上最速の3月14日。
温暖化で桜はもう入学式ときの花ではなくなったようです。


毎年、そのソメイヨシノより一週間ほど早く咲き出すベニバスモモ。
よく「もう桜が咲いた」間違えられる花と聞きます。


同日、近くにスモモも咲き出していました。
早口言葉に「すももももももものうち」というのがあります。
これを漢字とカタカナを交えて書くと「スモモも桃も桃のうち」、
とても読みやすく、言いやすくなります。漢字の必要性が分かる例です。
スモモもモモもバラ科サクラ属に変わりはないのですが、
花や果実は明らかに違い、スモモとモモは異なる種、
正しくは「スモモは桃のうち」ではありません。


3月19日のスモモの木、
4日間で枝いっぱいに花が広がっていました。
枝がよく分岐し、横に広がり、葉の付け根に白い花をたくさんつけるスモモの木です。
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青空と雲と木の花

2023-04-12 21:09:50 | 花,植物
3月15日は好天日、
青空を背景にして、春の木の花を写してみました。


枝いっぱいについたコブシの白い花、
青空に映えてきれいでした。


よく剪定され、紅い花をたくさんつけたヤブツバキを
青空と白い雲の中に入れて見ました。


ソメイヨシノのような白い花、
ベニバスモモが咲き始めていました。
その樹頂部分に白雲と青空を。


多分コヒガンザクラ。
枝にびっしりと咲いたピンク色、
青空を背景によく映えています。


ヤナギの新緑と白雲と青空。


この時期のヤナギの木、
尾状の黄色の花と薄緑の葉が合わさって黄緑色に見えます。


最後に青空を背景にサンシュユの黄金色。
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チョウゲンボウとサクラ

2023-04-11 20:00:55 | 
上谷戸に、今年もチョウゲンボウがやってきました。


3月15日、
望遠ズームを持って上谷戸親水公園に。


雄花の芽吹きはじめたシデの大木に
チョウゲンボウのオスがとまっていました。
盛んにメスの姿を探しているように見えます。


毎年、春になると、ここ上谷戸に現れ、
繁殖活動を行います。


チョウゲンボウはハヤブサ科、
小型の猛禽類です。
メスは褐色ですが、オスの頭部は青灰色、
羽毛は赤褐色で黒斑が見られます。
色、姿形の美しいチョウゲンボウ♂です。


同日、上谷戸親水公園、
カワヅサクラがすっかり葉桜になり、
換わって、コヒガンザクラが満開、
西日に輝いていました。


カンヒザクラ(寒緋桜)も花をつけていました。
中輪の一重咲きで、釣り鐘状の濃い紅色の花弁を
下向きに閉じたように咲かせるのが特徴です。
盛りが少し過ぎているでしょうか。
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街路のコブシとアカシデ

2023-04-10 20:00:25 | 花と虫
花曇りの3月13日
街路のコブシがいい花付きとなっていました。


街路樹のコブシが今年はどれもきれいに咲いていました(3/13)。


コブシ(辛夷)、
モクレン科モクレン属の落葉高木、
春、葉が展開する前に白い大きな花をつけます。


山林や日の当たる原野に自生しますが、
公園木や街路樹としてもよく使われます。
春の訪れを告げる代表的な花木です。


蕊と花弁の付け根がきれいな紅色のものがありました。


花弁が横向き、下向きそして上向き、
いろいろな方向を向いて咲くのもコブシの特徴です。


同日、歩道橋から見る街路に全体が紅い木がありました。
アカシデです。


冬芽から展開し始めたその雄花、
全体がきれいな紅色です。
アカシデはカバノキ科クマシデ属の落葉高木、
コシデ、シデノキ、ソロノキなどの別名があります。
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