2021/10/19
本選の反田さん、もう胸熱でした。LIVEでは聴けなかったので、朝一番に聴きました。
正装で出てきた反田さんを見たときから、もう涙腺がうるうる。
私も予備予選からずっとショパンコンクールを追って来て、ここまでやってきた長い道のりを知るにつれて、その重圧、強い思い、惜しくも退いていった日本人コンテストタントたちの思いも背負っての登場だと思うと、ほんと、それだけで胸が熱くなるのです。もう親戚のおばちゃん状態。
ホールの後方から撮った会場全体と天井に輝くシャンデリアとステージに並ぶオーケストラ、正装で演奏するコンテスタント。コンクールというより、ほんとうに晴れがましい雰囲気。
ピティナ広報部さんのレポートによれば、「反田さんはこのオーケストラと指揮者のボレイコさんとは、まさにショパンの協奏曲第1番をツアーで共演した経験がおありだということ。」
これは大変な強みですね。お互いに呼吸もわかっている仲ですから。
演奏が終わる前からフライング拍手とブラボーが起こって、ほんとうに私も涙ぐみそうになりました。スタンディングオベーションの人もおり会場中が拍手喝采。
演奏後のインタビューでは、反田さん自身も「この1か月間ほんとうに長かったが、大満足の演奏ができた」とおっしゃって、会心の演奏ができたようですね。
私は「今までの努力が実ってよかったね」と声をかけたい気分にかられました。
反田さんはもう小林愛実さんのサポートにまわりたいとおっしゃっていました。同じコンテスタントですが、ライバルというより、お互いに目標を同じくする同志的存在なんですね。この言葉もすごいなあと感じ入りました。
そういえば、昨日、高坂はる香さんの現地レポートをLIVEで見たんですが、沢田蒼梧さんが出ていらして、こんなことを話していらっしゃいました。
「反田さんが練習室に来られて、ポロネーズが不安だと話すと、練習見てあげようかと言って、練習を見てくれた。ライバルというより、他のコンテスタントに優しい。自分の持っているものを分け与えてくれた」と。
単なる競争相手ではないんですね。ともに上がっていく仲間なんですね。
【沢田蒼梧さん・進藤実優さん特別出演】高坂はる香さんがショパンコンクールのファイナリストを紹介! ~ワルシャワの街から
1:04:23頃から (頭出ししたつもりですが、できているかしら)
2021ショパンコンクール~反田恭平さん本選演奏後インタビュー Kyohei Sorita Interview at Chopin Competition FINAL
私は2017年から4回、反田さんのコンサートに行っていました。
2017年10月には東京芸術劇場で、日フィルとのショパンの協奏曲第1番、第2番の演奏を聴いていたのです。
でも、その頃は反田さんがショパンコンクールに出場なさるとはつゆ知らず。あの頃から、もう準備を進めていたんだなと今になって思いました。
その時のブログ記事はこちら。
ワルシャワフィルハーモニーの管弦楽の音の響きのすばらしさ!
今回、You Tubeの配信の映像は鮮明で音響もよくて、ほんとうに臨場感があってコンサートが楽しめています。
20日(水)の25時(26日午前1時)から小林愛実さんの登場です。こちらを楽しみに待ちましょう
反田さんの動画がアップされましたので貼っておきます。
KYOHEI SORITA – final round (18th Chopin Competition, Warsaw)