2024/10/15
先週末、大学の卒業生の会が主催する
講演会に行ってきました。
テーマは
「今、音楽療法を捉えなおす ―家政学・児童学の観点からー」
講師は児童学科教授の根津知佳子先生。
オンライン参加もありましたが
私にはとても興味あるテーマなので
学校に出向きました。
学校に行くのは8年ぶりでした。
新しい建物ができたりして
学校も変わっていましたね。
学校も変わっていましたね。
卒業生の会の委員を6年間やったので
その当時は頻繁に学校に行きましたが
委員をやめてからは、すっかりご無沙汰。
その時の皆さんがまだ役員として
活躍していらっしゃいました。
久しぶりにお会いできてうれしかったです。
ここに詳しく書くことはできないのですが
講座の内容は興味深く
私にとってもリトミックのヒントに
なることがたくさんありました。
私は音楽療法も以前から興味があったのです。
静岡時代、知り合いのピアノの先生で
音楽療法の会を主宰している方がいて
アメリカからお呼びした
アラン・ウィッテンバーグ氏のセッションに
初めて参加して感銘を受けました。
それで、音楽療法に興味を持ち
その先生が主催する講座や
音大の夏期講習に参加していました。
数年前には、家からそう遠くない音大で
高齢者向けの音楽療法のピアノ実技を習いました。
懐メロの歌謡曲の弾き方などを習ったのですよ。
講演を聴いて
ふと気づいたことがありました。
音楽療法はセラピーであり
リトミックは音楽教育であるという
目的の違いがあります。
音楽療法はセッションそのものを楽しみます。
教えることが主体ではないのです。
リトミックは音楽教育であるという
目的の違いがあります。
音楽療法はセッションそのものを楽しみます。
教えることが主体ではないのです。
リトミックには教育の目的があり
私は正しいテンポや音階を教えることが
必要と思っていたけれど
必要と思っていたけれど
ベビーやシニアのリトミックでは
そんなことには捉われず、もっと自由で
音楽で応答できれば充分ではないのか
ということです。
楽しい時間を過ごすことで
それが精神や脳や身体の刺激になるのではと
あらためて気づいたのでした。
自分のペースに相手を巻き込むのではなく
もっと待って、もっと聴いて
相手のペースを引き出してあげる。
音楽体験に寄り添う。
それだけでいいのではと
あらためて感じたのでした。
音楽療法に使うたくさんの楽器が
前にテーブルに並べられ
鳴らすのも楽しい時間でした。
私も大きなバスのトーンチャイムを
鳴らしてみて
その低音の響きに魅了されました。