2023/10/28
10月3日に発売になった
『続・窓ぎわのトットちゃん』を
読みました。
10月15日に
黒柳徹子さんの話を書いたときは
まだこれが出版されていたことは
知らなかったんですよ。
たまたま永六輔さんの本を
読んでいただけだったのですけど。
その後、知人がトットちゃんの
続編が出ているよと教えてくれました。
1981年に出版された
『窓ぎわのトットちゃん』は800万部の
ベストセラーになっていますが
(世界全体では2371万部)
日本の教育界に最初にリトミックを取り入れた
小林宗作先生のことが書いてあるので
私にとっては大切な本です。
トットちゃんもトモエ学園で
リトミックをした様子が書かれているので
なにより興味深く貴重な描写です。
さて、そうして続編を楽しみに精読したのでした。
徹子さんの本は難しいことなど
少しも書かれていなくて
それでいて人生の指針となるようなことが
たくさんあります。
文章が簡潔でわかりやすいのは
女優としてたくさんの台本を読んできて
台詞を言ったり、朗読をする経験を通じて
わかりやすく伝わる文章というのを
体験的に知っていらっしゃるのではないかと
思ったりしました。
前の本にはあまりなかった
戦争体験が多くのページを割いています。
これはウクライナの戦禍で
悲しい思いをしている子どものことを考えたときに
自分の戦争体験を書こうと思ったと
インタビューで語っています。
本が出版された時は
まだイスラエル問題は始まる前でしたね。
戦争は誰も幸せにしない
悲惨で不幸なことなのに
世界のどこかでいつも戦争をしていますね。
八戸(諏訪ノ平)に疎開した話などは
徹子さんもこんなに苦労していたんだと
あらためて知りました。
お母さんの朝さんがとてもたくましく
生きている姿が書かれています。
そういうたくましさは徹子さんも
受け継いでいるように思います。
ここまでずっと第一線で活躍してきたのは
そういう体験があったからこその強さが
あったような気がします。
そして、人生の選択がやはり賢い人なんです。
クリスチャンの信仰も
関係しているかもしれませんね。
ひとつ、こんな話を引用させてください。
『徹子の部屋』のオープニングの曲は
もともと歌詞がついていたのだそうです。
作曲:いずみたく
詞:山川啓介
〈みなさんもぜひ、この歌詞を
「徹子の部屋」のあのメロディで歌ってみてください。〉
と徹子さんは書いています。
♪ 高い声を出すとき より目にならないように
笑うときはできる限り コロラチューラで
ワサビ カラシ コショウ などは控えめに~
煙草はとくにぜったい~禁物よ
お酒はこれはぜったい やめられな~い ♪
・・・・・・・・
あのメロディに当てはめて歌ってみたのですが
なんだか字数が合わない気がするのですが😝
当てはめ方が悪いのかな。
それにしてもあの有名なテーマソングに
こんな歌詞がついていたなんて
この本を読んで初めて知りました。