2021/06/09
NHKEテレで、「趣味ドキ!本の道しるべ(2)」を見ていたら、歌人の穂村弘さんが出ていらっしゃいました。
穂村弘さんは、NHKラジオ深夜便で「ほむほむのふむふむ」という番組をやっていて、聴いたことがあります。朝4時の番組なので、たまにしか聴けませんが(聞き逃しサービスがありますが)、歌人らしく言葉の使い方や感性が新鮮で、とてもおもしろい内容です。
ほむほむのふむふむ ↓
https://www.nhk.or.jp/shinyabin/homufumu.html
さて、Eテレ「趣味ドキ!本の道しるべ」では、お気に入りの本や、本に対する愛を語っていらっしゃいました。
それを見ていて、私は自分のお気に入りの本って何だろうな、と考えたのです。
もちろん小説でお気に入りはありますが、そういうのでなくて、目で見て楽しい、素敵な本といったら・・・。
駒形克己さんの『かぜが はこぶ おと』という本が思い浮かびました。
2005年に買った本ですが、大切にしておいたので、きれいなままです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/9e/09a04d7d381078b7abaa894a70c12326.jpg)
この本はまず色が美しい。紙を木や鳥や動物の形に切って作ってあります。
めくっていくと、黄色い小鳥があらわれたり・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/52/a3a4f1bd035afa0046daee1c2d6766f4.jpg)
ひょっこり、牛さんが出てきたり。
とにかく、めくっていくのが、とても楽しいのです。
残念ながら、もう販売はしていないようです。上質な紙を丁寧に切って作った絵本です。もともと発行部数が少なかったのかもしれません。
駒形克己さんのことを、たぶん板橋区立美術館の展覧会で知ったのだと記憶していますが、すっかり気に入ってしまい、この他にも『みつけた!』という絵本も買いました。
この絵本にも紙に特徴があり、透けて見えてくるものはなにかな・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a4/298ba34a1e4fd51e503d88dcc5f131ba.jpg)
駒形克己さんはグラフィックデザイナーで、紙の扱いに工夫がありますね。
絵本では、『ごぶごぶごぼごぼ』が人気があります。
幼い子は、擬音、オノマトペが大好きです。美しい色づかいと、紙に丸い形に穴が開いていて、こどもが指でさわったりして遊べます。
『このいろ なあに』は色を知るための本。
最近はネットで欲しい本を買ってしまうため、書店に出向いて、好きな本を手に取って探すこともなくなりました。
お気に入りの絵本を取り出してみて、大切にしていた頃のことを思い出しました。