2021/06/19
ネットでおいしそうなご飯を見ると、いいなあと思うのです。
毎日の何気ないおかずでも、食器に気を使い、盛りつけを工夫すれば、こんなにおいしそうに見えるんだと、ちょっとした発見です。
考えてみると、うちには大した食器がありません。
食器は使っているうちに割れるので買い替えるのですが、いつの間にか白くてシンプルで、レンジOKで、割れにくいものばかりになっていました。肌触りがよくて、丈夫で使い勝手もよいのですが、変わり映えはしません。
これは去年、気に入って買った波佐見焼の皿とボール。
新婚当初に買った食器は、あまり使わなくなりました。
なんだかこうして見ると、レトロ感ありますね。悪くはないけれど、料理が映えないような気がしてきました。
食器にも流行があるんですかねえ。
たまには和食器を見に行こうと、台東区のかっぱ橋道具街に出かけました。
かっぱ橋には食器だけでなく、調理器具、包丁、食品サンプルなどの店が並んで、100店舗以上あるそうですが、見てまわるのも楽しい道具街です。
ちょっとしたスープ皿、煮物鉢、刺身を盛る皿など探してみたのですが、目移りばかりして、なかなか決められません。
食べ物をのせたらどうかな?と考えると迷います。
結局、買ったのは直径12㎝ほどの黒い皿。
黒い皿は持ってないので、ひとつあってもいいと思ったのです。菜っ葉のお浸し、煮物、漬物などが映えそうです。
とはいえ、家の食器棚は半端な食器で満杯、数が足りないわけではありません。
本当は新しいうつわはいらないのですが、あと何回、何千回、ご飯を食べて生きていくのかわかりませんが、その毎回のご飯を少しでもおいしそうに見せるのも、生きる楽しみだと思うのです。
頭の中で、うつわのイメージを熟成して、またかっぱ橋に行こうと思います。