ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

ひじきと大豆の炒り煮

2011年11月30日 | ごはん

一昨日の夕飯。買い物に行かなかったので有り合わせのもので作ることにしました。

こんな時にもっとも登場する定番は、やっぱりひじきの煮物。

最近いろんなところで作っていたけど、イベントとか教室の前は家では作らないようにしていました。家で普通に作ってしまうと、人様に食べていただくときになんていうのかなー、気持ちがくっとこめられないようなこわさを感じちゃって。大げさだけど。

でも、ほんとはごくごく普通に食べたいおかずなんだよね。

 

 

乾物だし、こんな時のために買い置きしちゃえるし、安いし、ミネラルも鉄分も豊富だし、おいしいし、家族みんなが好き。お弁当にも入れられる。

なんてスバラシイおかずなんやろ。

 

 

ひじきは私は乾燥を使います。もちろん、生ひじきでもいいんだけど。乾物はあれ?これだけ?っていうのが戻すとぐわんとたくさんになるじゃない。あれがうれしいの。なんか変かな(^^;)

 

水に浸けておいて戻ったらざるにあけて・・・ってのが定番だけど、私はいつも「おうちごはん」でお話しているように、中華鍋にそのまま入れてひたひたの水を入れてふたをして火にかけて、やわらかくなったらお湯を捨てて・・・。これだとざるにひじきがつまることもないし、ボールもいらないし。

いたって簡単でしょ。・・・って簡単に言うけど、頃合とかコツがあるのだ。ふふ。

まあ、何度かやってみるに限る。もしくは「おうちごはん」などに来て、実演をみてくださいませ(^^)v

 

 

 

ひじきをなたね油で炒めて、人参も炒めて、お水と濃口醤油と味の母とお酒を入れて煮ます。醤油と味の母(みりん)は同量くらい。

いつもはここで水じゃなくて大豆の戻し汁を入れるのだけれど、残念、最近忙しくしてたから、ゆでて冷凍して常備してるはずの大豆がない。ということは戻し汁もない。戻し汁は甘いから味の母(みりん)も少なくていいのだけど、今日は仕方ない。

と、水煮大豆の缶詰と細切りにした油揚げも加えます。

おあげは今日は京都の藤野の。これも冷凍して常備しています。ひじきにはとようけ屋さんのより、藤野のちょっと肉厚であっさりしてる方が合うと思うの。

おっと、干ししいたけも入れなくちゃ。いつものようにキッチンバサミでちょきちょきと小さく切って。

 

これでしばらく煮て、味見して、調味し直して。ちょっと塩を加えると味が締まります。

うーん、できたできた。缶詰だから、大豆がやわらかいけど、まあいつものとは別物ということで。

 

 

さて、どうかな、いつもとちがうけど、文句言われるやろか。ドキドキ。

 

 

ところが。

「おいしい!!」「いつもとちがうけど、なんか、妙においしい」「お豆が柔らかいけど、これはこれでおいしい」

うーん、なぜか大好評。

うれしいような。くやしいような。複雑。でも、おいしい!!って言われるとやっぱりそれだけでうれしいや(^^)v

 

と、一応写真を撮ったけど、ひじきの煮物っていつもいつもうまく撮れない。だから、ずっと書けてなかったけど、今日は載せました。

 

気合入れないで作ったからそれがよかったのかな。軽々とした気持ちで、何かのためではなくて、家族のためにただ作った晩ごはんのおかず。なんだかやさしい味になった気がしました。

 

 

それで、ってわけじゃないけど、一夜あけた昨日、こんな感じに詰めてみました。ひと晩置くとまたさらにおいしくなっててうれしい。

ちりめん山椒と、山椒昆布と、そして、このひじき。

詰めてたら、なんだかすごく楽しくなっちゃって、あー、なんかこうやってひじきとかお豆とかずっと毎日炊いて量り売りしてっていうおかずやさんいいなー楽しいなー、ってわくわくしちゃって。

割烹着きて対面販売とか、うーん、やってみたーい。でも、どこで。こんな住宅街のまんなかで売れへんやん・・・とかひとりで朝から盛り上がってしまいました。

 

 

あー、まずい、はよ行かな・・・って、これ持って出かけた先は・・・。

つづきはまたあらためて(^^)

コメント (2)
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